ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2023年05月

欠品のため、大変多くの方にお待ちいただいておりますRT-01やRT-21などのRTオイルですが、
ようやく入荷の目途が立ちました。

RT-01の入荷予定が、6月10日ごろ、
RT-02、RT-21、RT-22は、6月1日入荷になります。
RT-27、RT-28、RT-plusは在庫あります。

オイル通販は、RT-01は6月12日からバックオーダー分のご入金順に発送する予定です。
それ以外のRTオイルに関しては、今週6月1日より順次発送となります。

店頭交換作業の方は、ご予約順に日程を決めさせて頂きますので、メールもしくはお電話にて順次ご連絡いたします。

もうしばらくお時間かかりご迷惑おかけしますが、宜しくお願いします。

昔々から、RE乗りたちに言い伝えられていること。

『ロータリーエンジンのプラグ交換は自分でやるべし。』

現役や元RE乗りの人から言われたことある人、多いんじゃないでしょうか。

しかし、ユーザー自身でスパークプラグを交換している車両を点検やら圧縮圧力測定を行う際にスパークプラグを外すときによくあること。

全然締めつけがゆるい。(締まってない)
もしくは、
固く締めすぎててまったく緩まない。

ってこと。

その画像で並べてみました。
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赤丸がガスケットです。

左から新品、
締め付け不足(ガスケット全くつぶれてない)、
リアルテックのおすすめ、
メーカー規定トルク 

締めすぎのプラグがなかったんですが、その場合は画像右の規定トルクよりさらに半分くらいの薄さまでガスケットがペッタペタに潰れきっている場合があります。

メーカーHPには規定トルクのほか、プラグは手で回して止まったところから何回転回して締めてねって書いてありますが、
回転締めの場合、新品エンジンならいいですが何万キロも距離の進んだエンジンでは、プラグホールのネジ山もきれいではなかったりで、プラグを手でするする回してガスケットが当たるところまでいかなかったりします。

締めすぎは、外すときにプラグレンチががちゃんとしたものでないと、プラグが折れることもあります。
交換時なら古いプラグをぶっ壊してもいいんですが、そのセラミックのかけらが何らかの拍子にプラグホールの中、すなわちエンジンの中に入ったら一大事。

締め付け不足でよくあるのはプラグホールの周りからオイルがダラ~と垂れていること。
若干ガス抜けもしちゃっているかもしれませんね。
この場合、ネジ山が汚れて次にプラグをネジ入れると固くて手で入れきれなかったりします。

本来はトルクレンチできちんと締め付けるのがいいのでしょうが、あのREの狭いスペースでトルクレンチを入れて締めるのも大変です。

手締めでちょうどいいのは、感覚で言うと新品ガスケットが座に当たってからヌルヌルとガスケットがつぶれていく感触が止まった(終わったところ)からほんのちょっと締めたところがちょうどよく、規定トルクよりも若干弱めが経験上REでは良い感じ。

REはエンジン振動が少ないので、レシプロよりも弱めでも緩みづらいし、緩みからくるプラグ端子折れも起きづらいので、脱着の多めなREではこのくらいがおすすめです。

ヌルっとガスケットのつぶれる感触は口や文章では表現しづらいですし、工具の大きさでも感覚が変わります。
かと言って、あの狭いエンジンルームで締め付けられるような小さいサイズのトルクレンチを用意するのもDIYな人は大変でしょう。

ここら辺は経験値なので何回も意識してこなすことしかないですが、心配なら自分で行わず、プロに任せましょう。
プラグコードの挿し込みがちゃんとできてないケースも非常によくあります。

点火はREの命です。
そのあたりをよく理解した上で判断してくださいね。

ちょっと前になりますが、GW明けに広島まで行ってきました。
そして、マツダ本社に伺いまして、新型ロータリーエンジン・8C型について開発者の方々にお話を伺ってきました。
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この取材を基に8Cの燃焼進化について寄稿した記事が、5月31日発売のマツダファンブックに掲載されます。

誌面では、オートモビルカウンシルにあった8C型展示モデルでは見れなかった部分の秘蔵?写真もありますし、このページデザインしたのがRX-7マガジン元編集長だった兄貴なので、ロータリー好きにはたまらないページ構成になってると思います。

マツダファンブック vol.023、ぜひ購入してご覧ください。

おかげさまで8Cについて詳しくなりましたし、さらに新型を知ることで13B-MSPレネシスについても理解が深まったこともありました。

詳しく説明してくださったマツダのロータリーの神様のおふたり清水さん・横尾さん、
この取材をセッティングしてくださったマツダ広報の皆様、
そしてこの貴重な機会に誘ってくれたMZレーシング三浦さん、
皆様ありがとうございました。

全国のREユーザーからご好評いただいております、リアルテック・オリジナルのRT-01とRT-21ですが、今日時点で作業予約と通販オーダーいただいている分で在庫が切れてしまいました。

次ロットの納期ですが、諸事情により入荷が未定です。
どのくらいかかるかは来週にはおおよそわかると思います。

つきましては、
店頭でのオイル交換作業のご予約は5月分は終了になります。
6月以降のご予約はご相談ください。

オイル通販は、オーダー受付は引き続き承りますが、入荷次第の発送になります。
バックオーダー分の発送はご入金順の発送になりますので、バックオーダー数によっては次ロット分ではお届けできなくなる可能性もありますので、お早めのご入金手続きをお願いします。

RT-02、RT-11、RT-22はまだ在庫大丈夫ですが、こちらもさほど在庫が多くありません。
RT-27、28は、在庫大丈夫です。

ご迷惑おかけしますが、宜しくお願いします。

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