ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

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2014年03月

昨日はTC1000でタイムアタック&テスト走行をしてきました。
ドライバーは、マツダマイスターでスーパースターの谷川達也選手です。
 
早速結果から言うと、
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39秒911が出まして、TC1000のRX-8ラジアルタイヤレコードタイムを更新しました!!!
今までのレコードタイムが、39秒930だったので、ギリギリな感じですが、更新は更新。
 
これで、TC2000、富士ショートコースに続き、3冠目です。
 
今回は、筑波のファミリー走行枠での走行で、
予定では朝一9時からの2枠連続で気温の条件が一番いいところに集中し、アタック。
その後、必要に応じて今後のセットアップ作業という風にしました。
 
予定通り、9時からスタートしましたが、コース上は満員…。
みんな考えることは一緒です。笑
 
クリアラップがとれないと嘆いても仕方ないので、最初からガンガンに行ってもらいました。
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谷川選手、TC1000は4年ぶりで「1コーナーはシフトダウンするんだっけ?」とか言いつつも、
コースイン3周目には40秒2とか出しちゃうし。
さすがプロ!
 
クリアラップがまったくとれない中、40秒0とか寸止めを連続しながら一度ピットイン。
リアダンパーの減衰とエアをアジャストして再コースイン。
 
そして、アタック1発目で出たのが、上記のレコードタイム。
 
1枠目が終了時にはガス欠症状が出たので、速効ガス給油して、ダンパー減衰変更して、2枠目のアタック。
39秒代は出てましたが、気温もぐんぐん上がってきて、タイム更新ならず。
 
ここで、タイムアタックは終了にしました。
 
最初はSタイヤでのアタックもしようと思ってましたが、コース状況や気温を考えて中止しました。
 
その後は、リアのトラクションアップのためのテスト走行に当てて、アライメントやら車高やらウィングやらいろいろな組み合わせを試してみました。
 
最後に走った枠では気温が16度ぐらい。
その状態でコンスタントに40秒1とかで走れてたので、最初の状態よりだいぶ良いセッティングになりました。
 
 
 
 
とりあえず、これで、今シーズンの全てのタイムアタックが終了です。
 
今シーズンはRX-8の可能性を追求したくて、本気でタイムアタックしてきた結果、アタックした3つ全部のコースでRX-8・ナンバー付き・ラジアルタイヤでのレコードタイムを更新出来ました。
 
それに、走る度に後退することなく全てタイム更新してましたので、シーズン中の車の完成度も徐々に上げることができたと思います。
 
これもご協力いただいた、NUTECジャパン様、スピリット・パフォーマンス様、制動屋様など関係各社の皆さま、さらにドライバーで乗っていただいた谷川さん、大井さん、加藤さんのおかげです。
 
誠にありがとうございます。
 
来シーズンに向けて、色々と課題もあるので、暖かい時期にアップデートして、タイム更新目指して頑張ります。

明日は急遽TC1000を走ります。
 
ということで、土曜日に富士SCを走ったままだったので、点検だけしました。
なぜかコンプレッションを測ったらスゴイ高かったり。笑
まあ、理由は分かりますがね。
 
今回はちょうど良いライセンス走行枠があって、気温などを考えると、TC1000は今シーズン最初で最後のアタックです。
ドライバーはもちろん、スーパースター谷川達也選手です。
 
昼には気温が上がっちゃうみたいなので、9時からの一枠目で一発勝負!
 
ラジアルレコードタイムである39秒9を切りたいと思います。
 
しかし、なぜかSタイヤも積んでしまったり…。笑
 
 
一発勝負×2が終わったら、セッティングを色々試してみて、今までのTC2000で詰めてきたセッティングとの整合性などデータを取りたいと思います。
 
何気にデモカーでTC1000走るは1年ぶり。セッティングするのは2年ぶり。
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こうご期待!

