ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

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カテゴリ: RX-8関連

一日中暑い中立ちっぱ・動きっぱで体が重い…。

しかし、そんな次の日はRX-8後期に『REAL-ize MASTER』のインストール&セッティングです。

燃調・点火・電子スロットル・メタポンなどなど各制御マップや各リミッター類や電動ファンの設定値変更などなどユーザーさん毎にお話を伺い、データを作り、クルマにインストールします。

が、REAL-ize MASTERはインストールするだけでは終わりません。



先ずはセンサーチェック。
チェックランプがつかないエラーコードもあります。
データを生かすも殺すもセンサー次第。重要ポイントです。

そして、データロガーを搭載して実走にて走行データの確認。
そのデータでA/Fが各回転・スロットル開度で適正かどうか・吸入空気量が適正に入っているか確認し、データが合うまで現車セッティング。

最後にもう一度センサーチェックして、エラーの確認と書換を行ったことによるCANのエラーコードを消します。

そして、納車になります。


ちなみに、今回は2回くらい書き換えで合いました。
だいたいいつもこのくらいですね。
結構気にくわないところが出てきます。


RX-8は、あるポイントのパーツを換えていることで、燃調が変わってしまい、パーツの性能が大幅に変わるとマップの読む位置も変わり、セッティングも変わってきます。
細かく見てみると、どこのパーツを取ってみても多少の違いは必ずあります。

パワー系のパーツも各社多く発売されてますから、その組み合わせも無限とあります。(言い過ぎか)
その組み合わせ全部にピッタリなセッティングを作っておくのは不可能ですから、現車で走行確認が必ず必要です。


確かに、こういう風に表現したいというセッティングのオリジナル吊るしデータを作ってインストールするだけでも体感は可能でしょう。
しかし、それがあなたの車のベストなセッティングか?ということとはちょっと違ってきます。


クルマのもてる性能を最大限に発揮するのが、コンピュータセッティングの商品価値です。
もしクルマにセッティングがあってなかったら、大きなお金使てもらった意味ないですからね。


また、コンプレッションでも変わりますが、ノーマルエンジンなら意外にあんまり変わりません。
エンジンがかかるコンプレッションならOKなもんです。(もともとそんなに高くないから???)
ノーマルに近ければ近いほど、的中しやすいですが、的中回数は…、少ないですね~。

ここまでやって値段は据え置き。


あなたのRX-8の持っているベストなパワーを実感してもらいたい。
そう思って作ってます。
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しかし、後期のエイトはロガーデータを見ているだけで面白い♪
どんだけ見ても飽きません。

今日は予定の作業がなぜだか早く片付いてしまったため(笑。ちゃんと書きましたよ!)、前からやっているスロットル制御マップのセッティングの続きを。

スロットル制御とは何ぞやというと、

昔はアクセルワイヤーをスロットルボディにつないでアクセルとスロットルバルブをリンクさせて開閉していましたが、最近主流の電子スロットルではアクセル開度をセンサーで拾って、その開度や走行状態でスロットルバルブをモーターで開閉しています。
その角度はコンピュータの指令でコントロールされており、コンピュータデータにはスロットルの制御ベースマップが存在します。
もちろんRX-8も電子スロットルですね。(知ってるか…)
(脱線:ということはアクセルを踏んでも、コンピュータが開けない!といえば、スロットルバルブは開きません。エイトのフェールセーフはそれを利用して、異常時エンジンに負荷を掛けないようにしています)



ぶっちゃけ、そのスロットル制御マップをどう仕上げるか悩んでいます。

ここのセッティングって、A/Fや点火タイミングのように、こういう風に合わせれば良いといったモノではなく、アクセル開度と実際の加速をどうリンクさせて体感的に乗りやすく・運転しやすくするかのフィーリング・セッティングなので、マジ難しいのです。

なんせ、どういうフィーリングを好むかは一人一人違ってきます。
あの人はこういう風なのがよくても、この人はダメだったり。
これ!ってのがないので時間がかかります。(かけてます。かな)

ちなみに勘違いされやすいのですが、これをどういじろうとパワーアップは全くしません!
スロットルバルブは全開以上開きませんからね。
スロットルの通過出来る空気量はかわりません。
アクセルを踏んだ時にその開度に応じて、どうスロットルバルブ開度を合わせこむかということだけです。(これでわかるかな?説明むずい…)


で、この前データを解析したときにノーマルデータがどういう意図でこういう風に設定しているのか考察しました。
メーカーらしく巧いこと作ってあります。
つくづく感動。

そんなデータですが、ユーザーさん毎にお好みフィーリングに合わせられるようにセッティングします。

今日は、この前作ったデータを一回リセットして、再度新たにデータを作り直しました。

たまに一回リセットというのは大切です。新たに作ることで前のデータで見えてこなかったことが見えてきたりします。

あれこれ仮説を元に何個かデータを作り検証。
この前バッチリ解析・解読したのでね。
いかようにも出来たりします。

何回かデータ作って~クルマにインストールして~走って~を繰り返し、これいいかな~というデータが出来ました。


本日の最後にウチの敏腕マネージャーにブラインドテスト。
ノーマルデータや前に作ったデータを含めた4つのデータをどれをどういう風にしたかを全く教えず、同じコースを普通に運転してテストしました。

結果は意外にもあんなことに!
アレが一番いけてると思ったのにな~。
ブラインドテストは面白いもんですね。

結論。
特徴を持たせたデータを数パターン作りました。
ユーザーさん毎にお話をお伺いしながら、それぞれにあったデータを選びます。
実際に乗ってもらってフィーリングに合わなければ、合うまで無料にて修正します。

こんなんでみなさんいかがですか?

REAL-TECHオリジナルコンピュータ
『REAL-ize(リアライズ) MASTER』
は、このスロットル制御マップの適正化が標準装備です。 
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今日は、朝から夕方までご来客で一日中しゃべってました。

夕方(と言ってもほぼ夜)から、重作業してもしょうがないので、
ちょいちょいとPCを叩けば出来るエイトのコンピュータの検証をしてました。

ちょっと前に見つけといたアクセルマップであろうマップの確認です。

試しに、アクセル開度の大きいところをスロットル100%、それ以下の開度の時にはプラス10%ぐらいスロットルが開くようにデータを書換。

そして、試走。

うわっ!メッチャ変わった!!!

はい、発見!
ここだここだ!!!

アクセルを大して踏まなくとも、スロットルが100%開くようになりました。
しかし、ちょっと乗りづらい。


今度はもっと下からスロットルが大きく開くように書換。

うわっ!めちゃめちゃ乗りづれ~!
ちょっとアクセルを触っただけで、デフがやけにワインドアップしてドッカンドッカン…。

感覚的にはいつもと同じ踏み込み量なのに、よりスロットルが開くので、加速がよくなった気がします。

しかし、ただの気のせいです。
実際クルマが速くなったわけではありません。

かえってアクセレーションがすこぶる悪くなり、急発進しそうでアクセル操作に気を使います。

やはり、ノーマルのデータが一番違和感なく設定してありますね。
そりゃそうだ。


しかし、巡航している時の開度・回転数の部分を多少平坦な数値に書き換えてあげると、ラフアクセルを減衰して燃費がよく出来るかもしれませんね。

さて、もっとテストしてみよう!

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