暑くなってから、ドドドッとオーダーが多くなっているクーラント交換。
 
ウチでは、ニューテックZZ-91R、高寿命純正FL22、標準タイプの3種類のクーラントをご用意しておりますが、
オーダーは圧倒的にZZ-91Rが多いですね。
 
今日も、交換しました。
今回は、ZZ-91RからZZ-91Rです。
ありがとうございます。
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ストリートユースでは、2年交換でOK。
このZZ-91R、よく冷えるようになるだけでなく、いろんな性能があるんですね。
 
まず、防錆&コーティング効果。
これは圧倒的です。
水と違って、このクーラント自体、かなり浸透性がよく、鋳物特有のでこぼこした部分にも細かく入り込んでいきます。
コレが授熱面積を増やして、冷却性能を上げる要素にもなるのですが、それだけでなく、特殊な成分により、金属表面をコーティングします。
それにより錆の発生を防ぎます。
FDなどによくある、錆によるサイドハウジングのウォータージャケットの欠け・水喰いの対策になります。
 
あと、ウォーターラインの洗浄効果。
クーラント自体が汚れを取り込んでいきますので、循環しているだけでウォータージャケットやラジエータ内が洗浄されていきます。
コレも、上記の水喰い対策につながります。
不純物がなくなればそれだけ腐食するものが減りますからね。
 
さらにキャビテーションが起きづらく、抵抗も少ないのでウォーターポンプのフリクションロスも低減します。
要はパワーロスが少ないってこと。
 
そうそう、ずっと使ってると、防錆効果が落ちるんですか?ってよく聞かれますが、そこはほぼ落ちません。
冷却性能が若干落ちていきますので、2年ぐらいで交換してもらうと、冷却性能を良いところで維持したまま使うことが出来ます。
 
なので、冷やしたい人だけでなく、錆や汚れを防止したいって人にもうってつけ。
 
実際に抜いたZZ-91Rも、汚れを取り込んでちょっと黒ずんでるだけで元々の青色は変わりません。
 
サーキットユースだけでなく、特にFCやFDで今使ってるエンジンを長くもたせたい方には、超オススメです。