ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

2019年12月

今週は毎日のようにRX-8のコンピュータセッティングしてます。

ほとんどがサーキット走行を楽しんでいる車両ですね。
エイトリアンカップ参加車も多く、1psでもパワー出してストレートスピードを稼ぎたいですもんね。
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車両それぞれからパワーを出せる出すには、現車セッティングが必須だと思ってます。
ちょうど寒くなってきてるので、RX-8のコンピュータセッティングには非常にいい時期です。

NA(自然吸気)エンジンの場合、気温(吸気温)で充填効率が大きく変わります。
そのため燃料マップなどの読む位置が変わってしまいます。

ターボみたいにエンジン回転×インマニ圧で構成されるマップだと、ブースト圧を調整すればマップの読む位置を変えられますが、気温は操作できないので、エンジン回転×充填効率で構成されるマップは読む位置を操作できません。
なので、中途半端な気温でセットするより、寒い時期と暑い時期両方でできるとキチンとセッティングが出せます。

RX-8の場合、寒い時期と暑い時期だと、充填効率はざっと10~15%くらい変わるんですよね。

ちなみに、ウチのリアライズの場合、寒い時期にセッティングした車両は、暑い時期に再度来てもらっての夏セッティングの確認とセッティングデータ変更(必要な場合)は基本無料でやってます。
(最初にセッティングした仕様と同一の場合に限ります)

昨日は筑波サーキットで行われたレブスピード筑波スーパーバトルに行ってきました。

目的は、


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フランスドッグを食べること!笑

というのは冗談で、RX-7やRX-8で参戦ショップさんの偵察…、もとい、見学です。

今シーズン、スーパーバトルは12月と1月2回行われるので、12月は出場を見合わせました。
来年1月の方に出ようかと思ってます。寒い方が立派なタイムが出やすいですからね。

見学に行って来て、マツ耐以来ちょっと離れていたサーキット熱も温まったと言うことで笑、
今日からぼちぼちスーパーバトルに出場させる予定のマツ耐号の復活作業を開始。

9月にクラッシュしたマツ耐号の箱替えして、RX-8・スタンダードパワーエンジンでタイムアタックして何秒出るか!がコンセプトです。
タイムアタックシーズンが終われば、4月のマツ耐開幕戦から参戦予定です。

ということで、ベース車両の現状確認。(前と色が一緒だから見分けがつかないですよね笑)
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エンジンが不調になって、バッテリーも完全上がり、エンジン不動状態で下取ってきたこのエイト。
セルモーターも小さく、移設バッテリーのため、セルの回りが悪く、そのままだとまったくエンジンが掛かりません。

最初に、フロントO2センサーが壊れてるのは前オーナーから聞いてたので、早速中古良品交換。

次に移設バッテリーだと容量が小さく、こういうときに不利なので、配線を直してバッテリーをノーマル位置に新品オプティマを取り付け。
さらに、スターターモーターも対策品の強いやつに交換。

で、何とかエンジンを掛け学習してみると、燃料学習値がとんでもなく大きな数値で、ガスも臭い。
まだ何かあるな~と思って、簡易的にログデータを見てみると、エアフロ数値が変な感じなので、エアフロを洗浄しました。
その後エンジン掛けたら、エアフロ数値も正常値に戻り、燃料学習値もみるみるゼロに戻っていき、アイドリングも安定感がでました。さらにガスも臭くなくなった。

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これで普通に動かせるようになったので、敷地の移動が楽になった。

でも、コンプレッションを測ったら、規定値以下でした。
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この18万キロ走ったエンジンは使わないのでいいんですが、
試しにエンジン下ろす前にカーボンクリーナーなどニューテック漬けしてみて、どのくらいコンプレッションが戻るかやってみますかね。

最後にリトラクタブルキーにスーパーナウさんから貰ったキーホルダーを取り付けて、本日の作業終了。
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最近ありがたいことにすごい忙しくて、FCのエンジン作業が進んでません…。


