ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2019年04月

ゴールデンウィークに入り、リアルテックの『平成』の営業は本日で終わり。
明日4月29日から5月3日までお休みいたします。
『令和』最初の営業は5月4日から、それ以降は通常営業になります。

さて、平成最後の作業日は、オイル交換やリアルチェックなどメンテナンスメニューの作業と、
今週2台目のRX-8コンピュータセッティング。

今回はノーマルエンジン+吸排気フルチューン仕様で、いつも通りベースデータを入れてセッティングスタートしましたが、微調整のみでデータロガーの空燃比グラフも狙ったとおりの美しい線を描くようにセッティング出来ました!
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画像のグラフでは分かりづらいか笑
ギザギザの波形にならず、回転変化に対してほぼ横一直線でいい感じなんです。



別件でお預かりFDは、なんかエンジンの掛かりとかがおかしいな~と思ってみてみると、点火不良が発覚。
T側コイル1番2番ともにまったく点火しておらず、
付いてたプラグを外してみるとガソリンでビチャビチャで、きれいにしてよくよくみると、1回も点火した様子なし。
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クルマに付いていたってのに、まったくの新品プラグ状態でした苦笑

普通2個いっぺんに壊れる可能性はかなり低いのですが、外したついでにプラグを正常に点火していたテスト品に交換。
しかし、点火せず。そりゃそうよね。

次に、コイルよりイグナイターだろうよねと、奇跡的に持っていた新品イグナイターに交換してみると、ビンゴ!
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点火の波形をみてもしっかり表示されるようになり、
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念のためプラグを元に戻し、エンジンを掛けてかかり方と波形も確認してOK。

念には念をで、もう一回プラグを外してみてちゃんと火が飛んだ跡を確認しました。
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先の画像では黒かった中心電極が白く焼けてるでしょ。

これで修理完了です♪

今週も通販やご来店で多くの方にリアルテック オリジナルエンジンオイルをジャブジャブ購入していただいております!
通販では、最強RT-01から、リーズナブルな高性能鉱物油RT-27まで満遍なく出荷しました。
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皆様、ご愛用ありがとうございます。

ロータリーエンジンを高い次元で保持・性能発揮するなら、リアルテックのRTシリーズですよ~。


さて、先日のエイトに続き、FDにREAL-SPECダンパーを取り付けました。
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完全オーダーメイドでケースの長さ、ロッドの長さはそれぞれに合わせて製作してますので、ネジ式ですが想定どおりのスプリングの長さで設定車高にドンピシャで決まりました。

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REAL-SPECダンパーのこの黒いロッドが、効くんだな~。

フロントはホイールが出っ張りすぎな感じでしたが、何とかアライメントも思ったとおりに出来ました~。

ダンパーケースからアッパーマウントにいたるまで、すべてがリアルテックオリジナルで製作しているREAL-SPECダンパー。

RX-8用もFD3S用も今年は例年に増して、かなり売れております!
このREAL-SPECダンパーはデモカーやユーザーカーにてサーキットでタイムをバンバン出しておりますが、
ストリート仕様もありますよ。

本日もRX-8にストリートスペックを取付。
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うん、美しい♪

サーキット仕様よりもスプリングレートが低レートなため、ケース長やストローク長も長めで作っております。
ただ、ストリート仕様・サーキット仕様と言ってますが、どっちの仕様でもストリート・サーキットどっちでも快適に良いハンドリングで走れます。

さらに、高性能なまま長い間使ってもらえるように各部の耐久性にもこだわってます。

マツダファン東北ミーティング内で行われたエイトリアンカップSUGOのレポートです。

本番前日の土曜日夕方にスポーツ走行枠で、スポーツランドSUGO初走行でした。

タイヤは、鈴鹿サーキットでレコードタイムを出した、RE-05D 265/35R18です。
鈴鹿1周しか使ってませんが、本番では新品のRE-12D・TYPE-Aを出しますので、出来るだけフレッシュなタイヤをチョイスしました。

走行は30分1回なので、1~2周のショートランを数回行い、足回りのセットアップを詰めました。
セットと言っても、アライメント、ダンパー減衰力、スプリングレートは持ち出しセットでOK、
主に車高の前後バランスを合わせました。

短い時間で、リア車高を2回変更合計3パターンで比較走行して、最終的に良さそうなところが見つかりました。
さらに、4輪別のタイヤエア圧の上がり方データを採って、本番に臨みます。

この日のタイムは、トランスポンダー無しで、ストップウォッチ手計測で1分34秒3。
程度の良いRE-05Dと言えど、中古ではこんなもんでしょう。

そして、エイトリアンカップ本番。

走行前に、スポーツ走行時のデジスパイスデータと車載動画を解析しながら、最終的にどのコーナーをどのギアで行くかドライバーの谷川さんと確認。

特に、裏ストレートエンドで5速に入れるか、4速ホールドか悩みましたが、4速の方が1キロくらい速度が伸びるので、エンジン9500pmまで回すことになりますが、リアルテック謹製サイドポートエンジン&エンジンオイルなら大丈夫なので、4速キープを選択。
ちなみに、ホームストレートエンドも4速9000rpmくらい回ってます。

同時に30台以上入るコース状況とタイヤのデグラデーションを考えて、1周1発勝負!
RE-12D・TYPE-A新品を履かせて、コースイン。

アタックラップは完全クリアで行けて、見事1分32秒615を出して、SUGOのRX-8のレコードタイム更新!
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その後、1回目の走行から、RE-12DとRE-05Dの特性の違いが結構あったので、車高とタイヤエア圧を変えてみて、2枠目を走りましたが、エアは目論見から外れ、さらにタイヤには既に新品のようなグリップはなく、1分34秒3どまりで終了しました。

レコードタイムのランのデータをみると、セクター1でもうちょっといけたと思いますが、初履きのRE-12D・TYPE-Aでの1発勝負、どこまでいけるか完全には分からない状態で、ミスなく安全に走ってもらったので、オールOK!
裏ストレートの速度もロガー上で前日より速く、203キロまで伸びてたのでこちらもOK!!
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もし同じ条件でもう一度走っても、今のセットだとギリギリ1分31秒台に入るかどうかってところだと思います。
と言うのも、RE-05DとRE-12D・TYPE-Aだと結構特性が違って、クルマのセットと会ってませんでした。
今後はRE-12Dの方に合わせてセッティングも色々変えないと。


さて、スポーツランドSUGO初挑戦は、レコードタイム更新を達成できて大満足。
一発勝負で決めてきてくれたドライバーの谷川さん、ご協力いただいたニューテックジャパン、N-techジャパンの皆さん、ありがとうございました!

これで気持ちよく、マツ耐用デモカーの製作と、次期タイムアタック用のモアパワーを狙ったテストエンジンの製作に入れます。
(時間と疲れない体が欲しい…苦笑)

エイトリアンカップおよびマツダファン東北ミーティング参加の皆さん、現場で色々お話ししてくださったマツダのみなさま、お疲れ様でした~。

昨日のエイトリアンカップSUGOでデモカーのタイムアタックを行って来ました。

タイムは、1分32秒615で、RX-8レコードタイムを更新しました!
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スポーツランドSUGO初走行となった前日の練習走行では足回りのセットアップを詰めて、本番朝イチ一発新品タイヤで出しました!

ドライバーの谷川選手も頑張ってくれました!

詳しくは後日レポートしたいと思います。



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