ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
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エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2019年11月

9月のマツ耐でクラッシュしてしまったうちのマツ耐号。
ぼちぼち 復活に向けて動き出そうかと思います。

今日は時間が空いたので、事故後はじめてリフトアップして被害状況を再度確認。
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モノコックが結構いっちゃってますが(特にリア)、外装以外はスアリングギアボックスが壊れて、マフラーのテールがつぶれて、ホイールがちょっとえぐれたくらいかな。
ホイールがヒットしたのに、タイロッド以外のアーム類は全然OK。アライメントもフロントトー以外問題なしでした。


今のところ、ちょうどスペア部品取り用で下取ってあった車両に、必要なパーツを全移植って感じで進めようと思います。(これが一番お金がかからない!)
スペアカーから最初にモノコックを部品取りするとは…苦笑

今度の車両はTYPE-Sなんで、エンジンをハイパワーエンジンからスタンダードエンジンに変更した場合に電気的にスムーズにいけるか、整備書・電気配線図・パーツカタログから見比べて細かく違いを調べました。
2箇所ほど気になるところは有りますが、そんなに困難なところはない感じ。

新車両がイモビなしってのがラッキーポイントで、車体ハーネスなんかは移植しなくて済そうです。
と言っても、移植パーツリストアップしたら、作業はほぼ全バラの勢いですが苦笑。

来年の早い段階までには仕上がるように進めます。

最近連続する修理。

RX-8前期でサーキットでハーフタンクくらいになると左コーナー通過後にガス欠症状が出る症状。

それ自体は前から多々あるトラブルなので珍しくはないんですが、前期はリコールで全車燃料ポンプ交換になってます。
がしかし、リコール交換をやってもガス欠症状が出る場合があります。

と言うのも、リコールではその原因の上蓋部分とポンプ本体(赤丸部分)は新品交換しますが、プレッシャーレギュレータ(きみどり丸部分)、ジェットノズル(オレンジ丸部分)は再使用するから。

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(整備書ではポンプユニットは非分解式って書いてあるのに…)

ポンプ本体はトンネルをまたいで左右2分割になっているガソリンタンクの左側に有り、右側の燃料はジェットノズルに繋げられたフィードパイプから吸い出します。

サーキットでのガス欠症状の原因のほとんどはそのジェットノズル付近に問題があるので、リコールでポンプが新しくしてもガス欠症状の原因部分は新しくなりません。

その場合はフューエルポンプユニットを交換するしかありません。
プレッシャーレギュレータやジェットポンプは単品設定はなく、ポンプユニットアッセンブリーでしか出ませんからね。
この状態↓↓
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まあ、RX-8でサーキットを走ってるとリコールとは別に一度はポンプ交換しないとダメだってことです。苦笑

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