ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2023年10月

ジャパンモビリティショーに行ってきました。

もちろんお目当ては、今回マツダが発表したコンセプトスポーツカー、
MAZDA ICONIC SP
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とその前の日の水曜日プレスデイ初日、朝9時15分から始まったマツダのプレスカンファレンス。
カンファレンスが始まる前までは、ティザー画像でテール側だけ出ていたコンセプトカーはてっきり次期ロードスターコンセプトだとばかり思っておりましたが、
いざコンセプトカーのアンベールという時の後ろに流れる映像で
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ローターが映り、完全に思考回路が止まりました。
そしてアンベールして毛籠社長からの2ローター・ロータリーEV搭載のスポーツカーとアナウンスがあった時には椅子からひっくり返るほど度肝を抜かれた。
全くの予想外だった…。

その水曜日は定休日ですがどうしても仕事から手が離せなかったので、行きたい気持ちをぐっとこらえまして、予定通り木曜日の朝からビッグサイトに向かいました。


いの一番にマツダブースに向かい、間近で見るアイコニックSPはとにかく美しい…。
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こんなにぱっと見の一見から心を奪われるクルマは本当にすごい。
まさに一目ぼれってやつですね。

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ブースでお会いする広報さんたち皆さんに、『今回のジャパンモビリティショーはマツダが優勝!』とさんざん言ってきました。笑

そのくらいのインパクト。

そして、タイミングよくカメラマンの麻生さんの撮影枠に便乗させてもらい、アイコニックSPを間近で見ることが出来ました。
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当日はたくさんのマツダの方々とお話ししてきました。
都合5時間くらいはマツダブースに居たかも。
(ICONIC SPの予約票を探しましたけど見つけられませんでした…笑)

デザイン本部長の中山さんからは、『おっ変態来たね』と言われるのはいつもの通りですが(※知っている人も多いと思いますが、マツダで『変態』というのはお褒めの言葉です)、
今回このアイコニックSPのデザインをリードされた岩尾さんと初めてご挨拶させていただき、このアイコニックSPのデザインやマツダのデザイン理論などについてかなり長い時間お話を聞かせていただきました。
大変勉強になりましたし、RX-7・FDやICONIC SPがパッと見て、美しいとかドキドキワクワクする理由が理解できました。

とにかく岩尾さんのお話し聞いてると、マツダのデザイナーさんたちって熱心でマジ変態です。笑
細かいとことすべてに意味があるしすごく考えたうえで作り上げてきている。
賞賛しかありません。

あと、この特徴的で美しいドアの開き方の名称はまだ完全にこれというちゃんとした正式名称がないとのことで、今後かっこいい名称を命名してくださいとお伝えしました。
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エコ、エコと世界中で声高に叫ばれ、車を楽しむということが二の次三の次な車作りを強いられがちななか、電動化の中でも操ることの楽しみやワクワクする気持ちを大切にするこんな素晴らしいコンセプトカーを出してくるところが、実にマツダらしい。
マツダファンであることに誇りを持てます。

このICONIC SPを実現するには、マツダだけの頑張りだけでなく、この車が欲しい・乗ってみたいという皆さんの応援が必要かと思います。

発売するとなると、多くの課題があると思いますし、ロータリーエンジンも駆動もするのか・発電のみになるかどうなるか分かりませんが、発売までは妄想フリー。
みんなで大いに妄想しましょう。

自分的にはこのローターの形状が非常に気になってまして妄想が膨らみます。
-chv6qd

自分もこんな素敵なクルマが自分のクルマになることを夢見ながら、これからもマツダを支持と応援をしていきます。

前回のブログに書いた寄稿した記事の前編に続き、後編も公開されました。


ダイヤモンド・オンライン
マツダ“新型ロータリーエンジン8C”誕生で夢膨らむ、「スポーツカーへの搭載」はある?
https://diamond.jp/articles/-/330682

CAR and DRIVER ONLINE
マツダの新型ロータリーエンジン8C誕生でみえたカーボンニュートラル時代における夢とロマン(後編)
https://www.caranddriver.co.jp/business_technology/57358/


長い文章ですが苦笑、前編と一緒に後編もお読みいただけると嬉しいです。

8月末のMX-30・Rotary-EVと新型ロータリーエンジン8Cに、ロータリーエンジン工場の取材を基に寄稿した記事の前編が本日公開になりました。

ダイヤモンド・オンライン
マツダ「新型ロータリーエンジン」専用工場を見学!“匠”による手作り感は今も強かった
https://diamond.jp/articles/-/330681

CAR and DRIVER ONLINE
マツダの新型ロータリーエンジン8C誕生でみえたカーボンニュートラル時代における夢とロマン(前編)
https://www.caranddriver.co.jp/business_technology/57339/

前編と後編に分けて公開されます。
後編は明日10月18日公開です。

web記事ということで、文字数に捉われることなく、いっぱい書きました。

自分的には、特にRX-7やRX-8など現在ロータリー車に乗っている人やロータリーエンジンファンに、発電用エンジンとして生み出された8Cの存在意義やマツダの想い、8Cがあることによって得られる現ロータリーユーザーのメリットを少しでも分かってほしいなと思って書きました。

皆が大好きなRX-7やRX-8の13Bエンジンを生み出し成長させてきたマツダのREスペシャリストたちが長い時間をかけてこの新型8Cを生み出し、ロータリーを次世代へつないでくれました。

駆動はせずともこのロータリーエンジンを搭載するMX-30や8Cに少しでも興味を持ってもらって、ひとりでも多くのロータリーファンに、マツダや新型ロータリーの応援と成功を願ってもらいたいなと思います。

だいぶ時期がズレ込んでいますが、BAR11号用のRX-8後期サイドポート拡大加工エンジンがようやく完成。
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これまでノーマルエンジンのまま各地のサーキットで記録を出してきたBAR11号も、いよいよエンジンを載せ替えて筑波サーキット分切りに挑戦です。

ポートのスペック的にはこれまで出荷しているエンジンと同じスペックですが、いろんなところをギリギリまで攻めて作りました。

そして、これまで作ってきた筑波分切り用エンジンと同じく、ローター、ステーショナリギア、エキセンは、タフブラックコーティング品を投入です。
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黒いのはカーボン汚れじゃありません笑。黒いコーティングです。

今回ハウジングはすべて新品。
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ローターハウジングは入荷時期をずらした6枚から2枚をチョイス。
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測定の結果、最終的に選んだのは新しいロータリーエンジン製造工場で作られた新しいローターハウジングになりました。
測定してみると、新しいハウジングは前よりも精度が上がっていますね。
ベストなチョイスが出来ました。

初の後期レネシスエンジンでの分切りなるか!
期待大です。

エンジンだけでなく車両側も色々とやること多くて、さらにタイムアタックの日取りも決まっているので、かなり、か・な・り焦ってきております。苦笑

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