ロータリーエンジン一筋!REAL-TECHブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のブログです。 RX-7・RX-8などロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニングをはじめ、ロータリーエンジン研究家としても活動しており、ロータリーエンジンの高効率化を日々探っております。

カテゴリ: FD関連

昨日のことですが、FDの純正キーレスが動かなくなったので、点検入庫。 
オーナーさん自ら電池を替えたけど、改善しないので見てくれってなりました。

まずは、リモコンを開けて、電池が正しく装着されているか確認、OK。
(たまにあるんです、ボタン電池が逆さまってことが)

で、車体側の確認です。
純正なんで、変な取り付け方してないだろうと思っても、ドアトリムはちゃんと外して各部装着具合の確認、OK。

さあ見た目では何もないぞって事で、次はどうしようか。
ドアトリムを外したので、試しにドアに付けてあるコントロールユニットにトランスミッター(リモコン)を再登録を試みるも、登録モードには入りますがトランスミッター登録が何回やっても出来ない。


その登録モードの時に、コントロールユニットとドアロックアクチュエータは動いているので、そのふたつとドアロックリレーは問題なさそう。

ってことは、トランスミッターが元凶っぽい。


と、ここでデモカー用に取っておいている新品キーレスエントリーセットの箱をあけ、中のトランスミッター(リモコン)を出して、車両のコントロールユニットに登録してみたら…、

ビンゴ!!!

バッチリ登録できて、ドアロックの解除・施錠の動作もOKになりました!

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その後、マツダパーツに在庫と値段聞いたら、まだ単品新品があるみたいなので、そのままそのトランスミッターをお買い上げいただきました。
デモカー用コレクションがあったからこそ、早急なトラブル解決に繋がりました。

これぞ専門店で純正パーツコレクターの強みです笑


でも、トランスミッターだけで税込7000円オーバーとは…。

今日もマニアネタ。
今回は、RX-7(FD3S)最後の限定車、スピリットR について。

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(画像:マツダ㈱より)


先日あるところでスピリットRの話しをしててちょっと気になってしまい、当時の生産状況を調べてみました。
せっかく調べたんでちょっと書いてみようかと。

スピリットRの意外な事実もありましたが、詳しく書きすぎると物議を醸す可能性があるのでそこは省きます。笑


FD3S・スピリットRは、1500台限定で販売され、2002年4月9日から2002年8月26日まで生産されました。
最終日にはFD3Sラインオフセレモニーがファンを招いて行われたのは有名ですね。
その1台1台に専用のシリアル入りプレートが貼り付けられていました。

スピリットR内のグレードは3種類、タイプAが2シーター、タイプBが4シーター革シート、タイプCが4シーターのAT でした。

ここからは、RE研究家ハマグチ独自調べです。

・3グレードの比率は、
タイプA:69.4%、
タイプB:28.0%、
タイプC:2.6%

→スピリットRの約7割が2シーターのタイプAです。やっぱり人気ですね。
そのかわり、ATのタイプCが圧倒的に少ない。ほとんど見ないのはほとんど生産されてないからですね。

・カラー比率は、各グレードそれぞれでほとんど変わらずなので、3グレードトータルでのカラー比率は、
20P イノセントブルーマイカ 14.5%
25G チタニウムグレーマイカ 48%
A3D ピュアホワイト 21%
A3F ブリリアントブラック 11.5%
NU ヴィンテージレッド 5%
 
→スピリットRの半数がイメージカラーのチタニウムグレーでした。やっぱりカッコイイもんね。
5型で爆発ヒットしたカラーのイノセントブルーマイカより、ピュアホワイトの方が1.5倍くらい多いのは意外。
6型登場時のカタログでトップを飾っていたヴィンテージレッドが圧倒的に少ないのも意外ですが、確かに赤のスピリットR見ないですよね~。

その数字上レアな、スピリットRタイプC・ヴィンテージレッドは、なんと生産1台のみ。

その『スピリットRタイプC・ヴィンテージレッド』をお持ちのそこのあなた!
そのスピリットRは世界で正真正銘1台のみです。

是非リアルテックまでご連絡ください。笑
(生存しているといいなあ~)

あと車体番号とシリアル番号の整合性を調べているので、スピリットRお乗りの方、宜しければあなたの車体番号とシリアル番号をこっそり教えていただけると嬉しいです!

お預かりのFD3Sの修理に車検。
初めてのご来店での作業です。

ノーマルな走行距離が6万キロと少ないFDですが、定番のところがトラぶってたり、消耗してたりしてました。

さらに排ガスが妙に臭くて、排ガステスターで測ってみると、規定値の4~5倍…。
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これでは車検に到底受からないので、トラブルシューティング。


まずは交換が簡単なところで、関係性の高いところからひとつひとつ順番でテスト交換していきます。

触媒本体をスペアに替えても、ダメ。

2次エアパイプのワンウェイバルブを点検、問題なし。

エアポンプのエア導入口から工場エアをブシューと送り込んでも、ダメ。

排気ガスが高いときの修理として、整備書に最初に書いてあるO2センサーを替えて、ちょっと数値は落ちたけど、ちょっとだけなのでダメ。

スロポジの数値を変えてアイドル調整するも、ISCバルブのエアバイパス量は正常なFDくらいに戻ったけど、排ガスは変わらずで、ダメ。

プラグの火の飛びはOK。

もう簡単交換なところはなく、最後の本丸、エアコントロールバルブとチェックバルブをデモカー用にストックしてある新品と交換。
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バッチリ排ガス落ちました。

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この数値の落差、大きすぎ笑

微妙にふらついてたアイドリングもピシッと安定して、工場内の空気もクリーンになりました笑

まあ、6万キロ程度でACVがダメになるって珍しいけど、今まであんまりいい状態でエンジンが動いてなかった(ちゃんとメンテされてなかった)ようなので、日頃のメンテナンスは大事ってことですね。

RX-7・FD3SにATSさんのカーボンツインプレートクラッチの取付。
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今までも一般的な強化シングルクラッチキットが付いてましたが、ペダル踏力が重く、クラッチ操作がしんどい感じでした。

で、今回のカーボンツインクラッチは、
まず今までのシングル強化クラッチキットよりも重量が1.3キロも軽く、
ペダル踏力は、純正クラッチよりちょっと軽いくらいになり、かなりいい感じです。

ATSさんのクラッチはプル対応なので、レリーズの変換もなく純正レリーズベアリングでボルトオンってのもいい点です。

チューニングカーでも、操作は楽な方がいいですよね♪



9月に入ってからもかなりタイトスケジュールで作業を進めております。

先週末に載せたRX-8 サイドポート拡大エンジンも無事に仕上がり、本日納車完了。
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エンジンルーム内をきれいにしてたら、調子に乗ってどんどんきれいにする範囲が広がってしまいました。
フェンダー脇の配線までツルピカにしちゃったし。笑
納車時に喜んでもらえたのでよかったです。

これから慣らし運転頑張ってください!


そして、車検でお預かりのFD前期は、うちでエンジンOHしてから3万キロ走行。
エンジンコンプレッションを測ったら、

フロント
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リア
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純正テスターでここまで高く出たのははじめてかも笑
去年測ったときよりもさらに上がってました。
大切に使ってもらえてますね。
ちなみに、すべてノーマルパーツで組み上げてます。

さて、明日は年に一度ロータリー屋なのにロードスターのメンテナンスをする日、ロードスターメディア4耐レースにサポートで行きます。
去年までは2台見てましたが、今年はピンクパンサーチーム1台を見る予定です。

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