ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

カテゴリ: リアルテック日記

明日は年内営業最終日ですが、朝からタイヤサポートで早朝から筑波サーキットです。
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タイヤサポートも2023年ラスト。
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タイヤホカホカサポートしているBAR11号は、11月のシェイクダウンから12月中も精力的にタイムアタックしておりますが、ベストタイムは更新しつつも、目標である筑波分切りは未達成。
ここから分切りまであとコンマ数秒が一番長くかかるんですよね。

誰しも筑波分切りって簡単じゃないよね。
後期ならではの重量ハンデもあるし。

明日はどうなるでしょうか。
頑張ります。

なお、リアルテックの年末年始は、12月27日~1月5日までお休みいただきます。
オイル通販の年内出荷は、明日26日入金確認分まで、出荷は27日になります。
2024年年明け出荷開始は1月6日からになります。

9月の新型発表日に予約注文しました、MX-30 Rotary-EV Edition R を昨日お迎えに行きました。

今回は、いつも当方RTオイルを取り扱いいただいている関東マツダ様にて購入しました。

最短納車日が12月17日ということで、前日まで作業スケジュールの段取りをして、夕方無事に板橋本店に到着。

さすがは関東マツダ本店、納車専用部屋はとても豪華でおもてなし感満載です。
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ナンバーはいつも通りエンジン排気量。搭載されている1ローター8C型の排気量にちなんで『830』です。

すでに先月マツダのメーカー試乗会で乗ってきていますが、納車時の使い方説明という新車を買った時にしか出来ない儀式もしっかり行っていただき堪能してきましたよ。

取材会やイベントで見せていただいた、Edition R専用のキーフォブも自分のものとなると一気に高揚しますね。
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これから、このMX-30で新しいロータリーEVの世界を勉強していきたいと思います。
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まずは、各部データ取りからです。
新車だし、ゆっくりやっていきます。

長い時間かかってしまいましたが、RX-8後期スピリットRで筑波分切りを目指すBAR11号がようやく完成しました。

作業は、サイドポート拡大エンジン、ミッション、LSD仕様変更などドライブトレインすべてにダンパーOH、その他諸々やりました。
昨シーズンから全体にわたる大幅変更でしたので、手を入れた箇所も多いためチェックも入念に時間をかけて行いました。

そして、納車後そのまま筑波サーキットにてシェイクダウン走行。
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一緒にうちの新サポートカーもシェイクダウンです笑。
走行まで時間もないので、タイヤは天日ウォーマー。

20分2本走行して、各部動作に問題ないか、漏れがないか、コンピュータセッティングの確認もしてきました。
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この日は、この時期のわりに非常に暑いのでチェック走行にはもってこい。

結果、すべて問題なし。

コンピュータセッティングは、セッティング用につけたモニターをGoproで撮り、走行時の動画を全部確認しましたが、気温23~24度くらいの部分は事前のセッティング時と変わらず全く問題なくOK。
次回気温が下がったところでさらにセッティング確認して、修正点があれば現地修正していきます。

しかし、走行中のエンジンデータを見続けちゃうと、パーシャル領域とかもっとガンガン突きつめたいとか思っちゃうけど、純正コンピュータだと合わせ込むのに手間がかかりすぎて非常に大変なので、まずは全開領域をきっちり合わせましょう。

ダンパーは製作から8年ぶりにOHしましたが、かなり良くなりました。もっと早くやっておけばよかったかしら。
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LSDの仕様も問題なく、安心しました。
そうそう、今回デフマウントをスーパーナウさんの軽量タイプのテスト品を付けました。
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これまでのウレタンのものより軽い!

さらに、今回初のHDP放熱&断熱コーティングもエアグルーヴ(断熱)とラジエータ(放熱)に行いましたが、かなり効果あり。
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この車両はエアコンレスとはいえ、気温23度で走行中は水温84~86℃くらいで安定、ピークは一瞬89℃まで上がったくらいで、アクセルを緩めればすぐに81℃まで落ちるという冷えよう。すごい。
これならラジエータ電動ファンも作動せず、電気負荷もかからず走れます。
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エアフロで測る吸気温度もコース上に出てしまえば外気温と全く一緒の23℃でピットインまで上がらず常時走れるという安定感。
素晴らしい。
HDPコーティングも今後テスト検証を続けていきます。

