ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2015年09月

今日は遠路はるばるご来店。

なんと山口県から!
自走でご来店いただいたお客様の中で最西端の方です。

作業はエコプログラムの仕上げに、各部メンテナンス。

エコプログラムの仕上げって事は、実は先日もご来店いただきました~。
1ヶ月で2回目のご来店。
誠にありがとうございます!

ご自宅からリアルテックまでの往復でエコプログラムは終了したようでした。

さらに、帰りの道中にある国際サーキットを3コースほど走行しながらご自宅に帰られるようです。

まさにサーキットキャラバン、すげぇっす!

またのご来店お待ちしております。

今日は朝から一日雨がしとしと。
ちょっと鼻と喉の調子が悪いです。

さて、今日はご来店予定がなかったので、エンジン製作に勤しんでおりました。

部品洗浄・検品、ハウジングとローターのクリアランス測定、さらに軸受けのメインメタルとローターメタルのクリアランス調整まで。
イメージ 1
今回のメタルクリアランスは、ウチのRT-01使用前提の攻めたクリアランスにしました。
どんなオイルを使うか分からないときは、そこまで詰めません。

オイルの良し悪しは、メタルの状態にすぐでます。
悪いオイルですぐダメになる訳ではないですが、それでも詰めちゃうと油温も上がるし、磨耗も早い。

その点、RTシリーズやニューテックのオイルは極限まで詰めても問題なく高いパフォーマンスが出せる&維持できるんですよね~。

昨日の夜は、渋谷でメディア4耐のホリデーオート・ピンクパンサーチームの合同打ち上げ(反省会?)でした。

いつも通り、某ホリデーオートの某編集長は響きわたる声で大騒ぎ。笑

来年こそは優勝と行きたいもんですね!

ピンクさんチームもフジトモ先輩から勇ましいお言葉いただきましたので、来年はシングルフィニッシュに期待です。

だいぶ人数は減っちゃってますが、帰り際の様子は竹岡姐さんのブログからどうぞ。


さて、本日は定休日でしたが、祭日のため営業してました。

午後には、今シーズンにサーキットアタックに向けた足回りのご相談。

リアルテックデモカーに装着しているRX-8のニューダンパーに試乗を頂き、即決ご注文いただきました。
ありがとうございます。

そのうわさの完全オリジナル・ダンパーのご紹介はまた後日いたしましょう。

今日は昨日の続き。

エイトのサイドポート加工のインテークポートを全部仕上げました。

インテークは、6箇所+オグジュアリーポートバルブ2個の計8箇所と数が多く、
さらに拡大加工なので、削る量も結構多い。

ポート加工でエンジン軽量化しちゃうね!笑

エキゾースト同様ツルピカに仕上げました。

さらに、ポートじゃないところもちょいちょい加工して、ハウジングの加工は完成。
イメージ 1
なんだかんだで7時間ぐらいかかったなぁ。
体中が鉄粉臭いです。笑

世間的にはシルバーウィーク突入ですがリアルテックは元気に営業しております。

大型連休はいつもそうですが、通常ウィークエンドよりもご来店が少ないです。

みなさん、お出かけなんですね。笑

なので、預かり作業を進めます。


先日のRX-8レネシスエンジンのサイドポート加工を始めました。
イメージ 1
エイトのエンジンのサイドポート拡大加工の場合、うちでは削っていく順番があります。

より削りシロが少ないほうから順番に削ります。

よく言われることですが、エキゾーストポートは、その外周の近くまでウォータージャケットがありますので、
調子よく削っていくと、穴が開きます。苦笑

なので、インテークより先にエキゾーストポートのほうを削っていきます。


そのエキゾーストポートも4箇所ありますが、これにも順番があります。
リアサイド→フロントサイド→インタメの順番です。

何でかっていうとこれも理由は一緒で、穴が開くリスクが高いほうからです。

ハウジングの鋳型もそれぞれ違いますから、ポートからウォータージャケットまでの距離も違います。
より近いほうから削って行くって事ですね。

リアハウジングのポートがウォータージャケットに一番近い。
一番遠いインタメのエキゾーストポートとは、たぶん数mm違う感じです。

でも、ポートのタイミング形状を一緒にすればどれから削ったっていいじゃんって思いますが、
ポート形状で大事なのは、よく見るポートタイミングを決めるエンジン内部のラインだけじゃなくて、燃焼室からエキマニまでのポート内部の流れをいかに綺麗に、さらに4箇所揃えるかなんですね。

なので、一番厳しいリアサイドのポートで内部形状を決めて、フロントサイドとインタメのポートを同じに削るんです。
先にインタメで形決めちゃうと、リアを同じように削れないってことになりかねません。

失敗したら、ケガキからやり直しだからね。
ちなみに、『これ以上削ったら穴が開くからダメよテンプレート』も作って有るんですが、念のため慎重に行っています。

さらに、エキマニ側から刺さっているステンレスカラーもツルツルに仕上げます。
まあ、中古ハウジングなんで限界がありますが、出来る限り手を入れてます。


ってことで、本日エキゾーストポート4箇所完成。


明日はインテークです。

↑このページのトップヘ