ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

2015年10月

今日もエンジン作業の続き。

この時期はエンジン作業を行うのにいい季節です。
室温を調整しなくともほぼ20℃になりますからね。


今日は、軸受けとなるエキセンのジャーナル部分とステーショナリギアメタルおよびローターメタルのクリアランス調整から、アペックスシールとコーナーシールのクリアランス調整まで。

今まであまり良いオイルを使ってなかったのか、メタルの磨耗は結構酷く、見た目だけでなく測定値も限度値を大きく超えてました。

ちなみに、メインメタルの減り方が酷い場合は、ほぼオイルがダメダメなせいです。


さて、今回ハマったのは、コーナーシールのクリアランス調整。

いつものようにローターのコーナーシール溝を計ると、全体的に溝が小さい…。
だいたい0.005mmぐらい全体的に小さい。

測定に使うホールテストの最初に行うゼロ点設定を疑って校正確認したくらい。笑

測定器に問題がなかったので、たまたま小さい溝ローターだったんですね。


そこで困るのが、その溝にあわせるコーナーシール。

エイトのコーナーシールは、大・小で2品番の設定が有り、それぞれで大きさが0.01mmぐらいの幅がありますので、定期的に取り寄せて在庫していて、溝にあわせたものをチョイスします。
(ロットによってサイズが揃う傾向にあります)

しかし、全部の溝が小さいとなると、結構しんどい。
幅があるといっても基本的に中間値に近いので、小さい方の数は少ないんですよね。

ですが、なんとか小さいサイズのコーナーシールを全部あわせたら、意外に12個とも0.001mmまでピッタリなクリアランスに調整できました。

なんとかセーフ。
良かった良かった。
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今日は定休日明けなので、アレコレとデスクワークに、オイル出荷や、さらに預かり車の仕上げなどで一日バタバタしてました。

本当はエンジンのクリアランス調整といきたい所でしたが、何とかハウジングやローター、エキセントリックシャフトの洗浄までで精一杯。

ローターは時間を掛けて、手作業で表面からシール溝内部までしっかりとカーボン落とし。
やっぱりそっちのほうが手間や時間はハンパなくかかりますが、仕上がりが自然で美しいですね。笑

明日は、それらをちょっと加工して、クリアランス調整です。

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今日は一日RX-8エンジンのサイドポート拡大加工。

最近はポート加工の作業も多いので、前よりは早くできるようになりましたが、
それでも丸々1日は掛かりますね。


今回のポート形状は、インテークはパワーと高い信頼性を併せ持ったSPEC1ポートですが、エキゾーストはSPEC3のいいところをを取り入れた、ハイブリッド仕様。

車両の吸排気系のスペックからするとこれがベストなはず。

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体中鉄粉臭いので、今日は早く風呂入ろっと。




先日初めて入庫したFD6型、リアルチェックで乗ってみたところ、なんだかギアが1段低くしないとスムーズに走らない。
3000rpm以下の負圧領域が明らかに遅い。
さらに、アイドリング負圧も-57kpaと低め。

仕様は、マフラー交換のみで、コンピュータがノーマル。
コンプレッションは8キロ半ばから後半くらい。
2万3000キロと低走行距離だし、ちゃんとメンテもしていたようで、センサー類も問題なし。
スロポジいいところの数値。
プラグの程度も問題なし。火もしっかり飛んでる。

でも、明らかに遅い。

60キロ以下の街乗りで5速が全く使えません。
交差点も2速まで落とさないとかったるいくらい。

試しに、同じような仕様である敏腕FD(3型10万キロ)を試乗。
こっちはやっぱり普通に5速50キロでもぐいぐい走ります。
(オレの感覚はおかしくないな。笑)
まあ、ウチで丹精こめて組んだエンジンって事はあるけど、それでも違いが明らか。

FDってこんなもんって思われてしまうのもしゃくなので、原因を探ります。

そこで、そのFDのメンテ履歴では200キロ前にオイル交換してはあるけど、僕が一番オススメしないどこでも売ってる超有名オイルメーカーのものが入っていたので、試しにオイル交換してみようとなりました。

そこでチョイスしたのが、いつものRTシリーズ…、ではなく、
相談の上、ニューテックNC-50/NC-51で、1対1でブレンドしみました。


交換後は、アイドリングで油温を80度まで暖気。

そしたら、みるみる負圧が上がっていきます。
10分程度アイドリングさせただけで、-61kpaまで行きました。笑
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そして、走ってみると…、



トルクが復活!!


5速1500回転でも普通に走れるようになりました。
その回転での巡航負圧も、-10kpaぐらいだったのが-50kpaあたりで走れるようになりました。
坂道もシフトダウンなく、ぐいぐい登るようになったしね。

これが本来のFDのトルクだよ!

ニューテックオイルは使い込んでいくともっと良くなっていきますし、これでさらに楽しいロータリーライフが送ってもらえます。


しかし、オイルだけでこれだけ変わるとは…。

やっぱりニューテックオイルは凄い。

フラッグシップモデルではなく、ベーシックモデルでこれだけの効果がでるんだもの。

うちでオイル交換すると、帰りにその違いがよく分かるとか、凄く速くなったとよくいわれますが、まさにこういうことなんですね。
ニューテックオイルしか取り扱わないので、良いほうに感覚が麻痺してましたが、再認識しました。

エンジンを生かすも殺すもオイル次第!!

ちなみに、それでもリアルテック謹製ノーマルポートエンジンとリアライズコンピュータ、さらにニューテックオイル漬けである敏腕FDのほうが、低速トルクは圧倒的にありますよ。笑

リアルテックRX-8デモカーに装着しているNEWダンパーの量産品が出来上がってきました。
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名称は『REAL-SPECダンパーキット』になります。

特に性能に拘って、シリンダー・ピストン・シャフトから、ダンパーオイル、アッパーマウントまで一からオリジナルで作りました。
こだわりは、シリンダーやシャフトの長さや処理など基本的なところから、アッパーマウントのボルトのコーティングにまで及びます。

その性能はこの前のレブ鈴鹿RX-8頂上対決でも実証済み。

このダンパーは全長調整式ではなく、いわゆるネジ式をあえて採用して、ケース剛性を高めています。
シリンダー内面やシャフト表面のコーティングもスペシャルで、ピストンの伸び縮みの切り替わり時をスムーズに動かしてます。

減衰調整はあえて無段階調整にしてより細かい調整も可能です。

アッパーマウントは前後ピロで、リアも一品物で製作しました。

これにより、リアもID65のスプリングを使えるようにして、レングスやレートの自由度を増して、使えるスプリングの種類も豊富に出来ました。

標準設定のスプリングも作りに拘ったスペシャル品で、レートはフロント14~20キロ、リア10~20キロあたりまで対応し、注文時にご相談のうえレートの決定をします。
リアにはヘルパースプリングが入ります。
ヘルパーを入れることで、ショックの長さを出来るだけ長くしました。

実際にデモカーでは前後20キロで街乗りしてますが、サーキットでの減衰のままでも面白いくらいしなやかに動き、乗り心地もよいですし、もっと緩めれば、バネがより動くようになって、アンジュレーションのいなし方も変わりますので、お好みのポイントに合わせられると思います。

でも、めんどくさいので、うちはサーキット減衰のままですけどね。笑

価格は45万円(税抜)で、ちょっとお高めですが、その分かなり懐が深い高性能なダンパーが出来ました。

詳しくはお問い合わせください。


あ、あとダンパーに貼るステッカー作らないとね。

さらに、現在FD用のREAL-SPECダンパーも製作中です。

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