ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

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カテゴリ: FC関連

GW・DAY2は、ローターからガスシール外し。
ローター自体は真っ黒に見えますが、燃焼室部分のカーボン量はさほどぶ厚くな距離相応な感じでした。
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すべてのガスシールを溝番号に合わせて専用シールケースに間違わないように収めます。
(このシールケース、もらい物なんですが由緒正しきケースなんですよ)

アペックスシールは、カーボンも少なくて固着もなく簡単に外れましたが、
コーナーシール・サイドシールはへばりついてて全然抜けてこず、CRC漬けにしてやっと外れる感じ。
そりゃ圧縮抜けるわ!笑

コーナーシールスプリングがこのFC後期の13B-Tまで針金タイプスプリングなので弾性力が弱く、浮き上がってこないのも苦戦した原因の一つ。
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ちなみに、このコーナーシールスプリング、ルマンを走ったレーシングロータリーエンジンも同じ針金タイプを使ってました。
エンジンが掛かってしまえば、シール底面には押し上げるガス圧が掛かるので、こっちのほうが抵抗が少ないからレースでは良いのだと思います。
調べたところによると、ルマンエンジンはスポーツキットと同じ、スポーツキットはSA22CやFC前期の市販エンジンと同じです。
つまり、コーナーシールスプリングは市販車用を使ってたことになりますね。

そして、ユーノスコスモからコーナーシールスプリングは板バネタイプになりました。
この方が弾性力が強く、ヘタリに強く、始動性が良くなってます。
RX-8ではサイド排気に伴い、さらに材質が変わってます。たぶん熱に強くなってるんだと思います。

以上、コーナーシールスプリングの簡単なお話しでした。

昨日までGW休暇で、本日より営業開始です。
ですが、緊急事態宣言も延長になりましたので、今月いっぱいまでは作業内容を自主的に制限しながらの営業を続けていこうと思います。
気を緩めず、乗り越えていきましょう!

さて、GW中は外出自粛でしたので、この時とばかりにFCアンフィニ3のレストア作業を集中して進めていました。
(合間合間で、庭でバレーボールとか縄跳びとか運動も欠かさず行ってました!)

GW・DAY1は、エンジンの分解。
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ちなみにこのFCは走行距離4.8万kmとFCにしては結構な低走行ですが、30年でその距離なのでほとんど停車している感じ。
元々700kpaあるかないかのエンジンコンプレッションでボロボロの外装とともに直す前提で15年前に買ってきて、東京から下妻までの移動で100km乗っただけ。
その後ちょっと置いといたらシールが固着したようで1箇所抜けてしまったので、直すならいつでもいいやとさらに放置苦笑
いよいよレストア・OHとなりました笑。
まあ、レストア開始と言ってからさらにまた5ヶ月くらい経ってるんですがね…。

補機は外せるところはすべて外して徹底的にバラバラにしていきます。
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このあと、付いているスタッドボルトもだいたい抜きました。
付いているガスケットはすべて黒色紙ガスケット。これが新車当時のオリジナル!
さらに、クランクアングルセンサーの封印もそのまま。今時、この封印を知らない人も多いことでしょう笑
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30年物のゴムホースは意外にもほとんど大丈夫でして、オリジナル尊重のレストアなのでそのまま再使用しちゃうかも。(燃料ホースは安全のため交換します)

補機を外し終えたら、そのままショートエンジンの分解。
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いい感じで汚い!綺麗にし甲斐がありますね。

フライホイールをくるくる回すと、リアの1箇所だけプラグホールから圧縮エアが出てこない。
ハウジングを外してみると、
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コーナーシールとサイドシールがへばりついてました。
1箇所抜けなので、サイドシールがおもな原因だったでしょうがね。
でも、貼り付いてただけで思ったより酷くなかった。そのままオイル入れてエンジン掛けてたら直ってたかもレベル。
しかし、ローターハウジング内はオイルがまったく付いてなく、まさにスーパードライ!
当時、どうせエンジンOHするからとオイル交換はせずにそのままでしたが、これならニューテックオイル入れときゃよかったな。ニューテックならこんなにドライにならないからね。

ということで、DAY1はエンジンを全バラして終了。
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最近ありがたいことにすごい忙しくて、FCのエンジン作業が進んでません…。


