ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2013年06月

ランド加工に出していたRX-8のローターが戻ってきました。
イメージ 1

ローターランド加工は高回転時にローター頂点がサイドハウジングにヒットして、ローター及びシールにダメージが出るのを防ぐためにローターの頂点付近を削ります。

旋盤があれば自分でちょいちょいとやってしまうのですが、ウチには旋盤が無いので、削る位置・深さなどなどをこちらで細かく指定して加工してもらってます。

旋盤欲しいけど、ローターくわえられるくらいの大きさだと、置く場所無いんですよね~。

現在エンジン慣らし中のRX-8デモカーですが、昨日の休みを使って距離を延ばしてきました。

そしてちょうど1000キロ走ったので、エンジンオイル交換とコンプレッションチェック。

コンプレッションは、だいぶ上がってきました。
組んだ直後と比べると、約1キロぐらい上がってます。

今回はテストエンジンなので、ハウジングもローターも全て中古の寄せ集めで、限度値内には入っているものの摩耗もそこそこ進んでるしたやつです。

それにポートを拡大加工してるので、コンプレッションの絶対値は見込めませんが、今のところ8キロ半ばから9キロ弱ぐらいまで上がってきてます。

8キロそこそこいけばいいかな~ぐらいに思っていたので、かなり上等です。

前後差も0.1まで無いので、アイドリングもピタッと安定してます。
うん、いい感じ。

さらに距離を稼いでもっとコンプレッション上げちゃいます!

RX-8後期のサイドポート加工エンジンの作業を進めています。

ご来店作業もやりつつ昨日今日で、各部測定と、メタルクリアランス調整、ポート加工準備まで。

ローターはきれいに洗浄して、検品。
OK。

ローターハウジングは新品なので、使用するローター幅から、それに合うハウジングをチョイスし、マーキング。

ローターのベアリングとステーショナリギアのメインベアリングを打ち替えて、エキセンのジャーナル部分とのメタルクリアランスの調整しました。


サイド/インタメ・ハウジングは平面度、摩耗を全て測定し、これもOK。
イメージ 1


ハウジングはポートの加工形状をけがいて、その状態で一度ハウジング全てを仮組して、インマニを取り付け、位置出し。
インマニとハウジングの段付き部分をけがきます。

さらに仮組したハウジングをばらし、フロント・リアのサイドハウジングだけにしてインマニを取り付け、オグジュアリーインサートポートの開閉位置のマーキング。
そして、インマニ単体をばらしてインサートポートを取外し、ポート加工となります。

これで加工前のマーキングが完了です。
イメージ 2

各部けがくだけでも結構な時間がかかります。

RX-8後期のエンジンOH開始。
イメージ 1

ポートもビンビンに拡大加工します。笑

今日はハウジング、ローター、エキセンなど主要部分の測定前簡易洗浄まで。
イメージ 2

リアルテックでのRX-8後期のOHは初めてです。

ローターやシール、ポートタイミングなどの基本構成は前期と一緒ですが、オイル経路だけが今までのロータリーとはまったく異なり、おもしろいですね。
イメージ 3

各部すごくかっこいい作りになってます!


RX-8・RX-7用の純正交換カーボン・クラッチディスクをテスト中です。
イメージ 1
 
純正クラッチカバーや純正フライホイール・純正クラッチ用軽量フライホイール(マツダスピードやオートエクゼ製など)に使用できます。

スッパスパ、クラッチ切れます!

ダンパー有りと無し、両方有って、
街乗りの快適性を損ないたくない場合はダンパー付き、
さらに切れの速さ・軽さを追求したダンパー無し
という感じで選択できます。

RX-8デモカーにはダンパー無し、FDデモカーにダンパー有りを装着して試してます。

↑このページのトップヘ