ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
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エンジンオイル交換時のオイル使用量
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2020年12月

今日はご来店作業がすべて済んだ後、補機を付け終えたエンジンを車両に載せました。

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フライングエンジン笑

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とりあえず今日は載せたところで終了。
明日周りを取り付けていきます。

載せる前には、エンジンルームをすべて手拭きで隅々まで清掃。
さらに、熱でバキバキになった配線のコルゲートチューブをすべて巻きなおして、テーピングしました。
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組み立て前の仕込がすべて完了したので、いよいよショートエンジンの組み立てです。
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ここまでは時間勝負なので、電話がなっても無視して一気に進めます。(電話は鳴らなかったけど笑)

仕込みをしっかりやりましたので、組み始めちゃえばすんなり完成。
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ショートエンジン完成後は、続けてエンジン補機も組み付け。
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当たり前ですが、ピカピカです。笑

各部クリアランスを調整したので、次はポート加工です。

今回の車両は、吸排気がノーマルに近い仕様ですので、ポートは拡大せず、段付き修正とスロート部の表面仕上げのみにしました。

エンジンを一旦仮組みして、インマニとインマニガスケットの位置を合わせケガキ。
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ポートは各所で仕上げ番手を変えてます。
(仕上げ後の写真撮り忘れ汗)

ポートだけで無く、ハウジング内でクルクル開閉するオグジュアリポートバルブももちろん仕上げてます。
さらにインマニもポートと同じく、段付き修正と内部表面仕上げしました。
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3代目RX-7 アンフィニRX-7 FD3S型 は、1991年12月1日に発売されました。

本日2020年12月1日は、RX-7・FD3S 29回目の誕生日です。
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今もって色褪せないあのスタイリングに、いまだ第一線級のハンドリング。
スタイリングとハンドリングを成立させるために欠かすことの出来ない、ロータリーエンジン・13B-REW。
市販ロータリーエンジンでは、ある意味史上最強ユニットだと思います。

RX-7・FD3Sは、これからも僕らファンの心を魅了し続けるでしょうね。

発売当時のカタログの最初の1ページ目を開いたところのキャプションです。
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ここからFD3Sは始まりました。
心にぐっと来るよね。

  

作業てんこ盛りの中、エンジンOHも遅れておりますが、作業自体は少しずつ進めております。

ちょっと前になりますが、エンジンOHの要作業のひとつ、各部クリアランス調整。
室温を20℃に合わせて、測定器・測定物を安定させて、一気に全部調整しちゃいます。

ローターにの幅にあったローターハウジングを選定。すなわち、ローターとサイドハウジングのクリアランスになります。(⊿R)
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エキセンのジャーナル外径に合わせて、ローターメタル・メインメタルの内径を調整して、オイルクリアランスの調整。
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今回は一回ですんなりいいところ(気に入るところ)に合いました。

すべてミツトヨのデジタル測定器使ってますんで、0.001mm単位で素早く安定して読み取れるので、確実な測定を可能にしています。

そして、ガスシールの調整。
アペックスシール・コーナーシール・サイドシールそれぞれ各部のクリアランスを合わせ。
調整後はマーキングして、キレイにシールケースに収めて完成。
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