今日は、RX-8のクラッチ交換。

RX-8あるあるですが、ノーマルクラッチでクラッチペダルを踏むと重い場合は、こんな感じでディスクが減ってることがほとんどです。
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今回もギリギリな感じでした。

この状態まで減ると、クラッチカバーのダイヤフラムスプリングが上がってきてしまいますので、カバー圧着力も下がっちゃいますね。

ミッション側のクラッチレリーズカラー(ベアリング)や、レリーズフォーク、ピボットピンもディスクのカスだらけ・摩耗しまくりなので、すべて交換です。
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交換後は、クラッチペダルが非常に軽くなり、ミートポイントも変わるので、
大体の場合、お客さんは納車時の発進でエンストします。笑



さて、今回のようにクラッチが減っていたり、社外クラッチで圧着力が上がったりで、純正クラッチ新品時よりクラッチペダルの踏力が大きくなるようなシチュエーションでは、
経験上、クラッチペダルが壊れやすくなったり、クラッチマスターからフルードが漏れやすくなったりします。

クラッチペダルを軽い状態にしておけば、特にクラッチペダルが壊れる確率はかなり低くできると思いますので、社外クラッチにする場合は、純正踏力同等もしくはそれ以下になるクラッチキットをチョイスするといいと思います。

あとクラッチペダルをまっすぐ踏めてない場合もクラッチペダルを壊しやすくなりますね。
これも結構多いです。
これはシート位置に対してペダル全体が右側に寄っているので、ある程度斜めに踏んでしまうのは仕方ないところではありますがね。
クラッチペダルの左端に擦れている跡がある場合は、気を付けてください。