ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

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2016年05月

ご来店作業、お預かり作業ともにたくさん進めております。

FC/FD/RX-8、満遍なく作業してます。

先週組み上げたFDのエンジンは補機もすべて取り付け、車両に搭載しました。
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ピカピカです!

このFDは、オーナーさんの拘りでOHついでに消耗・劣化パーツはすべてといっていいほど交換。
タービンも新品♪

さらに、これは僕の拘りで、ちゃんとは付いていたけど純正と違ったボルト・ナットは、本来のサイズの純正ボルト・ナットに交換。
これでボルト・ナットはすべてメーカーの設定通り!笑

ということで、手を入れるところが多く、順調に進んでいますがなかなか進み具合が遅いです。苦笑

休み明けには完成予定です。


今日は朝からエンジンOH作業です。

いよいよ組立て。

午前中に所用を済ませ、組立て前の細かい仕込み。

ローターにシールの組み付けや、テンションボルトにシールワッシャーつけたり、オイルシールにニューテックの最強なグリス溜めたり。

そして、午後より本体の組立て、無事完成。

今回も各部拘りましたので、綺麗にできました~。
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そうそう、ローターハウジングの元々かっこ悪くマーキングしてあったところは綺麗に消して、ウチ色に塗りました。笑

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FDのエンジンOH作業を進めています。

昨日までにサイドシールのクリアランス調整も終わり、調整する部分はすべて完了。
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そして、今日はポート加工。
インテーク/エキゾーストともに、ツルピカに仕上げました。
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最近のサイドハウジングは鋳型が良くないのか、ポート内部が昔よりガタガタな気がします。
なので、ポート加工は有効です。



今日もご来店作業以外の時間はエンジンのクリアランス調整。

アペックスシール、コーナーシールの順で調整していきましたが、サイドシールをはじめるにはちょっと時間が無かったので、ばらしたエンジンから外したガスシール類の測定観察しました。
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うちでは、分解したエンジンも組み上げるエンジンと同じく、すべて計測してデータ収集、すべて保存してます。

分解したエンジンはいろいろなことを教えてくれるので、良く観察すると面白いんですよね。
シールの動きも見えてきたり、磨耗率も計れます。

そこで得た情報から、新たに組み立てたエンジンの使い方やメンテナンスの仕方のアドバイスをさせていただいてます。


ちなみにね。
マイクロメーターなどの測定器はやっぱりデジタルじゃないと、採りたい情報量が短時間に正確に安定して採れないんですよ。
昔はアナログ使ってましたが、デジタルにしたら圧倒的に精度が上がりました。

エンジン組む人には絶対デジタル測定器がオススメです。
それも、ミツトヨね。

ここ数日体調不良で、3日は筑波に一日外にいて、現場は良かったんですが、戻ってきたらさらに悪くなった感じ…。
なので、昨日のお休みは一日寝てました。

今日もあまり体調が良くありませんが、エンジンOHの作業を進めます。


今日から各部のクリアランス調整開始。

手始めにローターとローターハウジングの幅を測定し、⊿Rを算出。
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最近の新品ローターハウジングにはこんなにでかく前後のマーキングが…。
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マツダパーツさん、これカッコ悪いんで止めてくれませんかね?苦笑

FCやFDの場合、前後を間違えて組むと2次エアがポートに行かなくなるのでアイドル不調になります。


次にエンジンの軸受け部分である、エキセンのジャーナル部と、ローターメタル・ステーショナリギアのメインメタルのクリアランス調整。

エキセンの程度は良い感じ。
ローターメタルはクリアランスもバッチリで、表面の磨耗具合も良いので、『あえて』交換せずそのまま再使用です。

しかし、メインメタルは前後ともかなり磨耗してました。
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こうなるのは、オイルそのものが不良か、クルマの使い方にオイルが合っていないかです。
オイルの良否はここの部分でよく分かります。

ちなみに、ニューテックオイルを使ってると基本的にこういう風にはまったくなりません。


ということでメタルの打ち替え。
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フロント側は一発OK。かなりいい感じの数値。

リア側も打ち替えて内径を測るも、オイル穴の内側・外側、さらにX軸Y軸の計4箇所測るうち、外側・Y軸の1箇所がやけに小さい。
磨耗してたメタルもその部分が小さかったし、もう一回別のメタルを入れなおしましたが、やっぱりその部分が小さい。

小さいところにあわせると、それ以外が狙いの数値を大きく超えてしまうので、妥協するのも気にいらないので、ステーショナリギアそのものを新品交換です。

なんか最近こんなの多いな…。とほほ。

何度も打ち替えてメタルも何個かパーですが苦笑、クリアランスをピシッと合わせられたので、良しとしなきゃね。

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