ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

カテゴリ: FD関連

休み中にパーツの仕込みをしていたFD3Sのエンジンは、無事に組み上げました。
今回も全神経集中して、魂込めて作り上げましたよ。
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完成したショートエンジンを、最近知ったポートレートモードで撮ってみました笑。

エンジン型式とマツダロゴにオレンジ色に色入れするのが自分の作ったエンジンの証です。
思えば20年はそうしてますね。
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見た目もきれいに出来ました。

エンジン製作専用にしているスタビレーのトルクレンチは、板バネタイプなので一般的なプリセットトルクレンチと違って、使い終わったらトルク設定を最小値に戻す必要がないんですが、どうしても戻さないと気持ちが悪い。
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まあそういう性格です。笑

リアルテックは、昨日までGW休みでした。

休み中は、いつも以上に引き篭もって、ずっとFDのエンジン仕込みをしておりました笑

ローターとローターハウジングの選定は、8ローター分からそれぞれ寸法を測って、2ローター2台分を選びます。
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これだけあると、ローター重量もいい感じにそろえられます。

チョイスした新品ローターは、そのまま使えないのでいつも通り丹念に仕上げます。
(ローターだけでなく、すべてのハウジングも細かい仕上げ作業を行ってます)
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そして、ガスシールのクリアランス調整。
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コーナーシールは、1ミクロン単位で合わせます。

クリアランス調整後は、それぞれのシールにマーキングしてシールケースに向きをすべて合わせてきれいに収めます。
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お気に入りミツトヨデジタルゲージを駆使してメタル径を測っていきます。
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今回は、ステーションリギアも新品なので、サイズ違いの2種類からメタル内径がエキセンジャーナル径に合うほうをチョイス。
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ローターメタル・メインメタルともに、2点測定・3点測定の両方を行なってます。
ほぼ自己満足に近いですが、多く測っていくと、いろいろな事が見えてきます。

今回のFDはフルレストアに近い作業内容なので、まだまだ時間掛かりますが頑張って進めていきます。

現在多くの方にエンジンOHをお待ちいただいております。
さらにエンジンOH以外の修理作業も多く入っており、順番に進めていきますので、もうしばらくお待ちください。

と言うわけで、現在多くの作業予約件数をかかえているため、お預かりの修理作業は、日程予約でなく、すべて順番予約制にさせていただいてます。
また、作業履歴の無い新規の方は申し訳有りませんが、点検・修理作業の受付は休止してますのでご了承ください。

ただし、オイル交換やプラグ交換などの当日作業は、新規の方も受け付けてますのでお問い合わせください。
オイル通販はどちら様もいつでもどうぞ!

3月30日は、初代サバンナRX-7・SA22C型がデビューした日。
1978年3月30日に発表・発売されて今年で44周年でした。


約四半世紀続く、RX-7の歴史が始まった日。


今年はちょうど定休日だったので、初期型SA22C Limitedを久しぶりにドライブ。
動態保存のチェック走行も兼ねてね。
(ここ最近の激務でずっと休みがなかったので、休み自体も久しぶり)

1年ぶりにエンジン掛けたけど、チョーク無しでも1発始動!
RTオイルとニューテック・ガソリン添加剤NC-221を入れてあるから長期保管も安心です。

誰もいなかったんで、桜のある駐車場でペロッと記念撮影。
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せっかくなんで、最終型RX-7・FD3Sの6型タイプRバサーストも出して、同日に最初と最後のRX-7の乗り味を比較してみたり。
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乗り心地は、SA22Cはかなりソフト。(タイヤサイズも効いてますね)
ブレーキはFDに比べると、圧倒的に効きが弱いので、現代車に慣れた体には注意が必要です。
初期バイトの強いパッドに替えたけど十分とは行かなかったので、割り切って乗ってます。 

しかし、昔誰が言い始めたのか知らないけど、SA22Cは発進も楽だし、低回転のトルクも必要十分にあります。


まあなにより、RX-7のすばらしさはスタイリングの美しさですよね。
みんな知ってると思うけど、初代も3代目もすばらしく美しい。
どちらもロータリーエンジン無しにはこのスタイリングは成し得ません。

良い気分転換が出来ました。

それと、早くFC3Sも直そうと思いました笑

突然ですが、リアルテックでは、パワステフルードの交換を推奨しております。
説明書にも整備書にもどこにも交換サイクルが載ってませんので、メーカー的には無交換なのかな?
ですが、油なので黒くなりますし、劣化もします。

お預かりのFDもパワステフルード交換作業でしたが、よくみるとタンクのサクションホースからいつものフルード漏れが…。

いつも純正サクションホースを在庫してるので、無問題!
サクッとポンプを外して、ホース交換に、タンク洗浄しました。
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取り付け後は、出来る限りライン内のフルードを抜いて、新しいATFを注入。
使うATFは、ニューテック・ZZ-51改です。
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これに入れ替えると、パワステのフィーリングアップ、カチッと的確な操舵感になります。
サーキット走行など高温になったときにフルードが噴き出すこともなくなりますよ。
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今週お預かりのFD3Sは、点検でフロントタイヤをゆすったところ、ガコガコと動いてしまいます。

原因はいつも通りハブベアリング。
だいたい在庫してあるんで、すぐに交換です。
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なかなかFDの街乗りオンリーで派手なハブガタって珍しい。(ウチだけかしら??)

FDを長いことやってて以前から思ってますが、5~6型のフロントハブベアリングは、それ以前のものより弱い気がします。(実は、中がちょっと変わってたりしてたり…。)
初期型のほうが作りが良かったけど、今はすべて統一されて5~6型のものしか出てきません。
それからサーキットでもハブトラブルが結構多い気がしてます。
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交換はロックナットもハブキャップも新品にして、上手く調整して(これキモ)、ガタもなくなりました~。

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