ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

タグ:自動車

昨日は定休日でしたが、筑波サーキットのライセンス走行枠でRX-8マツ耐号のシェイクダウンを行ってきました。
イメージ 1
気温は36~38度でとろけるような暑さでした。

走行中、レーシングスーツにヘルメットなドライバーはかなり暑くて大変だと思うでしょ?
でも、今年からレギュレーションでエアコンONを義務付けられているので、走行中はかなり涼しいようで、一番暑いのはピット側のほうでした。笑

シェイクダウンのドライバーは、今回耐久レース初参戦の某イケメンRX-8アタッカーです。
今年からドライバーの一人ないし二人には、ウチのお客さんのRX-8タイムアタッカーに乗ってもらう予定です。

さて、走行自体はトラブルなく、セッティングにも問題なく無事完了。

燃費も上限エンジン回転数を設けて、ギア比・ラップタイムとの相関関係も探れましたし、タイヤのエア圧もいい感じのところも探れました。

このマツ耐号は、5MTのスタンダードパワー・4PIエンジンです。
去年のハイパワー6PIエンジンに比べて、燃費がかなりいいです。
なので、去年よりレース上限回転数をかなり高くできるので、レース展開の幅は広がりそうです。
細かいセットアップは必要ですが、去年のMSV2からベースグレードに車両変更した狙い通りの結果になりました。

唯一気になったのは水温で、走行中は気温37℃で走行中は100℃くらいでずっとキープしてましたが、最低あと5度は下げたいところ。

なので、今日早速純正新品ラジエータに、リアルテックオリジナルの冷却塗料を塗って、ラジエータ交換の準備。
さらに人気のクーラント冷却強化剤・クーリングアクティベータをクーラントに混ぜて、次のテストに臨みます。
イメージ 2

今週水曜日にシェイクダウン走行を行うマツ耐号は、とりあえずサーキット走行できる状態まで完成しました。

足回りも、タイヤにあわせたアライメントに調整。車高は9cm厳守仕様です。
イメージ 1
そして、燃費に効くであろう後期RS用のフロアアンダーカバーも装着して純正チューン。
フロアに穴あけ・ナットサートを装着して取り付けました。
イメージ 2
ちなみに、レギュレーションで同一型式(RX-8ならSE3Pのみ)の純正パーツであれば、流用可能なので、
前期・後期、それぞれのグレードの中で、考えうる中で一番燃費の良くなるようにそれぞれのパーツを組み合わせて車両製作をしています。

そして、最大のキモである燃料の測定も燃料タンクを完全にカラにして、1Lずつ満タンになるまで給油して、純正燃料計とOBDの燃料レベルを正確に測定しました。
完全カラ状態から何リッター入れるとちゃんと燃圧掛かるのか・エンジン始動できるかも良く分かりました。
イメージ 3
イメージ 4
さらに、街乗りでできるだけ走行して、レース中の燃費のメインメーターにするインフォメーターの燃料・距離設定の校正も行い、テスト当日に臨みます。


毎日毎日暑い日が続き、とろけそうになりながらも作業しております。

今日は、ロータリーエンジンの洗浄メニューの定番となりつつある、ニューテック・エコプログラム をRX-8後期に施工しました。

エコプログラムは、
・燃料系統の洗浄剤 NC-221
・インテークから燃料室内を洗浄するカーボンクリーナー NC-121
・エンジンオイルフラッシング添加剤 NC-910
・燃料室の表面コーティング剤 NC-83
がセットになったものです。

今回は、ステップ1として、燃料タンクにNC-221注入、サージタンクからNC-121施工、オイル交換とともにNC-910添加を行いました。
イメージ 1

その後、1000~3000km走りながら汚れを落とし、仕上げにオイル交換とNC-83を注入して完了となります。
その時に交換するエンジンオイルは、RT-01がベストです♪


ちなみに、RX-8後期はMOPシステムが改良されたため、元々コンプレッションが低くなりづらいです。
なので距離の割りに低くなってしまうのは、だいたい燃焼効率が悪くて、カーボンが溜まってしまっているのが大半です。
(よっぽどへぼいオイルを使えば、MOPが良くてもシール磨耗はするので、そのせいでコンプレッションが下がることも有ります。)


なので、カーボンスラッジを強制的に洗浄するエコプログラムはかなり有効です。
NC-910やNC-83には金属修復効果もあるので、それも効きます。
NC-121はカーボンを非常に細かく溶かしながら落としていくので、REでも安心です。
(REに完全に対応している燃焼室カーボンクリーナーは、ニューテックのNC-121だけだと思います。)

