ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2022年05月

本日2022年5月30日は、マツダ・コスモスポーツ発売からちょうど55年。

すなわち、僕らが大好きなマツダ・ロータリーエンジンが発売されてから55周年です。
55と言えば、やっぱりこれ!
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マツダ787B・#55ですよねー。

この787Bの心臓部といえば、4ローターのR26B!
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マツダ最強のロータリーエンジンです。
このエンジンが発するエキゾーストサウンドは、世界中のファンを魅了しますね。

ロータリーエンジンの未来はこの先どのようになるか分かりませんが、60周年70周年、さらには100周年までこの唯一無二のロータリーフィーリングをみんなが体感できるような世の中であって欲しいものです。

自分も一生ロータリーが信条なので、ロータリー100周年を見届けられるように、このロータリーマシンたちを維持できるように頑張りたいと思います。
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人もクルマも健康第一!

連休明けも、オイルやコンピュータの通信販売のオーダーを絶えずたくさん頂いております。
毎日出荷準備にてんてこ舞いです!

オイルの在庫は切らさないようにしておりますし、出来るだけ早く出荷してますので、お気軽にいっぱいオーダーしてください笑。
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RT-01などRTオイルお使いの多くの方から、トルクアップや燃費アップ、圧縮圧力アップの結果報告をいただきます。
使い続ければ必ずエンジンには良い結果が出ます。
なにより普段から乗って体感でエンジンが力強く・加速が速くなれば、より楽しいロータリーフィーリングが得られます。
ここ重要!!
オイルでエンジンチューニングする感覚、体感してみてください!

そして、ここ最近通販で人気なのが、RX-8のリアライズコンピュータチューニング。

街乗り派の方はラジエータファンの設定を変えるだけで良いってのが非常に多いですね。
さらに直近では4ATモデルのご依頼がやけに多い気がします。

今日は、前期と後期を1台ずつ書き換えました。
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特にこの後期のコンピュータ、
品番末尾がEで、後期の超ド初期だけにあったもので、発売の頃にはもう次のFになったので、
たぶんメーカーやディーラーの試乗車くらいにしかなかったレベルで、数十台くらいしかない感じ。
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初めて見たかも。
だからどうしたと言われればそれまでですが、このようなレア品番見つけて、おおお!っと感嘆するのがマニアってもんです。笑


さて話しを戻すと笑、
街乗りオンリーでもファン設定がノーマルの場合、長年アベレージ水温が高かったせいか、エンジンにオーバーヒートした時の初期症状が出ている車両もあります。
やっぱりエンジンの耐久性を考えると、ファン設定を変更するのは非常に有効だと思います。
そんな時は、とりあえずリアライズ・クール、オススメです。
http://www.real-tech.jp/origin.html

RX-8でサーキット走る人たちは、大半が6MT車かと思います。 
簡単にパワーアップが出来ないRX-8でより一層タイムを出そうとする人たちは、軽量化が気になるところ。
特に最近は軽量化を追及する人もちらほらいます。

そんな軽量化マニアがやり始めてるのが、リアのインナーフェンダー(正式にはマッドガード)外し。
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ぴっぺがすだけなんで外すのは簡単ですが、左側はそのままだとマッドガードの裏にある給油口のフューエルパイプやホースが丸出しになってしまいます。↓↓↓
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むき出しのままだと、走行中タイヤが巻き上げた小石やタイヤカスなどが当る可能性があるので、ちょっと危ないですよね。

そんな時にこれがオススメ!

5MT車・AT車用のフィラーホースプロテクター!!
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6MTは遮音性を上げるため、フェンダー内全体をカバーするマッドガードが付いてますが、
それ以外のグレードでは、コスト削減目的かマッドガードが付いておらず、そのかわりにこのフィラーホースプロテクターが付いて、フェンダー内全体にアンダーコートが塗布してあり、それで遮音している感じです。

そのフィラーパイププロテクターが流用可能です。
取付けはポン付け。
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当たり前ですが、フィッティングも完璧で見た目も美しい笑

ただフィラーパイププロテクターをつけるだけでいいのかというと、それだけではありません。
雨の日にタイヤの巻き上げた水しぶきが掛かって雨漏りしそうなところが数箇所有ります。
グロメットは付いてますが、外すと室内に貫通、防水仕様にはなってないので、すべてシーリングします。
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マッドガードは左右で、1.7kg。
フィラーパイププロテクターは、110g。
約1.6kgの軽量化になります。
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ちなみに、サーキット走る人でも、街乗り快適派な人は、砂利道なんかでまあまあうるさくなるので外さないほうがいいですよ。

休み中にパーツの仕込みをしていたFD3Sのエンジンは、無事に組み上げました。
今回も全神経集中して、魂込めて作り上げましたよ。
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完成したショートエンジンを、最近知ったポートレートモードで撮ってみました笑。

エンジン型式とマツダロゴにオレンジ色に色入れするのが自分の作ったエンジンの証です。
思えば20年はそうしてますね。
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見た目もきれいに出来ました。

エンジン製作専用にしているスタビレーのトルクレンチは、板バネタイプなので一般的なプリセットトルクレンチと違って、使い終わったらトルク設定を最小値に戻す必要がないんですが、どうしても戻さないと気持ちが悪い。
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まあそういう性格です。笑

リアルテックは、昨日までGW休みでした。

休み中は、いつも以上に引き篭もって、ずっとFDのエンジン仕込みをしておりました笑

ローターとローターハウジングの選定は、8ローター分からそれぞれ寸法を測って、2ローター2台分を選びます。
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これだけあると、ローター重量もいい感じにそろえられます。

チョイスした新品ローターは、そのまま使えないのでいつも通り丹念に仕上げます。
(ローターだけでなく、すべてのハウジングも細かい仕上げ作業を行ってます)
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そして、ガスシールのクリアランス調整。
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コーナーシールは、1ミクロン単位で合わせます。

クリアランス調整後は、それぞれのシールにマーキングしてシールケースに向きをすべて合わせてきれいに収めます。
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お気に入りミツトヨデジタルゲージを駆使してメタル径を測っていきます。
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今回は、ステーションリギアも新品なので、サイズ違いの2種類からメタル内径がエキセンジャーナル径に合うほうをチョイス。
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ローターメタル・メインメタルともに、2点測定・3点測定の両方を行なってます。
ほぼ自己満足に近いですが、多く測っていくと、いろいろな事が見えてきます。

今回のFDはフルレストアに近い作業内容なので、まだまだ時間掛かりますが頑張って進めていきます。

現在多くの方にエンジンOHをお待ちいただいております。
さらにエンジンOH以外の修理作業も多く入っており、順番に進めていきますので、もうしばらくお待ちください。

と言うわけで、現在多くの作業予約件数をかかえているため、お預かりの修理作業は、日程予約でなく、すべて順番予約制にさせていただいてます。
また、作業履歴の無い新規の方は申し訳有りませんが、点検・修理作業の受付は休止してますのでご了承ください。

ただし、オイル交換やプラグ交換などの当日作業は、新規の方も受け付けてますのでお問い合わせください。
オイル通販はどちら様もいつでもどうぞ!

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