昨日は富士スピードウェイ・ショートコースで行われた毒蝮会/小富士でベストを更新し隊・走行会に参加してきました。
参加車種はRX-8がメインですが、レシプロ車の参加も多く、さらにプロドライバーの谷川達也選手・ターザン山田選手の両スーパースターを講師陣に迎えた豪華な走行会。
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天気も気温もいい感じで、タイムを出すにはベストな状態で、みなさんベストタイムを更新してました。
 
そんな中、主催者様の粋な計らいでウチのRX-8も、朝一と最後の枠を使わせてもらってアタックしました。
 
ドライバーは、もちろん谷川選手です。
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ちなみに今回ショートコースは3回目。
1回目は取材インプレ、2回目は雨。
なので、まともなアタックは今回が初めてです。
 
 
朝一1本目の枠は、33秒625でレコード更新も、一番のライバル(笑)であるエイトリアンさんに100分2秒負けの2番手…。
 
くぅ~~~。
 
そのままでは悔しいので、ちょいとセッティングを変えて挑んだ最後の2本目。
 
走行5周目に33秒415が出てタイム更新!
よしよしよし。
 
その後33秒5あたりが何度か出た後、ピットイン。
オーバーステアが強めに出てたので、ショックの減衰を変更してラストアタック。
 
ピットアウトして2周目にベストタイム33秒368が出て、富士ショートコース・RX-8ラジアルタイヤでの正真正銘レコードタイムが出ました。
筑波サーキット・コース2000に続いて、富士ショートコースでもレコードタイム樹立できました。
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やったね!
 
タイムが出た周はオーバーも消えてニュートラルな感じだったようで1発アタックが決まりました。
富士ショートコースを走らせる機会がありませんので、筑波のセッティングそのままで挑みました。
なので、なかなか合わないところも多いんですよね。
 
でもパワーは出てるんで、ノーマルエンジンに比べると、ギアはそこそこ合うようです。
インフィールドも3速でいけてるみたいですしね。
 
足のセッティングできれば、32秒代もみえるのかな~。
 
来年の同じタイミングでまた開催予定だそうなので、32秒代はその時のお楽しみにします。
 
走行会主催のPeriさん始め毒蝮会の皆さん、谷川さん・山田さんの両スーパースター、参加のみなさん、一日お疲れさまでした&ありがとうございました。
 
 
さて、今シーズンはまだ筑波1000でのアタックしてないので、この勢いで近々やろうかなと思ってます。
 
こっちでもレコード更新して、今シーズンを締めくくりたいですね。
 

今日は、シール以外のクリアランス調整。
 
先ずは、ローター幅とローターハウジングの幅の差(⊿R)の調整です。
 
ローターはユーズドを使うので、その幅に合うローターハウジングを選定します。
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ローターハウジングは高価なんで、2セット在庫するぐらいが限界ですが苦笑、
2セット分もあれば、ピッタリなものが選べます。
 
エイトは前後ローターハウジングが共通なので、楽々です。
 
次に、メタルクリアランス。
軸受のオイルクリアランスですね。
 
エキセンも再利用なので、エキセンの外径に合うベアリングを選びます。
 
元々のベアリングはローター・メインともに焼き付き初期な感じで、危ういところでした。
これ以上すすむと全損…。
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画像だと分かりずらいですが…。
 
軸受はオイルでしか保護できないので、オイルの潤滑・油膜保持性能がはっきり出ます。
ちゃんとしたオイルじゃ無かったり、ライフを超えた状態で使うとこうなります。
 
内径を測ると、もちろん限度値を大きく超えてます。
新しいベアリングに入れ替えて、バッチリメタルクリアランスも合わせました。
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さて、明日は富士ショートコースで行われるの毒蝮走行会に行ってきます。
天気も気温もよさそうなので、ベストタイムが期待できそうです。
 
ウチの走る枠はありますのでデモカーの準備もしっかりして挑みますが、基本的にはユーザーさんのフォローがメインです。
 
ということで、明日は臨時休業となります。

今日もエンジンOHを進めてます。
 
ローターにあれだけカーボンが付いてたんだからもちろんこっちにも、
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大量にへばりついてます!苦笑
 
EXポートの元の大きさの1/4は埋まってますな。
 
スタンダードパワーのEXポートより小さいんじゃ…。汗
 
これでもポートタイミング自体は変わらないんですが、こりゃパワーも出ませんね。
こうさせないためにも、ガソリンやオイルをちゃんとしたものを使って、日ごろの点火系のメンテをしっかり行いましょう。
 
 
今回は、サイドポート拡大加工しますので、一緒にカーボンが溜まらないように対策もします。
 
 
 

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