ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
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エンジンオイル交換時のオイル使用量
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2019年06月

先日、朝日新聞さんからロータリーエンジン新特許についてのインタビュー取材を受けまして、特許を読んでみての解説と感想とお話ししました。
それが本日、朝日新聞のweb版で掲載されました。
有料記事になりますが、興味のある方はご覧ください。

web版とはいえ、新聞媒体に自分の名前が出るなんて思ってもみませんでした笑


さて、昨日ポート加工を終えたハウジングはすべてきれいに洗浄して、他のパーツも組み立て前準備を済ませました。
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エンジン組み立て流れで補機も取付できるように、加工したインマニも各部グリスアップ・オイルを塗布して、バルブを組み付け、洗浄したインジェクターも取付。
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次回はいよいよショートエンジン組み立てです。

昨日の定休日は、新RX-8デモカーのマツ耐号の登録。

今回は筑波山の図柄入りご当地ナンバーにしたので出来上がってくるまで2週間くらいかかりました。
交付可能日初日にちょうど登録できました。
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これで一段落かと思いきや、8月のレースまでにはまだまだやることがてんこ盛りなので、じゃんじゃん進めていかないと…。


登録後は、用事ついでにルマン特別展示開催中のメガウェブに行って来ました。
マツダオープンデイに続き、今月2回目の787B-002とのご対面!
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今日も男前だね!

さらにヒストリーガレージのミニカー屋さんをうろうろしてたら、さっき登録したエイトと同じ色のエイトのミニカーを見つけたので、こりゃ運命だと思い、速攻購入。笑
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そして、今日はレネシスのポート拡大加工の続き。
インテークの6ポート+オグジュアリバルブ2個の拡大加工に、インマニの段付き修正を行って無事完了です。
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今日の仕事も、オイル交換などのメンテ作業にエンジン製作作業です。

エンジンの方は、ポート加工開始。
今回もウチのニューテックカラーのデモカーと同一スペックのポート形状にします。

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この前は4ポートエンジンで楽勝でしたが、今回はハイパワー6ポートの拡大加工プラスインマニ加工なので、削る箇所が多く時間が掛かります。

拡大加工のときは、失敗するリスクの高いところから行っていきます。
簡単に言うと、ポートとウォータージャケットの肉厚が薄く削りシロが少ないポートから順番に加工していきます。

ということで、エキゾースト側から加工開始。
フロントサイドハウジング~リアサイドハウジング~インターメディエイトハウジングの順番で加工を進めました。

今日はエキゾーストポートまで加工完了。

内部はカーボン付着が少なくなるようにピカピカ仕上げにしました。


週末はエコプログラム施工だったり、エコプログラムの仕上げオイル交換だったり、夏の定番・NC-200コンプブースト注入だったりで、ニューテックケミカル祭でした!

エコプログラムはエンジン内部の汚れ落とし。
走行距離が進んだエンジンにはかなり有効です。
コンプレッション回復の第一ステップにどうぞ。
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NC-200も暑くなってきてエアコン稼働率が上がってくると、その効果はすごく良く分かります。
エアコンの効きも良くなって、フリクション減って燃費も上がります。
もちろん、エアコン使用時のパワーダウンも抑制します!
これも体感率高いです。
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エンジン作業も進めました。
シール調整が出来たローターとステーショナリギアは、軸受けメタルを入れる前に超音波洗浄で完全に汚れ落とし。
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洗浄終えたローターは一昼夜室温に馴染ませて、エキセンのジャーナル部と、ローターおよびステーショナリギアのメタル部のクリアランス調整。

最近導入のデジタルボアマチックで3点、それまでのシリンダーゲージで2点での内径測定で、
手間はかかりますが、これまでよりさらに精度高くクリアランス調整ができます。
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今回も1/1000mm単位で気に入った数値になるまでメタルを打ち替えて、美しい数値で調整完了。

タフブラックコートを施したローターのシール調整が完了。
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今回は、サイドシール溝のバラつきが大きく、前期では一番長い溝だったので、手持ちの一番長い純正サイドシールでも少し長さが足りず、久しぶりに片側未加工品のサイドシールを使って調整しました。
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純正のサイドシールは同じ品番でも、ロットで微妙に長さが違っていて、
長いサイドシールはここぞと言う時に使ってたんですが、手持ちを使いきってしまいました。
最近の純正サイドシールはロットが違っても長さがどれも変わらない感じで、いい感じに長過ぎるのが手に入らないですよね。
未加工品は、調整時に削りシロが多くて時間が掛かるんで、できるだけ使いたくないんです。苦笑
あと、サイドシールはできるだけ少ない加工で済ますのが良いんですよね。色んな意味で。

そして、サイドポート拡大加工と段付き修正にため、エンジンハウジング・インマニを仮組みして位置合わせ。
各部ケガキをしまして、次回は暑いとつらい作業のポート加工です。笑
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