ブログはだいぶ間が空いてしまっておりますが、その間も作業を進めております。
オイル通販もいっぱいオーダーいただいており、毎日があっという間です。
お預かりしていたRX-8は、当店に初めてのご来店。
ノーマル足から、マツダスピードのダンパー・スプリング交換・アライメント調整というメニューです。
ダンパーのマウント類・ゴムブッシュ類もできる限り新品です。
フロントのアッパーマウントシートのみ生産終了でした。
リアルテックで初めてアライメント調整など足回りの作業をするときにまず真っ先に確認することは、
フロント・ロアアーム
リア・ロアラテラルリンク、
トーコンリンク
のアジャストカムボルトがブッシュ内のカラーと錆で固着してないか、
ナットを緩めてボルトを左右に動かして回してみること。
これを一番最初に行います。
固着してると、アライメント調整ができませんからね。
RX-8は、デビューから今年で20年。そして、2012年生産終了から11年です。
どんな車両も10歳以上、一番年上はそろそろ二十歳。
その間、いろいろな状況や場所で使われてきたと思いますので、外装がきれいでもリフトアップして下回りを覗いてみたら錆びだらけなんてこともよくあります。
下回り・足回りは、雨水・泥跳ね・湿気、海の沿岸は潮風、冬季は塩カルなどを長期間浴びてますので、大なり小なり錆びてること自体はさほど珍しくありません。
今回のRX-8は17万km走行車で、今まで一度もアライメント調整した形跡がないので(ある意味すごい!)、案の定フロント・ロアアームの左側ボルトが固着してました。
さらに、スタビリンク全部と、左側タイロッドの調整部のロックナットも固着してました。
今回はボルトをバーナーで炙って、潤滑剤を吹き付けて、ロングスパナで左右にグリグリ力を掛ける。こんなことを何回も繰り返してようやく緩みました。
(最悪はブッシュとボルトごとセーバーソーで切り取りなのですが、そこまでせずに済みました。)
ただ無理くり回すため、その際ブッシュが一緒に動いてちぎれちゃうのでブッシュ交換が必須なことも多いです。
今回はユーザーさんのご意向もあり、全アーム交換になりました。
RX-8のアームブッシュは、フロントロアアームのみブッシュ単品設定があり打ち替えができますが、今回そのロアアームも交換するにはこの車両についていたアームに理由があります。
前期の初期はメーカーリコールがかかり、左右アームを対策品に交換してますが、
この対策とは、ナックル側のボールジョイントのサイズを一回り大きくしてボールジョイント脱落対策したのはご存じのとおり。
しかし、リコール対象外でも前期の半ばくらいまでは、ボールジョイント部がリコール対象アームと同じ小さいタイプが装着されています。(前期の後半から後期全車は新車から対策品です)
今回のRX-8は、まさに小タイプでした。
なので、距離も距離だし今後のことも鑑みてロアアームも交換となりました。
ロアアームの簡単な見分け方は、アームの真ん中くらいにある数字です。
1と2は小ボールジョイント、3が大ボールジョイントで現行対策品です。
ちなみに、前期と後期の違いはブッシュで硬さが違いで、アーム自体は同じもののようです。
そのロアアームは、前期後期とも先月上旬まで長期欠品との連絡でしたが、今回はちょうどよく出来立てほやほやがやってきました。
さて、新品アームの交換作業時に地味に面倒なこと笑。
それは、アームに貼ってあるラベル剥がし。
よくアームに付いた品番ラベルを剥がさずそのまま取付てある車両を見ますが、リフトで上げて下回り見たときに非常にカッコ悪いので、うちでは取付前にすべてきれいに剝がします。
(結構手間ですが、美しさ重視です。)
固着していたタイロッドナットも強力に固着しており、いつもなら潤滑剤吹き付けて時間を置いおけば動きますが、バーナーで炙りまくっても全然動かず。
それでも何回も繰り返してやっとナットが回った時には、シャフトの六角部もネジ山も傷んでしまったので、新品交換しました。
これでようやく本来の作業であるアライメント調整できるところまでたどり着き、おかげでしっかりアライメント調整できました。