走行距離4万キロでコンプレッションが低めなこのRX-8が、エコプログラムで何処までコンプレッションが回復するか楽しみです。

本日からリアルテック働きかた改革開始しました。
日中あまりに暑いので、通常より3時間早く作業開始。
気温の上がる昼前から3時ごろまでは、長めの休憩にデスクワーク。
そして、涼しくなる夕方から作業再開。
こんな感じで夏を乗り切ろうかと思います。
予約作業がないときだけですが、多少は楽に仕事できるかな。

さて、6月にナンバー登録以来、諸事情によりいったん白紙になっていたマツ耐参戦ですが、
予定通り8月18日の筑波戦から参戦することになりました。

白紙になってからはやる気を失いかけ7月前半はほとんど準備してませんでしたが…汗、
レースまで3週間を切り、来週のシェイクダウンに向けて急ピッチで車両準備中です。
イメージ 1
このRX-8は走行距離11万キロオーバーなので、足回りはアーム全交換、ダンパーは去年参戦したMSV2から流用です。
イメージ 2
イメージ 3
リアアームは新品ですが、フロントアームは隠しておいた笑程度の良い中古を使用しました。

年式的にフロントロアアームはリコール対象車じゃありませんが、ボールジョイントが小さいタイプが付いていたので、大型ボールジョイントタイプに変更。耐久レースも安心です。
イメージ 4
アーム交換ついでに5MT(ベースグレード)車の泣き所、デフのサイドオイルシールをオイルが漏れる前に対策で6MT用の耐熱性の高い方に交換しました。
さらに、デフマウントも後期用のちょっと硬いやつに交換。
イメージ 5

ブレーキも18インチホイール用の大型ローターが付いてましたが、軽量化のため、ベースグレードのローターにサイズダウンしました。
イメージ 6
そして、参戦コスト削減のため、タイムアタック号よりパーツを多々拝借しまして、流用です。

次は今回アップデートの目玉の作業に着手です。

FDの定番トラブル、リアステーショナリギアのOリング劣化によるオイル漏れの修理。

ミッション・クラッチなどを外していくと、たぶんどこかで一回ミッション脱着しているっぽい。

なんせ取り付け方がめちゃくちゃでした。

シフトレバーのブッシュは切りかき無視で取り付けてあって大きく変形しているし、
イメージ 2

ミッションハーネスも適当に繋いであって、
イメージ 3
イメージ 4
(見慣れない人にはわかりづらいと思いますが、本来ハーネスを止めるべきところで止めていればこんなたるたるになりません。仕上げはタイラップでグルグルにしてあったし…)
まあ、やっつけ感丸出しでした。

クラッチを外し、さらに進めていくと…、
イメージ 5
オイル汚れでドロドロになってるところに目がいきますが、

フライホイールナットには塗ってあるべきガスケットが塗っておらず、
ステーショナリギアについているオイルシール(本来オレンジなのがオイル汚れで真っ黒ですが)が1mmほど抜けてました。

なので、以前にここのオイル漏れの修理をしようとして、オイルシールだけを交換して元に戻したのかと。
そして、すべてを正しく取り付けず、とりあえず交換して組み立てただけ状態だったのかと思います。

ちなみに、ステーショナリギアのオイル漏れのほぼすべては、ステーショナリギアとリアハウジングの取り付け面をシールするOリングの硬化によるオイル漏れです。(真っ二つになってるのがOリングです。)

イメージ 6
オイルシールからは漏れません。(ここのオレンジ色のオイルシールはシリコンゴムで熱劣化に強く、傷さえつかなければ漏れるもんじゃないんです)

そして、抜いたステーションリギアを洗浄してみたら…、

エキセントリックシャフトの軸受けであるメインメタルの剥離がかなり酷く、エンジンブロー1歩手前でした…。
イメージ 1
どんなオイル使ったら7万キロ程度でこんなメタルのやられ方になるのか…。

(前に何べんも書いてますが、エンジン軸受けを守ることはエンジンライフにとって最も重要なことです。軸受けを守れるのはエンジンオイルしかありません。なので、エンジンオイルに求められる性能は軸受けを確実に守ることで、ここを見ればエンジンオイルの良し悪しがわかります。ウチのオイルがすごいのはこの油膜保持性能が圧倒的に良いところです♪)

急遽、メタルも新品に追加交換して、組み立てはきれいに正しい手順で取り付けました。
(きれいに取り付けた写真取り忘れてしまった…。)

エンジンオイルもウチのRT-01に交換しましたので、メインメタルの保護は完璧。オイルによるゴムリングの攻撃性の心配も皆無になります。

フロント側のメインメタル、ローターメタルも心配ですが、エンジン始動後は振動もなくきれいに安定しているので、このままRTオイルを使ってもらえれば、安心して乗り続けられるでしょう。

↑このページのトップヘ