怒涛の週末明けの今日は、エンジン作業の続きです。
先週やり残した、サイドシールクリアランスの調整。
クリアランス調整は室温などをコントロールするため、出来たら1日で一気にすべて完了させたいんですが、
今時期は何もしなくとも室温が20度近辺ですので、室温調整も最小限ですし、
パーツ類や測定器も適温に馴染ませやすいので、問題なしです。
エンジン組立てにはホントいい季節です。
さて、サイドシールとコーナーシールのクリアランス(⊿E)調整は、よく、ロータリーでは肝だ、コンプレッションはこれで決まる、みたいに言われるところですね。
まあ、それはそれで間違っていないんですが、コンプレッションは⊿Eの数値だけで決まるわけではありませんし、肝なのはクリアランスを0.XXmmであわせるということだけでなく、それ以外にも気を使って合わせ込んだほうが良いポイントが多々あります。
特にRX-8のレネシスエンジンはキーストーンタイプといって断面の片側がテーパー状になってるので、色々とあわせづらく、時間も掛かります。
サイドシールはシール類の中で一番動きが複雑ですから、そこいらへんを踏まえて調整してあげると、きれいにトルクの出るエンジンになるわけです。
結構細かく調整してるんですよ~。

と言うことで、サイドシールも完成して、クリアランス調整関係はすべて完成です。