ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2018年09月

この週末23日Be a driver. Experience at FUJI SPEEDWAYと24日に行われたRX-7 40th Anniversary at FUJI SPEEDWAYに行ってきました。

前日22日夕方から入ってましたが、MZレーシングさんの準備の手伝いしてたり、レーシングRE界の神様である松浦さんの送迎をしたり。

23日は色々なロータリーショップの出展が有りましたが、うちはイベント見学&取材&787B周辺のお手伝い。

ロータリーエンジン組立て体験ではウチの敏腕さんが初めてテンションボルトを回してました笑
(僕がいつもエンジン組むときは鶴の恩返しのごとく、閉めきってみちゃいけないことになっているので笑)


イベント後は次の日に向けて車両移動。その時いい画が撮れました。
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RX-7・SA22Cのラリーカーの運転席もパシャリ。
全部のメーターにMAZDAロゴ有り。
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24日はイベント内のコンテンツであるレーシングロータリー講座をさせてもらいました。
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R26B実機だけでなく、新品ローターハウジングやローターなど非常に珍しいパーツをマツダさんにお借りしまして、これがまた大好評。
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トークショー自体も用意した120席がほぼ満席、立ち見の方も多くいらして、大好評でした。

中野さんや渡邉さんからは事前打ち合わせにないの興味深い話しが飛び出し、皆さん熱心にお聞き頂きありがとうございました。
今回のトークショーで、エンジンのメカニズムだけでなく、開発エンジニアお二人の熱い気持ちが少しでも皆様に伝わったらすごく嬉しいです。

2日ともバタバタして時間が過ぎてしまった感が有り、多くの方とお話しどころか挨拶もまともに出来ずでしたが、非常に有意義な時間が過ごせました。

9月24日、富士スピードウェイで行われるRX-7 40th Annnivesaryイベント内で R26Bトークショーを行います。

去年の岡山マツダファンフェスタに続き、元マツダスピード・エンジンエンジニアの中野さんと、ロータリーエンジン研究家のワタクシがトークショーの進行を行います。

ここ数日は、その準備。下調べだったり、R26Bゆかりのゲストへの質問案を作ったり。

手持ちの歴代レーシングRE用ローターハウジングやローターも持っていく準備しました。

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今回、マツダ様のご好意によりR26Bの実機を展示するのは既報の通りですが、
それに加えて単品部品もお持ちいただけないかとお願いしたところ、

なんと!R26Bのローターハウジング、ローター、セラミックアペックスシールの単品をお借りすることが出来ました!
今後のスペアとして保管される貴重なインターナルパーツを間近でみられるチャンスはそうそうないですよ!

R26Bローターハウジングと、それまでのローターハウジングを並べて展示する予定です。

今回のトークショーゲストは、サーキットイベントで走る787Bのメンテナンスをしておられるマツダのエンジニアである渡邉さんが来てくださいます。
エンジン実研部で、R26Bをルマンで勝てるエンジンに育てたメンバーのお一人です。

ここでしか聞けない裏話もドンドン引き出していきますよ!

さらに、レーシングREの神様・松浦國夫先生によるレーシングREヒストリー・語り部の会も行われます。
ロータリーエンジンファン必見です!

先日、2年前にウチのほうでエンジンOHしたFD3Sをリアルチェックしました。

OH時にしっかり交換するものは交換して、丁寧に製作した甲斐あって、エンジンコンプレッションはこんなです。

フロント
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リア
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去年計った時よりも0.3~0.4くらいさらに上がってました。

使っているパーツはアペックスシールも含めすべて純正パーツです。
表面コートとかも何もしてません。

ただただマツダから出てくる純正パーツを使って、ノーマル風味で組み上げて、良いオイルを使ってもらっているだけです。

オーナーさんの扱い方も良いのもあるかも。
大切にしてくれて、ありがたいですね。

でも、頼まれてもこのレベルのコンプレッションは2度と出来ないかも…。笑

作業を進めてましたRX-8のエンジンOHは、先週中に車両に搭載して、エンジン始動。OK!

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各部点検もOK!

しかし、最後の仕上げでコンピュータデータを書き換えようとしたら、前に変に書き換えられちゃったことがあったみたいでデータがおかしくなってまして、ノーマルデータなのに書換えできず。

データ復旧して、ちゃんとしたコンピュータデータをインストール。
これですべての作業を仕上がって、完成。
当然のことながら、エンジンルームも下回りもピカピカになりました。


さて、先日RX-8デモカーで参戦したマツ耐のレポートがwebモーターマガジンで上がっております。
現在販売中のホリデーオートの誌面と合わせてご覧ください。


昨日は、9月24日に行われる RX-7 40th Anniversary at Fuji Speedway の打ち合わせ。

去年の岡山国際サーキットのマツダファンフェスタに続き、今回もレーシングREトークショーをすることになりました。

今回もルマン優勝エンジン4ローターR26Bの実機もお借りして、このエンジンの解説を中心にトークショーを行う予定です。

史上最強のREであるR26Bをより深く知ってもらえたらと思います。

予習でこちらをご覧ください。
この時お聞きしたエピソードも差し込んでいこうと思ってます。
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R26Bを作り上げた男たちと、一REファンの画

自称ですが、部外者では一番レーシングRE・R26Bについて研究していると自負してますので、ここでしか聞けない濃い内容にしちゃいますよ~。

RX-7ファンだけでなく、ロータリーエンジンファン、Cカーファンの皆さんもぜひどうぞ!

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