RX-7・FD5型からメタポンのノズルが変わりました。
ノズル内径を絞って、オイル供給の応答性を上げています。
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そのノズル内部のチェックバルブが良く壊れます。
5型6型では、点検すればほぼ壊れてると言っても過言ではありません。
走行距離もあんまり関係ありません。
ノズルをぶった切って中を見てみると、チェックバルブの芯が切れてなくなっています。
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左が正常、右が破損したチェックバルブ。
 

で、壊れるとどうなるのかというと、
ノズルの頭にはホースがつながり、プライマリータービンの入り口につながります。要は大気圧か多少の負圧がかかります。
ブースト圧がかかると作動室内は正圧ですから、メタポンからのアペックスシール潤滑として使うべきオイルが燃焼室には流れず、ノズルからオイルが逆流し、プライマリータービンの入り口に行ってしまいます。

そうなるとタービン~インタークーラー~スロットルボディ~サージタンク~インマニとオイルでビチョビチョになります。
最初はブローバイが増えたなぐらいにしか思いませんが、その量は尋常ではありません。

汚れるだけではありません。

もっと重要なのは、過給時に狙った通りのダイレクト給油がされないことです。
逆流したオイルは、巡り巡ってそのまま燃焼室には行くには行きますが、不安定で負荷に応じた供給ではありません。

FC後期からステッピングモーターで吐出量を制御しています。
それは、最小のオイル量でブースト圧に応じて的確に必要量を供給するためです。
特にターボになって出力増大に伴いシールにかかる荷重そのものも増えました。
ただでさえ、ブーストアップすれば、350psぐらい簡単に出ちゃいますよね。ノーマルから比べて25%も出力が上がることになります。

それなのに設計通りの供給が行われなければ…、アペックスシールの摩耗が進みます。偏摩耗もするでしょう。
即ち、コンプレッションも落ちますね。

アペックスシールそのものの摩耗が話題にあがりますが、気にする方はまず点検してみましょう。

最近やけにオイルの減りが早いとか、
街中しか乗ってないのにブローバイがすごいとか、
感じた5・6型オーナーの方!
早急な点検をお薦めします。

点検は簡単です。
5分もあれば終わります。(簡単に外れないタワーバー装着車を除く)
ちなみにリアルテックのRE車総合診断メニュー『リアルチェック』では、ここの点検は必須項目です。