今日でRX-8のレネシスエンジンのシール類調整が完成。
アペックスシールもサイドシールもコーナーシールも狙い通りの数値にピッタリ調整しました。
新品ローターは中古ローターとは違った新品ローターなりの調整が必要です。
先ず、アペックスシール。
アペックスシールはいつも数セット分の在庫の用意して、その中から狙いの数値のフィラーテープを使ってシール溝に合うシールを選定していきます。
ちなみに、リアルテックではクリアランス測定に一般なシックネスゲージを使いません。
使い捨てのフィラーテープを使用します。クリアランスを測れば測るほどゲージも擦れて厚さが薄くなるためです。
純正アペックスシールの精度はかなり良いので、よほどなことがない限り、基準値に入らないことはありませんが、6本とも狙いピッタリの数値に合わせるにはそれなりに在庫数を揃えておかないと妥協が必要になってしまいます。
続いてコーナーシールのクリアランス調整。
整備書では、溝の大きさのランクがあり、それに合うシールを入れて完了!になりますが、それだと結構バラツキが大きく、精度が出ません。
シールがガス圧による拡張式なので調整はいらないぜ!という人もいますが、ウチでは1000分の1mm単位で合わせます。
シールも、シール溝も表面処理が施してあるので、ゴリゴリ削って加工できないので、やはりこれもシールを100個ぐらい在庫して、シール調整の度に在庫分全部測定して、シール溝にジャストフィットするシールを選びます。
12個あるシール全て同じ数値に合わせます。
最後にサイドシール。
サイドシールは全て純正品を使用します。
ちょっと前まで、「純正サイドシールは短くて社外品じゃないと調整できない」と言われてましたが、エイトの後期が出たあたり(おっともう5年も前だな)に、ちゃんと基準値内に入る長さのものが出てくるようになりました。
しかし、基準値に入るとはいえ、調整する時には100分の1mmやその半分の単位で12本全て同じクリアランスに合わせていきますので、整備書で決められている品番よりも1、2ランク大きいものを削って調整します。
同じ品番でもロットによって結構長さが変わりますので、それを利用して、たまに取り寄せて、長いもの・短いものを分けて在庫してます。
同一品番でも大きく分けて3つぐらい長さに分けられますね。
一番長い品番のものは一番大きい溝に入らないものもあります。
そして、サイドシール調整で一番の重要なのは、測定時にいかに安定して同じように測定できるかです。
シールの固定の仕方が少しズレただけでも、同じ数値に測れても同じでは無くなってしまいます。
ここに技が必要です。
レネシスになって、コーナーシールにはDLC表面処理、サイドシールはキーストンカット形状になって、シール調整が難しくなりました。
そのためメーカーの基準では、シール溝に合う品番のシールを買ってきてはめ込んで完成となりますが、
精度を求めてセットアップしていくにはもっと細かい領域での調整が必要になり、手間が掛かりますが、その結果がエンジン・パフォーマンスに繋がります。
アペックスシールもサイドシールもコーナーシールも狙い通りの数値にピッタリ調整しました。
新品ローターは中古ローターとは違った新品ローターなりの調整が必要です。
先ず、アペックスシール。
アペックスシールはいつも数セット分の在庫の用意して、その中から狙いの数値のフィラーテープを使ってシール溝に合うシールを選定していきます。
ちなみに、リアルテックではクリアランス測定に一般なシックネスゲージを使いません。
使い捨てのフィラーテープを使用します。クリアランスを測れば測るほどゲージも擦れて厚さが薄くなるためです。
純正アペックスシールの精度はかなり良いので、よほどなことがない限り、基準値に入らないことはありませんが、6本とも狙いピッタリの数値に合わせるにはそれなりに在庫数を揃えておかないと妥協が必要になってしまいます。
続いてコーナーシールのクリアランス調整。
整備書では、溝の大きさのランクがあり、それに合うシールを入れて完了!になりますが、それだと結構バラツキが大きく、精度が出ません。
シールがガス圧による拡張式なので調整はいらないぜ!という人もいますが、ウチでは1000分の1mm単位で合わせます。
シールも、シール溝も表面処理が施してあるので、ゴリゴリ削って加工できないので、やはりこれもシールを100個ぐらい在庫して、シール調整の度に在庫分全部測定して、シール溝にジャストフィットするシールを選びます。
12個あるシール全て同じ数値に合わせます。
最後にサイドシール。
サイドシールは全て純正品を使用します。
ちょっと前まで、「純正サイドシールは短くて社外品じゃないと調整できない」と言われてましたが、エイトの後期が出たあたり(おっともう5年も前だな)に、ちゃんと基準値内に入る長さのものが出てくるようになりました。
しかし、基準値に入るとはいえ、調整する時には100分の1mmやその半分の単位で12本全て同じクリアランスに合わせていきますので、整備書で決められている品番よりも1、2ランク大きいものを削って調整します。
同じ品番でもロットによって結構長さが変わりますので、それを利用して、たまに取り寄せて、長いもの・短いものを分けて在庫してます。
同一品番でも大きく分けて3つぐらい長さに分けられますね。
一番長い品番のものは一番大きい溝に入らないものもあります。
そして、サイドシール調整で一番の重要なのは、測定時にいかに安定して同じように測定できるかです。
シールの固定の仕方が少しズレただけでも、同じ数値に測れても同じでは無くなってしまいます。
ここに技が必要です。
レネシスになって、コーナーシールにはDLC表面処理、サイドシールはキーストンカット形状になって、シール調整が難しくなりました。
そのためメーカーの基準では、シール溝に合う品番のシールを買ってきてはめ込んで完成となりますが、
精度を求めてセットアップしていくにはもっと細かい領域での調整が必要になり、手間が掛かりますが、その結果がエンジン・パフォーマンスに繋がります。