オイル通販もいっぱいオーダーいただいており、毎日があっという間です。
お預かりしていたRX-8は、当店に初めてのご来店。
ノーマル足から、マツダスピードのダンパー・スプリング交換・アライメント調整というメニューです。
ダンパーのマウント類・ゴムブッシュ類もできる限り新品です。
フロントのアッパーマウントシートのみ生産終了でした。
リアルテックで初めてアライメント調整など足回りの作業をするときにまず真っ先に確認することは、
フロント・ロアアーム
リア・ロアラテラルリンク、
トーコンリンク
のアジャストカムボルトがブッシュ内のカラーと錆で固着してないか、
ナットを緩めてボルトを左右に動かして回してみること。
これを一番最初に行います。
固着してると、アライメント調整ができませんからね。
RX-8は、デビューから今年で20年。そして、2012年生産終了から11年です。
どんな車両も10歳以上、一番年上はそろそろ二十歳。
その間、いろいろな状況や場所で使われてきたと思いますので、外装がきれいでもリフトアップして下回りを覗いてみたら錆びだらけなんてこともよくあります。
下回り・足回りは、雨水・泥跳ね・湿気、海の沿岸は潮風、冬季は塩カルなどを長期間浴びてますので、大なり小なり錆びてること自体はさほど珍しくありません。
今回のRX-8は17万km走行車で、今まで一度もアライメント調整した形跡がないので(ある意味すごい!)、案の定フロント・ロアアームの左側ボルトが固着してました。
さらに、スタビリンク全部と、左側タイロッドの調整部のロックナットも固着してました。
今回はボルトをバーナーで炙って、潤滑剤を吹き付けて、ロングスパナで左右にグリグリ力を掛ける。こんなことを何回も繰り返してようやく緩みました。
(最悪はブッシュとボルトごとセーバーソーで切り取りなのですが、そこまでせずに済みました。)
ただ無理くり回すため、その際ブッシュが一緒に動いてちぎれちゃうのでブッシュ交換が必須なことも多いです。
今回はユーザーさんのご意向もあり、全アーム交換になりました。
RX-8のアームブッシュは、フロントロアアームのみブッシュ単品設定があり打ち替えができますが、今回そのロアアームも交換するにはこの車両についていたアームに理由があります。
前期の初期はメーカーリコールがかかり、左右アームを対策品に交換してますが、
この対策とは、ナックル側のボールジョイントのサイズを一回り大きくしてボールジョイント脱落対策したのはご存じのとおり。
しかし、リコール対象外でも前期の半ばくらいまでは、ボールジョイント部がリコール対象アームと同じ小さいタイプが装着されています。(前期の後半から後期全車は新車から対策品です)
今回のRX-8は、まさに小タイプでした。
なので、距離も距離だし今後のことも鑑みてロアアームも交換となりました。
ロアアームの簡単な見分け方は、アームの真ん中くらいにある数字です。
1と2は小ボールジョイント、3が大ボールジョイントで現行対策品です。
ちなみに、前期と後期の違いはブッシュで硬さが違いで、アーム自体は同じもののようです。
そのロアアームは、前期後期とも先月上旬まで長期欠品との連絡でしたが、今回はちょうどよく出来立てほやほやがやってきました。
さて、新品アームの交換作業時に地味に面倒なこと笑。
それは、アームに貼ってあるラベル剥がし。
よくアームに付いた品番ラベルを剥がさずそのまま取付てある車両を見ますが、リフトで上げて下回り見たときに非常にカッコ悪いので、うちでは取付前にすべてきれいに剝がします。
(結構手間ですが、美しさ重視です。)
固着していたタイロッドナットも強力に固着しており、いつもなら潤滑剤吹き付けて時間を置いおけば動きますが、バーナーで炙りまくっても全然動かず。
それでも何回も繰り返してやっとナットが回った時には、シャフトの六角部もネジ山も傷んでしまったので、新品交換しました。
これでようやく本来の作業であるアライメント調整できるところまでたどり着き、おかげでしっかりアライメント調整できました。