生産から30年経った我がアンフィニⅢですが、当時、FC買ったらとりあえずチューニング!みたいな時代には珍しく、エンジン関係にもまったく手が入ってませんでした。

チューニング形跡どころか、エアクリやターボ周りやラジエータ廻りなど各所ホースバンドの締める位置やクリップの位置など新車の位置のまま、メンテナンスやトラブルの修理・整備で外した形跡も全然ない感じ。だから低走行なのにエンジン調子悪くなってるんですがね苦笑

(なんでバンドの位置や向きとか分かるの?って思うかもしれませんが、ボクは当時からクリップの位置とか向きとかボルトの位置とかすごくうるさいやつだったんですよ。正規の位置からずらしてあると気持ち悪くて仕方ない笑)


さらにそれをよく表しているところが、スロットルポジションセンサー。

FC後期のスロットルセンサーはご存知のように、よく調整は必要ですし、新車装着のセンサーはよく壊れました。
距離を走れば、だいたいみんな1回は壊れたり、ブーストアップなどチューニングする前に交換してたりしてるはず。
ボクも数え切れないくらい交換・調整してました。

20数年前、18歳でFC買った時、最初に覚えたのはプラグ交換、その次にスロポジ・アイドル調整でしたね。


後期の補修品スロットルセンサーは、新車装着センサーでトラブルの元となった部分を対策(強化?)されたモデルに切り替わってまして、その見分け方は配線保護チューブの色です。


新車装着センサーが灰色、対策補修品が青色です。

ウチのアンフィニⅢは・・・、
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もちろん、灰色!
このスロットルセンサーは壊れてないので、オリジナリティ優先で再使用します。

新車のままのセンサー付けて走ってるのってあんまりいないだろうから、今時レアでしょうかね。
(18歳で買ったFC・GT-Xから外した壊れてない灰色スロポジも確かまだどっかにあるはず笑)

ボディ加工は本職ではないので、多少綺麗に出来てなくても文句を言わない約束であれば(笑)、フェンダーの爪折り作業を請負っております。
(本気できれいに仕上げて欲しいと言う依頼の場合は、板金屋さんに出してます。)

と言っても、もう何回もやってますから、塗装が割れたりしないのはもちろん、まあまあきれいに出来ます。

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今回は、9.5JだけどタイヤがデカイA052用に加工したので、そこそこ加工で止めておきました。

RX-8の場合、ホイールにもよりますが、295/35、10.5J+40や11J+45くらいまでは、リアはフェンダーの爪折りはそこそこでOK、それよりもリアバンパーとフェンダーの取り付け部やスプラッシュシールドをガッポリ削り落とさないといけない感じです。
フロントは、フェンダー加工は要らず、キャンバー・キャスターの角度具合でインナー側の加工が必要になります。

このあたりはデモカーで散々やったので、ノウハウ有ります。

ちなみに、このサイズはどこをどのくらい加工したらいいですか? とかは質問しないでくださいね。
基本は現物合わせです。
さらにホイールメーカーやタイヤ銘柄で変わりますので、適切なことが言えませんからね。

12月に入ってサーキットシーズン到来!
月末のエイトリアンカップなどに向けて、セッティング作業やメンテナンスの入庫が増えてきてます。
今年年内のデモカーの走行は無しにしましたので、ユーザーサポートに徹します。

FCアンフィニⅢのレストア作業もちょっとずつ進めます。

最初はエンジンからやっていきます。
とりあえず動くようにしたいのでね。

数年前に下ろしておいて、奥にしまっておいた(放置してた?)エンジンを引っ張り出してきました。
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エンジン自体は、うちに来たときからコンプレッションが700kpaあるかないかと低くなっており、さらにその後シールが固着したため、OHが必要です。

今回のOHは、新品部品をバンバン買ってきて交換して直すのではなく、新車当時のオリジナルにこだわりたいので、できるだけ部品を再利用しつつ、手間を掛けて美しく直していきます。

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分解用エンジンスタンドに固定して、早速ばらし開始…、

といきたいところでしたが、奥から引っ張りだしたことで工場内がごちゃごちゃしてしまったので片づけをスタート。
パーツも要るもの・要らないものと分けて、さらには新しい簡易作業台兼溶接機スタンドの設置をしてたら、タイムアップ笑

分解はまた次回。

作業スペースがちょっと広くなったからまあいいか。

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