ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2020年07月

今月もRTオイルが人気です。
皆様、ありがとうございます。
リピーターさんも多いので、気に入っていただけてるのかなと思うと、嬉しい限りです。

特に通販用のRT-01はここ数日どっとご注文が多数入り、在庫がすべてなくなりました…。
さらに、今日はなぜかRT-02フィーバーでこちらも一気に品薄状態。
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まあ、店頭交換作業用のRT-01はまだあるからまだ何とかなるだろうと思ってましたが、
念のため確認で、今週4連休の交換予約分を数えたら、超ギリギリ…。
冷や汗かいた笑

とりあえず、明日までになんとか少量作れそうなので、ピンチは回避できそう。

ということで、通販は現状ちょっと納期がかかりますが(来週中には出来ます)、バックオーダーは絶賛受付中ですので、ドシドシご注文ください。お待ちしております。



現在入庫のRX-8、エアコン使って渋滞にハマっていると以前よりも水温が微妙に高くなるということで、点検。

コンピュータでラジエータファン作動設定をLow88度・High93度に変更してますので、正常であれば上がっても94度くらいですが、100℃弱まであがるよう。
走れば水温は下がるようなので、最初に疑うは、2個あるラジエータファンモーターの作動ですが、
ちゃんと両方ともファンモーターは動いてる。

う~ん、でも回り方を見ると、なんか回転が微妙に遅いような…。


そこで、デジタル回転計を使って実際にモーターの回転数を計ってみました。
ただ回転数を測っても判断しづらいので、正常なウチのエイトのファンモーターの回転数も測って比較しました。

どちらもエアクリーナーがノーマルなので、こんな感じで隙間を開けて、ファンに反射テープを貼って、回転計を当てて測定します。
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これがまた大変で、測定し続けてると熱風で手が超熱い!
90度近いクーラントが通るラジエータからの熱風は火傷レベル笑
軍手して何回も測ってたら、今度は回転計の表示もまっ黒になってきちゃうし。苦笑


測定結果は、左右ともデモカーより100~150rpmくらい低いけど、取り立てて回転が低すぎる気もしないな~って感じ。
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(これは助手席側)

もう一台、ちょうど入庫してきたバッテリー移設してあって、エアクリもエアグルーブでラジエータの後ろがスカスカで測りやすいエイトで同じく測りましたが、そちらとはそんなに差がない感じ。
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(これは運転席側)


ってことで、最終的には本来の作業内容のひとつであるニューテックのZZ-91Rにクーラントを交換して様子をみてみることにしました。

ZZ-91Rに交換後は、ずっとアイドリングさせて水温をみてみましたが、90度を超えることもなく、水温の下がりも速くなったので、ひとまずOKでしょう。

ZZ-91Rがやっぱり効くってことです笑



本日7月17日は、リアルテックの開業日。
2010年に始めて今年で10周年です。

この10年間、多くの方々のおかげでロータリー一筋でやってこれました。
心から感謝いたします。
ありがとうございます。

次の10年も変わらずRE道を進んでいきたいと思います。
さらに、昔から温めている野望の達成に向けても頑張りたいと思いますので、
今後も変わらずご愛顧のほどよろしくお願いします。

リアルチェックで発見した、メータリングオイルポンプのコネクターボルト(ハウジングに付くノズル)の内部ワンウェイが壊れてたので、コネクターボルトの交換をしました。
距離が行けば大体壊れるところです。
ここが破損すると、MOPで計量したオイルが必要なタイミングでエンジン内部に供給されませんので、結果アペックスシールの磨耗に影響が出る可能性が増えてしまいます。
それ以外にも、プライマリタービン入り口からインテーク側にオイルが逆流して、インテーク廻りがオイルでベチャベチャにもなります。

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分解していくと、以前どこかでここらへんを脱着した時か、本来メタルガスケットには必要ないシール剤をベタベタに塗ってあって、外すのも大変・シール剤をきれいにはがすのも大変・あわせ面も傷だらけで面修正も大変で、余計に時間ばかり掛かってしまいました。
何でシール剤塗らなくてもいいところにこんなことするんでしょうね?
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ノズルの交換時にはプライマリーインジェクイターホルダーを脱着するので、走行距離も距離だし、
まあまあよくあるガソリン漏れの事前予防として、インジェクターとパルセーションダンパーも新品交換しました。
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フューエルホースは、新しめでバンドの位置が変わってたからそのまま。

一緒にネジ山が壊れてたところもヘリサート入れて修理&強化したり、
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そこらじゅうのボルトの位置もあべこべでしたので、すべて正規の位置に戻しました。

アンダーカバーボルトも折れててそのままだったので、ドリルとタップでちゃんとネジ穴修理。
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さらに、インタークーラーダクトの穴を塞いでいるスポンジシートが劣化で破れてしまっていてエア漏れしちゃ冷却に問題が出るので、きれいにはがして、色味が似ててヘタリが少ない素材のシートに張替えました。
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クルマもスッキリ、作業した僕の気持ちもスッキリです笑


エンジン掛からなかったRX-8、修理の際にシートに座ったら、お尻がビショ濡れ…。

なんじゃこりゃ!と思ったら、雨漏りしてて、雨水がビニールのシートカバーの上に溜まってました…。
ビニールカバーを使っててよかった!

みてみると運転席上のルーフトリムに染みが有りました。
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さらにAピラートリムを外したら内側のリブに水が溜まってましたが、下までは滲みてなかったのでこのタイミングで見つかってよかった。Aピラーの下は配線とかアースとかいっぱいあるので、腐食したら大変ですからね。
まあ、パンツはビッチョビチョになったけど…。

さて、雨はどこから漏れてきたのかというと、ルーフパネルとピラーパネルの合わせ部分のシール剤が割れてそこから雨水が浸入してきてました。
リアウィンドウに近い後ろ側が漏れてCピラーを伝ってリアシート下に水が溜まるってのはよくありますが、フロント側は初めて。

早速、ルーフモールをはずして、シール剤にクラックが入っているところを中心に全体を埋めなおしました。
作業中、シトシトと雨が降ってきちゃったので、乾くまでマスキングテープで雨よけ。
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シール剤が乾いた後は水をジャージャー掛けたり雨にも当てましたが、漏れてる様子も無くなりました。

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