ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

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2022年02月

先週19日は国内最大のタイムアタックイベント、ATTACK筑波でした。

リアルテック勢は、2台エントリー。

分切り目指すR大佐号と、
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ノーマルエンジンで前人未到の0秒台を目指すBAR11号。
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筑波サーキット・TC2000での今シーズン最後のタイムアタック。
気温・気圧・路面もいい感じで、今シーズンほぼベストなコンディションで、分切り・レコード更新の条件は整った大チャンスでした。
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で、結果ですが、

1分00秒068で、分切りならず寸止めでした・・・。
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9時の開始から、自分たちの出走5番目開始までの間にマジ色々あったんで、
正直な話し、自分個人的にはドライバーを送り出した後、分切りは無理だろうと諦めてしまってました。
タイヤが冷め切ってしまったあの状況だとベスト更新すら無理だろうと。
特に今回は新品タイヤが手に入らず、ユーズドでのアタックだったので尚更です。

ですが、ドライバーは諦めず頑張ってアタックしました。
分切りは出来ませんでしたが、あの状況下でこのベストをコンマ1秒以上更新・RX-8レコードタイム更新は立派でした。

BAR11号も目標達成ならずでしたが、直前のアライメントセット変更がうまくいったようで、より安定感が増した様で今後に期待です。


まあこれも 日本中からたくさんのタイムアタッカーが集まる ATTACK というイベントですね。
分切りできる条件は揃ってたけど、当日のコース状況が味方してくれませんでした。
仕方ないです。


とりあえず、21-22年シーズンの分切りは達成ならず、来年に持ち越しです。
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シェイクダウンからちょうど3ヶ月で、ここまで行ったんだからクルマ作りセットアップの方向は良かったと思います。
クルマもまだまだやれることあるので、来年も筑波分切りチャレンジ頑張りましょう。

終わって早々ですが、うちも来年のATTACKでどんな状況でもちゃんとタイムが出せるように準備始めます。


前のブログからだいぶ空いちゃいましたが、月末にずっとデスクワークしてたら腰をやってしまい、2月に入ってからは鍼やマッサージを受けながら、だましだまし仕事をしております。
10日ほど経ってようやく良くなってきました。

さて、2月はタイムアタック終盤戦、勝負の時期です。
2月前半は2回サーキットサポートに行ってきました。

2月5日のエイトリアンカップTC1000は、BAR11号のサポート。
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38秒切りを目指し、暖めタイヤはGS2セット!
アタックは、なんだかんだ有りましたが、結果的には2セット目タイヤで当日一番時計の38秒130を出して、自身のベスト更新且つ、RX-8ノーマルエンジン最速タイムをマーク!
オーナー本人は、本命だった1セット目GSでタイムが出せなかったのを悔やんでましたが、38秒切りは次回に期待しましょう。
TC2000向けにスプリングレートを上げてましたが、問題なくTC1000も走れて良かった良かった。
さすがリアルテック謹製REAL-SPECダンパーの性能は抜群です♪(自画自賛です)
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そして、2月8日はTC2000毒蝮走行会。
こちらは、筑波分切りを目指すR大佐号のサポート。
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気圧が高めで、気温も路面も良さそうで、今シーズンベストに近いコンディションなので、GS新品を投入しました。

そして結果は…、

1分00秒200で、分切りならず…。
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ピットのモニターでセクター1が自分の想定よりコンマ3秒くらい遅れてたんですが、結果1コーナーの立ち上がりのシフトアップでうまくギアに入らなくて、ロスしてしまったみたい。

でも、セクター3はよく頑張った!
10.449はRX-8では前人未到、見てるほうもしびれたぜ!

ピットに戻ってきた後は、2本目に向けてタイヤを外しウォーマーを巻きなおして、エアも微調整して再度暖めました。
がしかし、2本目も善戦するも分切りならず、1分0秒3どまり。

一応RX-8の筑波レコードタイムは更新しましたが、この日の分切りは達成できませんでした。
残念…。


そして、個別リザルトが出た後は、お楽しみの(?)セクターベストを足してタラレバベストを計算してみます。
セクター2と3はベストは、アタック1本目1周目がベスト、セクター1は、アタック2本目のたしか3~4周目くらいがベスト、それを足してみたら…、

59秒938...。

これは悔しい…苦笑

でも、タラレバは結果としては意味が無いかもしれませんが、タラレバだとしても分切りできるってことは、実際に分切りできる実力がすでにあるってこと。
オーナー自身もサポートしているメンバーも、これで分切りが可能だと自信と確信が持てました。
あとはまたのチャンスで頑張ってタイム出すだけ。

そして、走行後はシフトミスの誘発対策として、クラッチマスターとレリーズシリンダー、クラッチホースと油圧系全交換しました。
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外してみたら、クラッチマスターの室内側にフルード漏れてたよ…。(RX-8よくあります。)
エンジンOHの時についでに全部交換しておけばよかったなあと反省…。
これが原因だといいなあ。

あと、リフトアップついでに、念のため点火系の点検。
スパークプラグを外してみたら…、
L側の1本、外側電極が外れてなくなってました…。
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あー、見といて良かったよ。
これでよくあのタイム出してたもんだ。
11月末に交換してから、サーキットでトータル2時間も走ってないのに…。
パワーが出てるから仕方ないのかしら。
最近ホントよく外れるので、マメに点検するか、レーシングプラグにするしかないな。
レーシングは熱価が高いのしかないからちょっと…なんだよなあ。

さて、お次は2月19日ATTACK本番です。
この日が今シーズンラストアタックなので、キッチリ分切り決めたいと思います!
とりあえず2日前くらいから当日までずっと晴れて!

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