生産から30年経った我がアンフィニⅢですが、当時、FC買ったらとりあえずチューニング!みたいな時代には珍しく、エンジン関係にもまったく手が入ってませんでした。

チューニング形跡どころか、エアクリやターボ周りやラジエータ廻りなど各所ホースバンドの締める位置やクリップの位置など新車の位置のまま、メンテナンスやトラブルの修理・整備で外した形跡も全然ない感じ。だから低走行なのにエンジン調子悪くなってるんですがね苦笑

(なんでバンドの位置や向きとか分かるの?って思うかもしれませんが、ボクは当時からクリップの位置とか向きとかボルトの位置とかすごくうるさいやつだったんですよ。正規の位置からずらしてあると気持ち悪くて仕方ない笑)


さらにそれをよく表しているところが、スロットルポジションセンサー。

FC後期のスロットルセンサーはご存知のように、よく調整は必要ですし、新車装着のセンサーはよく壊れました。
距離を走れば、だいたいみんな1回は壊れたり、ブーストアップなどチューニングする前に交換してたりしてるはず。
ボクも数え切れないくらい交換・調整してました。

20数年前、18歳でFC買った時、最初に覚えたのはプラグ交換、その次にスロポジ・アイドル調整でしたね。


後期の補修品スロットルセンサーは、新車装着センサーでトラブルの元となった部分を対策(強化?)されたモデルに切り替わってまして、その見分け方は配線保護チューブの色です。


新車装着センサーが灰色、対策補修品が青色です。

ウチのアンフィニⅢは・・・、
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もちろん、灰色!
このスロットルセンサーは壊れてないので、オリジナリティ優先で再使用します。

新車のままのセンサー付けて走ってるのってあんまりいないだろうから、今時レアでしょうかね。
(18歳で買ったFC・GT-Xから外した壊れてない灰色スロポジも確かまだどっかにあるはず笑)

12月に入ってサーキットシーズン到来!
月末のエイトリアンカップなどに向けて、セッティング作業やメンテナンスの入庫が増えてきてます。
今年年内のデモカーの走行は無しにしましたので、ユーザーサポートに徹します。

FCアンフィニⅢのレストア作業もちょっとずつ進めます。

最初はエンジンからやっていきます。
とりあえず動くようにしたいのでね。

数年前に下ろしておいて、奥にしまっておいた(放置してた?)エンジンを引っ張り出してきました。
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エンジン自体は、うちに来たときからコンプレッションが700kpaあるかないかと低くなっており、さらにその後シールが固着したため、OHが必要です。

今回のOHは、新品部品をバンバン買ってきて交換して直すのではなく、新車当時のオリジナルにこだわりたいので、できるだけ部品を再利用しつつ、手間を掛けて美しく直していきます。

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分解用エンジンスタンドに固定して、早速ばらし開始…、

といきたいところでしたが、奥から引っ張りだしたことで工場内がごちゃごちゃしてしまったので片づけをスタート。
パーツも要るもの・要らないものと分けて、さらには新しい簡易作業台兼溶接機スタンドの設置をしてたら、タイムアップ笑

分解はまた次回。

作業スペースがちょっと広くなったからまあいいか。

サバンナRX-7・FC3Sの限定車・アンフィニ・シリーズって集中ドアロックがないんです。

昭和な時代のクルマを知ってる人なら分かると思いますが、集中ドアロックがないクルマは助手席の人が降りるときに内側のドアロックをした状態で、外側のドアノブを引いた状態でバーンとドアを閉めると、ドアロックされます。

FCって、それをやりすぎるとドアノブが壊れるんですよね。
なので集中ドアロックのないアンフィニは、ドアノブが飛び出た状態になって壊れてることが多かった。


ウチのアンフィニⅢも例に漏れずその状態でした。
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(画像よくみたら、キーシリンダーもひしゃげてるし苦笑)


新しいドアノブを…と思ってもシェイドグリーン・カラーのドアノブはすでに生産終了。

そこで、ブリリアントブラックはなぜか他の色よりちょっと安くて、まだ在庫があったので、それを早速取り寄せました。
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色塗っちゃえば一緒なので、外装を直す時に一緒にペイントして取り付けます。


もちろん、風情のあるオリジナルなままのレストアをしていきますので、後付け集中ドアロックなんて付けません。
助手席は普通にロックせずに閉めたあと、内側からロックします!
不便なところもそのクルマのオリジナリティと思って楽しまないとね。

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