ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2015年10月

エンジンOHしていたRX-8は、昨日と今日でエンジン換装して、始動しました。
イメージ 1
いやぁ、静かに回ってます♪

始動後は、各部点検して暖気。

暖気後に早速コンプレッション測りましたが、全体的にきれいに揃っていて、既に8キロを軽くオーバー。
サイドポート拡大加工した組み付け直後のまったくあたりが付いていない状態でのコンプレッションにしてはかなり良い感じです。

明日以降はアイドル状態で初期の当たり付け。
これやるだけでコンプレッションの上がりがかなり変わります。

納車前に9キロ超えるかも。

昨日は朝から東京モーターショーへ行ってきました。

もちろんお目当ては、RX-VISION。

東館側から入場したので、マツダブースのある西館までは結構ありますが、もちろん早歩きです。笑

到着したら、スポーツカー主査の山本さんにご挨拶。
山本さんからはなぜか開口一番『やったね~』って言われました。笑
(ちなみに山本さんには僕のことは相当なロータリー馬鹿だという認識はしていただいております)

山本さんに『あのノーズならフロントミッドに3ローター載っちゃうんじゃないですか?』なんていってみたら、
『4ローターも載っちゃうよね~(笑)』なんて言われて大興奮。
(ちなみに、コンセプトカーでありますので、開発主査である山本さんはまだ絡んでいないようでした。)

歓談後はいよいよRX-VISIONを拝見です。
イメージ 2

イメージ 3
生でみてもマジかっけー。

これぞRXの名を持つにふさわしいクルマだよ!

近くに寄ってみてみると、ノーズの長さと車幅の割りに、思いの外小さかった。

しかし、あの顔といい、7:3でみたときのプロポーションといい、ケツといい、文句のつけようがない。

美しすぎました。

ちなみに、メーターを見てみると…、
イメージ 1
当初は8000rpmレブかと思いましたが、9000rpmレブみたいです。

どんどん新エンジンの妄想広がる。笑

さらに、下のほうとかなんか見えないかマジマジと見てきましたが、コンセプトカーですからね。

市販に向けて進めていくのであれば、ここから色々と変わっていくでしょう。

もちろん反響が大きければ大きいほど、市販への道は開けてくると思います。

みなさん、モーターショー行ったら、マツダブースで、『これ出たら買う』って言ってきましょう!



そして、RX-VISIONにロータリースポーツの未来を感じたあとは、他のブースも回って色々見てきました。

途中、竹岡姐さんをスズキのブースで見つけたので声を掛けたら、そこにいらっしゃったメーカーの方に紹介してもらいました。
その方にいつもサービスカーで使ってるエブリィのパッケージングやエンジンのこと、新しいエブリィとの比較などを話させていただきました。(ロータリストですが、DE51系のエブリィはかなりのお気に入りです)

そしたら、『その型のエブリィはオレが作ったんだよね』なんて言われて、長く乗ってもらってありがとうとお礼まで言っていただきました。

そして、その場を離れたあと、姐さんから一言。
『さっきの話してた人、スズキの常務なんだよ』

え~、先に言ってよ。
姐さんが余りに気さくに話してるから、こっちもペラペラしゃべっちゃったじゃん!
一気に冷や汗出たわ!!

その後は各メーカーのブースでAJAJガイドツアー(http://www.tokyo-motorshow.com/event/guidetour.html)に向けて情報収集をする竹岡姐さんに付いて全館回ってみました。

ホント熱心に全メーカーを回って広報の方などから注目ポイントなど色々聴いてましたので、ツアーガイド参加の際には竹岡姐さんの指名がオススメですよ。
イメージ 5

そして、マツダのトークショーで撮ったこのショットがお気に入り。
イメージ 4

なかなかドア開けはしないそうですので、レアみたい。

ついに発表されましたね。
次世代ロータリースポーツコンセプト『RX-VISION』
イメージ 1
朝から興奮しっぱなしです。

マジカッコイイ!!
ネーミングも好きです。

明日、早速実車を確認してきます!

と言うことで、今日は明日出張のため、代わりにお仕事です。
RX-VISIONのスカイアクティブRのエンジンスペックを妄想しつつ、エイトのレネシスを組み立てます。

怒涛の週末明けの今日は、エンジン作業の続きです。

先週やり残した、サイドシールクリアランスの調整。

クリアランス調整は室温などをコントロールするため、出来たら1日で一気にすべて完了させたいんですが、
今時期は何もしなくとも室温が20度近辺ですので、室温調整も最小限ですし、
パーツ類や測定器も適温に馴染ませやすいので、問題なしです。

エンジン組立てにはホントいい季節です。


さて、サイドシールとコーナーシールのクリアランス(⊿E)調整は、よく、ロータリーでは肝だ、コンプレッションはこれで決まる、みたいに言われるところですね。

まあ、それはそれで間違っていないんですが、コンプレッションは⊿Eの数値だけで決まるわけではありませんし、肝なのはクリアランスを0.XXmmであわせるということだけでなく、それ以外にも気を使って合わせ込んだほうが良いポイントが多々あります。

特にRX-8のレネシスエンジンはキーストーンタイプといって断面の片側がテーパー状になってるので、色々とあわせづらく、時間も掛かります。

サイドシールはシール類の中で一番動きが複雑ですから、そこいらへんを踏まえて調整してあげると、きれいにトルクの出るエンジンになるわけです。

結構細かく調整してるんですよ~。
イメージ 1

と言うことで、サイドシールも完成して、クリアランス調整関係はすべて完成です。

昨日今日の週末は、たくさんのご来店をいただきました。
誠にありがとうございました。

サーキットシーズンもそろそろなので、セットアップや仕様変更、点検にメンテナンスの作業に加えて、ご相談もたくさんでした。

今シーズンは、ピロ化が人気ですね。

11月の作業も徐々に入ってきておりますので、ご用命な方はお早めにお願いします!




↑このページのトップヘ