ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

2021年07月

RX-8あるある 大きな段差乗り上げた時のリアからの異音の修理。

原因は、ノーマル・リアダンパーのバンプストッパー(バンプラバー)劣化。
劣化して~ほとんどが千切れて~ダンパーがオーバーストロークして~ダンパートップとアッパーマウントの内側が当たって、ゴン!とかゴトッ!と音がします。

本日もバンプストッパー交換。
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新品と外したものを比べるとこんな感じ。
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リアルチェックではここは必ず見てますが、6~7万キロも走ってる車両は、ここまででないにしろ、だいたい半分はなくなってます汗

変質してカスカスになってるので、触るとボロボロに崩れちゃいます。
ショック側にもへばりついてるし。
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ダンパーのスプリングシートと、ラバーブッシュも交換して、快適性を取り戻しました。
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ちなみに、前期の途中からダンパートップに白いプラスチックカバーがつきました。(上記画像のは付いてません)
たぶんこのケース干渉音を防ぎたいためかと思いますが、結局バンプストッパーが劣化して(設計値より)オーバーストロークしまうと異音は発生してしまいます。

今月はリアルテック創業以来のRX-8リアライズ・コンピュータセッティング・フィーバー中。
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人気なのは、リアライズ・エントリーと、リアライズ・クールになりますが、
もちろん、リアライズ・マスター・現車セッティングもあります。

今回は、前期5MTスタンダードパワーエンジンの現車セッティング。
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※今回はちょっと確認したいことがあって箱開けて基盤確認したので、車上ではなく机上で書換え。

5MTは6MTに比べて、コンピュータセッティングのオーダー数が少ないですが、
うちは2年前にマツ耐号でガンガンに5MTのコンピュータセッティングしてたんで、経験データは豊富です。

特に車両がノーマルに近い状態だったので、現車セッティングはベースデータを微調整するだけで、サクッと完了しました。


ただ、真夏にコンピュータセッティングは基本やりたくないので笑、リアライズ・マスターは秋以降にオーダーください!



大好評の、最強のロータリーエンジンオイル添加剤RT-plus が今月出荷分からこっそりバージョンアップしました。
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どう変わったかと言うと、簡単に言うと、今までよりももっとパワーが出ます!

エンジンベンチで測ってもらったら、これまでのRT-plusより、新RT-plusのほうが1~1.5%ほど出力が上がりました。
体感で新旧添加剤の違いはちょっと分からないかも知れませんが、良くなってるのは間違いなし!
あと、カーボンスラッジもより出づらくなってます。

ウチのRX-8で添加剤無し状態に新RT-plusを1本添加して乗ってみたら、
こりゃみんな分かるでしょってレベルで発進から加速が力強く・速くなりました。

性能は上がっても、安心してください。
価格は据え置きです。
1本300mlで、税込5,500円になります。

注)RT-plusを1回入れてしまうと、そのトルク感に病み付きになってしまい、毎回入れないといられなくなってしまいますので、ご利用は計画的に笑




リアルテックは、おかげさまで本日で11周年を迎えることが出来ました。

そんな今日もたくさんのご来店やお問い合わせを頂きまして、みなさま誠にありがとうございました。

11年前は、こんなにエンジンオイルを売るようなショップになってるなんて思いもしてませんでした笑

次の10年、20年後はどうなってるか分かりませんが、
ロータリーエンジンをずっとやってることは間違いないと思いますので、
今後ともよろしくお願いします。

だいぶブログの間が空いてしまいましたが、筑波分切りエンジンの作業も進んでおります。

今からちょっと前、まだ気温が上がる前の話ですが笑、各部クリアランス調整。
調整時は、調整前日から室温を20℃にしっかりあわせて、測定物・測定器をその温度に馴染ませてから一気に行ないます。

タフブラックコーティングを施した、ローターとステーショナリギアにそれぞれ軸受けメタルを圧入して、エキセンのジャーナル部分とのクリアランス調整。
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ローターメタルは、一発で狙いの数値に入りましたが、ステーショナリギアのメインメタルのリア側が、難儀しました。
ダミーメタルを突っ込んで、基準値を出して、そこから割り出した寸法のメタルを圧入して、測定。

2点測定・3点測定どちらの測定数値を何回見ても・考えても、どうしても3ミクロンほど内径が小さくて気に入らない。
よくある話です。苦笑
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(確認ですが、1ミクロン=0.001mmです。)

1サイズ薄いメタル入れたらOKでしょ!って、せっかく入れた新品メタルを抜き替えて再度測定したら、
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おい、1ミクロンしか変わらないじゃん!(まあ、そんなこともよく有ります)

もったいないけど、もう一回、さらに1サイズ薄いメタルに交換して、測定すると、
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これで完璧!
1個5,000円オーバーのメインメタルを2個パーにしてしまったので、この作業の赤字は決定しましたが、気に入った数字になったのでOK!
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お次は、ローターの幅にあわせて、ローターハウジングを選別。
いい感じの最終3候補から、絶対値とバランスの良い2枚を選出しました。
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フロント用、リア用と選んだら、分からなくならないように、フロントローターハウジングにエンジンマウントブラケット用のスタッドボルトを取り付けます。
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一応マーカーでFとRのように識別マーキングしますが、組み立て前にもう一回洗浄するので、マーキング消えても分かるようしときます。

最後は、ガスシールのクリアランス調整。
ローターにあわせて、アペックスシール、コーナーシール、サイドシールを合わせていきます。
ローターの各シール溝内にもタフブラックコーティングがしっかり乗っかってるんで、溝内の確認して、シール調整も慎重に行ないましたが、コーティング前の下処理をしっかり行なってましたので、調整はスムーズに出来ました。
各シールすべてに溝番号をマーキングして、専用のシールケースに入れて組立まで保管します。
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これでクリアランス調整関係は完了。

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