ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2015年06月

昨日は、リアルテックオリジナルセッティングのスピリット車高調など足回りパーツの取り付け。

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今回の車高調はTC1000に特化した仕様を言うことで、先日のテストで得た最新のデータを基に作りました。
スプリングはいつものカヤバではなく、最近いい感じのものを見つけたので、それをチョイス。

ブッシュ類もちょっと見直しました。


さらに先日降ろしたデフは分解して、LSDの仕様変更。
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ウチの車高調を導入していただきましたので、それにあわせたセッティングにしました。

LSDは足回りと密接な関係にありますので、機械式付いてりゃなんでもいい、ってモノではありません。

LSDはメーカーごとに色々特色がありますので、それで足廻りと合う合わないは出てきます。

お勧めは、付けてる車高調のメーカー推奨のもの。
そうすれば、セットを外すことも少ないと思います。
あと、オイルでも効き方変わるんで、オイルのチョイスも重要ですね。

LSDも奥が深いのです。


さて、足廻りやデフの装着を完了させたあとは、神保町に向かいました。

エイトリアンさんに誘われて、Car Watch主催の『神保町フリーミーティング POTENZA RE-71R開発者との夕べ』に参加してきました。

タイヤを作った開発者の方に直接お話を聞けるチャンスはなかなかないので、誘われたときは速攻乗っかりました。笑

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そのミーティングでは、開発者の方や、山野さん・橋本さんのためになる話を多く聞けましたので、満足満足。

質疑応答では、きわどい事やここの部分の数値教えてって質問が飛び交いましたが、流石に答えてもらえませんでしたね。当たり前ですね。苦笑
(そのような質問を誰がしたかは想像にお任せします。笑)


内容の濃いミーティングで、時間があっという間でした。
第1回ということでしたので、次回はもうちょっと長い時間でやっていただけるといいかもしれませんね。


さて、昨日聞いた情報を基にタイムアタックの準備を進めましょう。

今日は駆動系祭りです。笑

朝からRX-8に先日紹介したATSの新作クラッチ・スーパーブレードクラッチの取り付け。

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このカーボンクラッチはダンパー付きのディスクなので、軽量クラッチによくあるダンパーレスディスクと違い、2000~3000rpmでのシャラシャラ音はほぼしません。
エイトの場合、高いギアで巡航していると、速度によってはずっとシャラシャラいってるので、不快に感じている人も多いはず。
このスーパーブレードにはそれがないのでストリートでは快適ですね。

ただ、アクセル開度を大きめにする(50%以上かな)と、上記の回転で多少シャラシャラします。
その場合は、すぐに回転が上がるため音もすぐ止みますので、気にならないと思います。
アクセルを強く踏んだときって、そっちより違うところに気が行きますしね。笑

シフトフィーリングは言わずもがな、スパスパ良く入ります。

フライホイールも含めたクラッチ全体重量も軽いので、レスポンスもかなりアップ。


10万キロ近くなって、そろそろクラッチヤバイねって車両が結構増えてきてます。
ストリート派でも運転するのが楽しくなるクラッチです。
これからの定番になるかも。


そして、クラッチ作業のエイトの納車後は、預かり車のLSD仕様変更でデフ降ろし。

ストリート仕様なLSDをサーキット向きに仕様変更します。

分解は後日。

今月に入って、大きめの作業がドドドと入ってきて、結構バタバタしてます。
特にストリート/サーキット問わず、足回りのセッティングや修理作業が多いですね。


昨日も朝8時から作業やデスクワークをスタート。

夜になっても色々切りが良くなかったですが、無理に続けても効率が落ちるので『や~めた』でスパッと終了。笑

そのかわり、今日も朝早めに始めました。

その甲斐有ってか?、預かりのFDも無事に完成。デスクワークも進みました。

1日単位でもリフレッシュ大事ですね。


みなさん、ご存知の通り?、リアルテックは作業者が僕一人ですべておこなってますので、いっぺんに多くの作業をこなすことが出来ませんで、大きいお預かり作業の納期が長く掛かってしまうこともしばしば。

でも、1台1台しっかり完璧に仕上げたいので、皆様にはご迷惑おかけしますが、よろしくお願いします。

今年も暖かくなってジャブジャブ交換作業が増えている、ニューテック超高性能クーラント・ZZ-91R!
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先日のTC1000デモカーテストでも使用しましたが、冷却系ノーマルのエイトにこのクーラントだけ入れただけで、
ほとんどクーリング入れず一日走破できました。(気温23度でピーク101℃)

さすがに夏の気温30度オーバーではクーリングなしとはいきませんが、クーリングラップは他のクーラントと比べて圧倒的に少なくて済みます。
例えば、クーリングに2周掛かってたところが1周で十分下がります。

受熱・放熱の熱交換性能が高いので、交換作業の帰り道でもすぐ分かるぐらいホントよく冷えます。


さらに冷える以外の効果としては、

防錆性能が優れるどころではなく、超優れてます。ウォータージャケットの弱いFC・FDにはホントもってこい。
水喰い防止になります。

ウォーターポンプの潤滑も出来、クーラントの素材自体の抵抗も少ないので、ポンプ損失の低減にもなります。
要は、パワーロスが少ないってこと。

循環すればするほどウォータージャケット内の洗浄機能もあるので、ウォーターラインが綺麗になっていきます。

メーカー的には1年交換となってますが、実際は2年交換で十分です。(レースユースのみ1年)

だいたいのクーラントは使用期間が長くなると、錆が出やすくなったりしますが、このZZ-91Rは錆などの腐食が出やすくなるということはありませんので、ストリートユースでも十分に使う価値が有ると思います。

エンジンを大切にしたい人には超おススメです。

すべてが超高性能なこのクーラント。

暑い夏に使わない手はないでしょう。

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