ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
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エンジンオイル交換時のオイル使用量
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2016年07月

今日はFDのブーストアップの仕上げ作業、コンピュータセッティングです。

コンピュータは、うちのリアライズ・マスター。
純正コンピュータを使ったいわいるロムチューンです。
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FDなどのターボ車の場合、燃料点火とかををセッティングしているより、ブースト設定をしている時間のほうが掛かります。

仕様にだいたい合う燃料点火などのベースセッティングデータを入れて、先ずブーストをしっかり合わせて行きます。
あとシングル→ツイン、ツイン→シングルのシーケンシャルターボの切り替えポイントも変えてます。

ブーストの設定が終わったらいよいよ燃料セッティング。
A/Fとブースト、エンジン回転、ノックレベルをログしていきます。
ヘッドフォンを片耳につけてノッキングの音も聞いてます。(常にジージージージー音がうるさいんです笑)

今回はベースデータでほぼほぼ合ってましたので、微調整で完成。
でも、各設定ブーストでの確認はしっかり行ってます。

今回のFDはエアコンレス車。
終わったときには汗だくでぐったり…。苦笑

ちょっと駐車スペースを作ったせいか、最近預かり台数が多くなっております。

うちは一人ですべて作業やってますので、週に3~4台は結構多いんですよね。
それも修理やセッティングだと1台に時間が結構掛かります。

週末には3台納車して、あーすっきり!って思っていたら、日曜の夕方までにまた3台預かっているという、いってこい状態。

ありがたいことです。

そのうち2台は今日のうちに目処をつけて、明日から最近では新規でめっきり少なくなってしまったお久しぶりのFDブーストアップ開始!
新車ばかりやってたときのように簡単に行かない事も多くなってきてるので、慎重に行きましょう!



お預かりのエイトは、メンテナンスで暑い夏に最適の良く冷えるニューテックZZ-91Rクーラントに交換。

今年もメチャメチャ売れています!
色も良く冷えそうなブルーです。笑

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今回、交換時に抜いたクーラントが…、


まっ茶色!


ドレンボルトにはヘドロがべっとり…。
エイト後期はスーパーロングライフタイプなのに…。
メーター取り付け時に水混ぜたのかな?変なの混ぜたのかな?
普通はこんな感じにはなりませんが、経験的にスーパーロングライフクーラントは5年は持たない感じです。
3年がいいところ。

というのも、うちの後期エイトでは純正スーパーLLCを新車から3年で抜いて、サブタンクの中をのぞくと結構錆びた色のものが少し出てきてました。

これでは、やはり冷却効率は落ちるし、ウォータージャケット内が心配ですよね。


ウォータージャケットやウォーラーライン、ラジエーター内を常にきれいに保たせて、冷却能力と耐久性を望むなら、ニューテックZZ-91Rクーラントしかありません。

ウォータージャケット内に錆を発生させないどころか、汚れを洗浄してクーラント内に取り込んで拡散し、さらに内部コーティングをしますので、冷却系統をきれいに保ちます。
それも浸透性が高いので、鋳物の鋳肌のざらざらした部分でも隅々まで行き渡ります。

さらに、ウォーターポンプの潤滑もしてくれます。

冷えるだけでなく、ホントいい事ずくめ。

ロータリーの大敵のエンジン水喰いをしたくないなら絶対ニューテックZZ-91Rクーラントです。
間違いなし!

今月は何を間違えたか、預かり車両がいっぱいです。笑

駐車スペースが増えたため、気を許していたら、動けないくらいいっぱい。

どんどん作業を進めております。

来月6日のエイト祭に向けての作業が多くなってきております。

お預かりも日帰りもセッティングに点検、修理など。

特にセッティングが多いですね。

みんな勝ちに行ってます笑。

今日は日帰りでエイト後期のスプリング交換。次のステップのためにレートアップです。
スプリングはスペシャル品。笑

そして、お預かりではこれもエイト後期にリアライズ・マスター・コンピュータセッティング。吸排気の仕様が完成したため?にそれに合わせるようにビシバシセッティングです。

ベースデータから車両の学習程度を見極めて、マッピング。

今回もパワーを出せるだけ出して、きれいなセッティングができました。
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7月なので、今日もRX-7の作業です!

とその前に、

ニューテックオイルの代理店になってから、ここ最近はありがたいことに徐々にニューテックオイルを取り扱っていただくお店さんが増えてきました。
そうなると出荷や伝票処理などのデスクワークが相対的に増えてきて、1日のうち作業できる時間が少なくなってきてしまってしまってます。

段取り的になかなかしんどいですが、頑張ります。

さて、今日の作業はFDのステーショナリギアOリングよりオイル漏れの修理。
ステーショナリギアOリング交換は定番ですね。
熱で硬化して、そこからオイルがヒタヒタと漏れてきます。
オレンジのオイルシールは大体大丈夫ですが、一緒に交換です。
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この外れたステーションナリギア絵は良く見ますので、珍しいエンジン側の絵です。笑
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エキセンとローターのギアがこんな感じで見えます。
なんかゾクゾクしますよね。笑

ちなみ、外したステーションギアを洗浄したら古いオイルの色も付いておらずこのように新品みたいにきれいで、ギアメタルはほぼ損傷無しで綺麗なもんでした。
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普通は大体3層メタルの2層目ぐらいまで突入してますが、これは1層目も綺麗に残ってます。
ちゃんとした良いオイルを使っていた証拠ですね。

使ってたのはニューテックオイルですけどね。笑

オイルの性能はここのメタルの磨耗具合を見るとはっきり分かるんですよ。

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