今日もエンジン作業の続き。
この時期はエンジン作業を行うのにいい季節です。
室温を調整しなくともほぼ20℃になりますからね。
今日は、軸受けとなるエキセンのジャーナル部分とステーショナリギアメタルおよびローターメタルのクリアランス調整から、アペックスシールとコーナーシールのクリアランス調整まで。
今まであまり良いオイルを使ってなかったのか、メタルの磨耗は結構酷く、見た目だけでなく測定値も限度値を大きく超えてました。
ちなみに、メインメタルの減り方が酷い場合は、ほぼオイルがダメダメなせいです。
さて、今回ハマったのは、コーナーシールのクリアランス調整。
いつものようにローターのコーナーシール溝を計ると、全体的に溝が小さい…。
だいたい0.005mmぐらい全体的に小さい。
測定に使うホールテストの最初に行うゼロ点設定を疑って校正確認したくらい。笑
測定器に問題がなかったので、たまたま小さい溝ローターだったんですね。
そこで困るのが、その溝にあわせるコーナーシール。
エイトのコーナーシールは、大・小で2品番の設定が有り、それぞれで大きさが0.01mmぐらいの幅がありますので、定期的に取り寄せて在庫していて、溝にあわせたものをチョイスします。
(ロットによってサイズが揃う傾向にあります)
しかし、全部の溝が小さいとなると、結構しんどい。
幅があるといっても基本的に中間値に近いので、小さい方の数は少ないんですよね。
ですが、なんとか小さいサイズのコーナーシールを全部あわせたら、意外に12個とも0.001mmまでピッタリなクリアランスに調整できました。
なんとかセーフ。
良かった良かった。
