ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

RTオイルをご検討の方はこちらをお読みください

よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

エンジンオイル交換時のオイル使用量
http://realtech.livedoor.blog/archives/16377797.html

2010年11月

今日は良く効くラムエアダクトの付いたエイトのセッティングをしてました。
ホントに良く効くので、下から上までほとんどの領域を書き直し。
時間がかかる~。
時間を掛けたおかげで、いいデータができました。
これ、結構キタ!
最初に比べると綺麗に回るようになりました!

で、最近良く聞く(?)『フィードバック』。
特にROMチューンでセッティングをしていくと、こいつがアレになってきます。

フィードバックとは…、
走行状態に対し、あらかじめ各回転・負荷ごとに設定しておいた空燃比にコンピュータがあわせてくれること。
もっと条件はあるが、簡単にはこんなこと。
こう聞くと便利な機能です。


しか~し!
RX-8の純正データでは、ほとんどの走行時間にはフィードバックがかかってますが、ほとんどの場所にはフィードバックなんちゃあ~かけてません。(テストには出ませんがここ重要)
場所とは領域とかいいますかね。

ということは…、

皆さん、いいたいことはわかりますかね~。


今日はそのフィードバックをある条件の時にうまいこと使えるか色々やってみました。逆手にとってやりましたよ。
う~ん、もうちょっと研究が必要だ。
でも使えそう。

当たり前だが、この辺りも純正はうまく作ってある。
よって、これを巧く使わない手はないよね!

RX-8など、CAN通信車両で診断コネクターからコンピュータの信号を取って表示するタイプのメーターがありますね。

アレに、吸入空気量っていう項目があります。

要は、今エンジンがどのくらい空気を吸っているかということ。

エアフロで測っています。

エンジンは、どれだけ空気を取り込むかでパワーが変わってきますから、この表示を見るとパワーが出てる出てないが簡易的に分かったりします。

例えば、マフラーやエアクリ、エキマニ交換前後で比べてみたりね。
ちゃんと効果があったか確認ができますよ。

エイトはNAですから、この数値は結構使えます。
パワーはここの数値で決まるといっても過言ではありません。
経験上、3g変わるとシャシ台での測定数値で、はっきりと変化が出てきます。10g変わったら10馬力以上は変わります。


もし、パーツを変えても空気量が変わってなかったら…、

その時は気持ちを切り換えましょう!笑


ちなみに…、
リアルテックでは、リアライズのセッティング時に吸入空気量もデータロギングして確認してセッティングしてます。
というか全部のセンサーデータ撮ってますがね~。

一昨日の強風でウチのデカイ木々から落ちた葉っぱでガレージ廻りがすごいことに。

昨日敏腕さんが掃いて所々に集めておいたのを朝から集めましたよ。

その量、ドラム缶1本分!

それでも全部じゃないのです。
まだまだあります。

これも紅葉のシーズン的なもの。

仕方がありませんね~。
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この前作業したRX-8。

入庫した時からアイドリングが高く、1000~1500rpmでハンチングしてます。

そしてクラッチを切ると、通常のアイドル回転に戻る。

そんな症状が出たり出なかったり。

温間時も冷間時も関係なくでます。

診断機でエラーを拾ってもなんも出ません。

???

先ずは、クラッチON・OFFで症状が変わるのでクラッチスイッチをデモカーから拝借して交換。

全く変わらない。

となると、スロットルかアクセルセンサー。
でも、IDSで電圧ロギングしても異常ないんだけどなあ~と思いつつ、スロットル関連のトラブルの可能性もあるので、点検でスロットル周りをばらしたら…、

スロットル前のダクトのホースバンド締まってないじゃん!
エアクリ外したら一緒に取れました…。
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この辺りを前に作業した誰かが締め忘れたようです。

スロットル本体を見てみるとブローバイが流れてた跡有。
エア吸ってたな。

まあ、バラしたついでなので軽くスロットル洗浄(本気できれいにしちゃいけませんのよ)して、ちゃんと組み立てなおして症状を確認。
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アイドル回転正常・ハンチングなんて全くでなくなりました。


いや~、RX-8にもとうとうこの時がやってきたか!

こういう風に、締め忘れ・付け間違いなど人的理由の修理が一番時間がかかります。

まさに間違い捜し!

RX-8も発売されてもう7年。
いろいろな人の手が入っているクルマも多くなっていますので、こういうことが増えてくるでしょうね。

なので、修理する時は今までの作業履歴を細かく聞くようにしています。

皆さん何をしたかメモしておくと、トラブルがあった時、解決へ近道になるかもしれませんよ。

今日も朝からリアライズ・マスターの取付です。
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ありがたいことに、最近徐々に増えてきました。

今のところ、前期のオーダーが多いですが、後期もバリバリOKでっす!

安心の現車セッティングが全車コミコミですよ、奥さん!

出足のもたつきがなくなった、
高回転が伸びる、
最高速が上がった、

と好評で~す。

http:// real-te ch.jp/o riginal .html

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