ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

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カテゴリ:RX-8関連 > マニアネタ

RX-8は、2003年4月9日に発表されました。
ということで、本日4月9日はRX-8 18回目の誕生日です。
(RX-8の場合、予約の受注が2003年1月から、最初のデリバリーが4月下旬から5月上旬あたりでしたので、明確な発売日が無く、発表日基準でよいと思います)

思い返せば、うちも多くのRX-8をデモカーとして所有してきました。
ガチタイムアタック仕様や、無軽量リーガルサーキット仕様、マツ耐必勝仕様、ストリート燃費アップチャレンジ仕様、過走行コンプレッション回復テストカーなどなど、数えてみると、7台くらいかな。
それらでエンジンから車体、セッティングなど色々勉強させてもらいました。

RX-8のおかげで、リアルテックがあると言っても過言ではないほどです。

今日は、RX-8に思いを馳せながら過ごしてみようと思います。

ちなみに、最近RX-8に興味を持った人・オーナーになった人、ロータリーエンジンをもっと知りたい人に是非読んでもらいたい書籍をご紹介しときます。↓↓↓
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マツダがRX-8発売当初に発行した開発ストーリー本で、今は普通には手に入らないのでネットオークションなどで見つけてもらうといいと思います。
RX-8のことだけでなく、歴代ロータリーエンジンやルマンカーの遍歴も詳しく掲載されています。
たぶん、この世で一番詳しくマニアックなRX-8&ロータリーエンジンヒストリー本だと言っても過言では有りません。
左側は英語版なので、英語の方が読みやすいという人はそちらをどうぞ笑

RX-8前期・LA型のオイル交換をするときに非常に多い、オイルレベルゲージ曲がり。
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もうほとんどのゲージが曲げられてると言っても過言ではないくらいの遭遇頻度です。

うちでオイル交換などでこのような状態になっているのを見たときは、ひそかに真っ直ぐに直してます。笑
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曲がる原因としては、エンジンカバーを外さずにゲージを斜めに抜くからだと思います。
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正しくは、エンジンカバーを外して、真っ直ぐ上方向に抜くことです。
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ひどいときはゲージがささらないくらい弓なりに曲がっていることも有りますし、パイプに擦れてゲージのメッキが剥がれてるのがほとんどです。
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これじゃ、正確にオイルの量は測れませんよね。

面倒がらずに、エンジンカバーを外してからオイル量をチェックしましょう。

ちなみに、2004年の途中くらいまでは太いゲージになってますが、ちょうどABAに切り替わったくらいの時期に下のような細くてしなるゲージに変更になったのは、ゲージを曲げちゃうのを嫌ってのことだと思います。
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リアルテックのRE車総合点検メニュー・リアルチェックの際は触媒が壊れてないかの目視でチェックしますが、RX-8で珍しい触媒の壊れ方をしてるのがありました。

エキマニ側から見ると、なんともなし。
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でもよく見ると表面がまだら模様というか斑点模様のようになってるのがいつもと違って見えるくらいです。

でも、O2センサーを外してみると…、
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O2センサーの穴から前側のセラミック担体が砕けてるのが見えます。

RX-8の触媒は、O2センサーを中心にエキマニ側(前側)とマフラー側(後ろ側)に2つ担体が入ってます(MSVシリーズは除く。MSV1・2、Mztuneは担体が前側のみ)が、今回は前側担体の前端は壊れてないのに、途中から後端までが完全に砕けてました。
前端がまだら模様に見えてたのは、砕けたセラミックの粉がセルに埋ってそう見えてた感じですかね。
普通、壊れてるなら前側担体全体が砕けてるんですがね。
今回、O2センサーから後ろ側の坦体はまったく壊れてませんでした。

先にも書いたようにO2センサーの前後に触媒担体が有りますので、触媒点検の際はO2センサーを外して、前後の担体を確認することをおススメします。以前に後ろ側だけ壊れてたってのもありました。



ちなみにー、触媒のウンチクです。笑

触媒が砕けて壊れる理由のほとんどは、失火や燃料過多によって発生する未燃ガスが原因です。
これはノーマルのセラミックだけでなく、メタルキャタでもそうです。

ですので、プラグやコイルの調子が悪かったり火が飛んでなかったり、エンジンコンプレッションが低かったり、エンジンの仕様や状態にちゃんと合ったコンピュータセッティングがされてなかったりすると、触媒を壊してしまいます。
逆に、キチンと適切なメンテとコンピュータのセッティングが施されていれば、サーキットをガンガンに走ったところで、担体がバラバラに壊れるようなことは起きません。リアルテックでコンピュータセッティングは必ず現車セッティングする理由の一つでもあります。
(ただし、コーティングが剥がれて排ガスが浄化しづらくなるという意味で劣化はします。劣化と破損は別です)

じゃあ、ノーマル車でコンプレッションがあるのに昔サーキット走行でみんなよく壊してたのはなぜ?と聞かれれば、それはノーマルコンピュータがサーキットで使う高回転時の燃調が濃いからです。
ノーマルデータはエンジンパワーベストの燃調よりもかなりリッチなんです。

触媒は自身が弱くて壊れてるのではなく、外部から壊されてるということを覚えておいていただきたいです。

ここ最近は非常に忙しく、作業とオイル出荷におわれる日々です。
10月始まったばかりですが、そろそろ10月の作業受付が打ち止めな感じ。
作業ご希望の方はとりあえずご連絡ください。
そんな日々なので、今回は心和むマニアックなネタをお送りします。笑

突然ですが、実はワタクシ、純正ダンパー・コレクターです。笑

皆さん知ってのとおり、RX-7やRX-8はコーナリングマシンであり、マツダは足回りにこだわりました。
同じ年式でもグレードごとでダンパーやスタビライザー、ブッシュ、タイヤが違うなんてザラ。
なので、その要のパーツとなるショックアブソーバー(ダンパー)には、マツダのロータリースポーツカーへの情熱や哲学を感じるわけです。

FC・FD・RX-8と各グレードのダンパーをコレクションしてますが、中でもRX-8のレアなダンパーをずっと探してました。
しかし、生産台数も少なく中古ではほぼ出てこないので、たまたまマツダパーツに在庫確認してみたら在庫があったので、この際思い切って新品を入手しました。

それが、RX-8 ロータリーエンジン40周年記念車用のビルシュタインダンパーです。
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前期でビルシュタインダンパーを採用しているモデルは、RE40周年と、マツダスピードMz tuneのみ。
Mz tuneはシルバー車高調で、RE40周年は黄色ダンパーです。

後期のTYPE-RSやスピリットRにも黄色ビルシュタインが付いてますが、これとはリアのダンパー寸法が違います。(後期でリアのジオメトリーが変わったため、後期はダンパーが10mmほど長くなってます)

簡単な識別は、ケースに刻印されている品番(40周年がF232、後期がF197)と、ダンパー上部に張られているステッカー(40周年はグレー、後期用はパープル)です。

減衰力は、後期ビルシュタインとどう違うか、それともそんなに変わらないか、測定してみたいな~。
こだわりのマツダだけに、車重やブッシュ、ジオメトリーの違う前期と後期で、ダンパーの中のセッティングも作り分けてて欲しい気持ちがありますが…。

なにより、新品ビルシュタイン、すりすり撫でるだけでもマジ気持ち上がります!

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