とりあえず一安心。

これでお待ちいただいているご予約作業を順に進めていきます。

BAR11号の12月走行に向けて急ピッチでエンジンとそのほかの作業を進めております。

OHしたてのエンジンと新品ミッションの慣らしもこちらの都合により自分が一気に行い、3日で終わらせました。
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慣らし用に追加メーターを簡易的に取付。
このお安いOBDメーターも、有名メーカーのものにはない排気温度とエンジン運転時間の表示が出るので結構便利です。
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画像からエンジン吸気温度と外気温との差が少ない感じです。
それは、
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HDP断熱コーティングしたエアグルーヴを付けたからかな。
カーボンの蓋は社外のカーボンボンネットのダクトカバーにこすれて傷だらけだったので、カーボン地のほうを塗ってます。
こちらのコーティングの検証はこれからですが、今のところ街乗りとアイドリング状態ではコーティングなしより吸気温度は安定して低い感じなので効果は出てますね。

エンジン慣らしから戻ってきてからは、お預かりFDのフルピロ作業を進めつつ、デスクワーク。
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たくさんオーダーをいただいているオイルも出来るだけ早くお届けするため、出荷作業も欠かさず行っております。

毎日早朝から夜まで休みなくやってます。
完全に一人ブラックなリアルテックです。苦笑


といいつつ、明日3日午後から5日日曜日まで出張のため、店営業とオイル出荷はお休みとなります。
メールの返信も時間かかりますので、ご了承ください。

ジャパンモビリティショーに行ってきました。

もちろんお目当ては、今回マツダが発表したコンセプトスポーツカー、
MAZDA ICONIC SP
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とその前の日の水曜日プレスデイ初日、朝9時15分から始まったマツダのプレスカンファレンス。
カンファレンスが始まる前までは、ティザー画像でテール側だけ出ていたコンセプトカーはてっきり次期ロードスターコンセプトだとばかり思っておりましたが、
いざコンセプトカーのアンベールという時の後ろに流れる映像で
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ローターが映り、完全に思考回路が止まりました。
そしてアンベールして毛籠社長からの2ローター・ロータリーEV搭載のスポーツカーとアナウンスがあった時には椅子からひっくり返るほど度肝を抜かれた。
全くの予想外だった…。

その水曜日は定休日ですがどうしても仕事から手が離せなかったので、行きたい気持ちをぐっとこらえまして、予定通り木曜日の朝からビッグサイトに向かいました。


いの一番にマツダブースに向かい、間近で見るアイコニックSPはとにかく美しい…。
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こんなにぱっと見の一見から心を奪われるクルマは本当にすごい。
まさに一目ぼれってやつですね。

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ブースでお会いする広報さんたち皆さんに、『今回のジャパンモビリティショーはマツダが優勝!』とさんざん言ってきました。笑

そのくらいのインパクト。

そして、タイミングよくカメラマンの麻生さんの撮影枠に便乗させてもらい、アイコニックSPを間近で見ることが出来ました。
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当日はたくさんのマツダの方々とお話ししてきました。
都合5時間くらいはマツダブースに居たかも。
(ICONIC SPの予約票を探しましたけど見つけられませんでした…笑)

デザイン本部長の中山さんからは、『おっ変態来たね』と言われるのはいつもの通りですが(※知っている人も多いと思いますが、マツダで『変態』というのはお褒めの言葉です)、
今回このアイコニックSPのデザインをリードされた岩尾さんと初めてご挨拶させていただき、このアイコニックSPのデザインやマツダのデザイン理論などについてかなり長い時間お話を聞かせていただきました。
大変勉強になりましたし、RX-7・FDやICONIC SPがパッと見て、美しいとかドキドキワクワクする理由が理解できました。

とにかく岩尾さんのお話し聞いてると、マツダのデザイナーさんたちって熱心でマジ変態です。笑
細かいとことすべてに意味があるしすごく考えたうえで作り上げてきている。
賞賛しかありません。

あと、この特徴的で美しいドアの開き方の名称はまだ完全にこれというちゃんとした正式名称がないとのことで、今後かっこいい名称を命名してくださいとお伝えしました。
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エコ、エコと世界中で声高に叫ばれ、車を楽しむということが二の次三の次な車作りを強いられがちななか、電動化の中でも操ることの楽しみやワクワクする気持ちを大切にするこんな素晴らしいコンセプトカーを出してくるところが、実にマツダらしい。
マツダファンであることに誇りを持てます。

このICONIC SPを実現するには、マツダだけの頑張りだけでなく、この車が欲しい・乗ってみたいという皆さんの応援が必要かと思います。

発売するとなると、多くの課題があると思いますし、ロータリーエンジンも駆動もするのか・発電のみになるかどうなるか分かりませんが、発売までは妄想フリー。
みんなで大いに妄想しましょう。

自分的にはこのローターの形状が非常に気になってまして妄想が膨らみます。
-chv6qd

自分もこんな素敵なクルマが自分のクルマになることを夢見ながら、これからもマツダを支持と応援をしていきます。

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