FDのデフ・オーバーホール。

最初は、コンパニオンフランジ(プロペラシャフトが繋がるフランジ)のオイルシール交換だったのに、なぜだかバラバラ。
フルOHになっちゃいました。
イメージ 1


というのもこのデフ、数年前にどこかでOHしたらしいのですが、そのときの組み方がゼンゼンダメだったようで、見れば見るほど・触れば触るほどダメなところが出てきてしまいます。


だって、フランジ回そうとしても力いっぱい回さないと回らないわ、ドライブシャフトはスラスト方向に(!)動くわ、バックラッシュ全く無いわ、調整と言う調整がひとつも出来てないんだもん。

よく走ってたな、ホントに。


なので、すべて一からやり直し。


デフのOHはちゃんと整備書の通りにすべてをやれば、大丈夫…、
と思いきや、ちょっとしたコツが合ったりします。


コツはコツなので、整備書には書いてません。


まあ、構造を良く理解していれば、誰でもわかる簡単なことですがね。



ドライブピニオン側のプリロードも、LSDサイドベアリングのプリロードも、バックラッシュも歯当たりもすべて狙い通りにばっちり決まりました。
イメージ 2
 
ちゃんと組めば、特別なものを使わんでも無駄なフリクションは減らせるし耐久性も上がります。
オイルの劣化だって遅く出来るでしょうね。



ここまでやるとそれなりに時間がかかります。

なので、それ相応な工賃がかかります。

しかし、ここまでやらないとOHにならないと思います。