久しぶりのブログ更新になります。汗
9月も一瞬で過ぎ去りまして、気がついたらもう10月。
作業がいっぱいでたくさんの方に作業をお持ちいただいております。
予約いただいたみなさんの作業は、漏らさず・忘れずしっかり入っております。
順番にやっておりますので、すみませんがもうしばらくお待ちください。
さて、9月は週末に当日メンテ作業、平日はお預かり車の作業で、車検も多かったですが、それ以外はずっとエンジン作業を進めてました。
1型FDの方は現在部品待ちで作業がストップしてしまったので、RX-8サイドポートエンジンの方を一気に進めて、9月中にエンジン始動完了!
このローターハウジングの中からローターの幅に合うハウジングをチョイス。
オーバーヒートしてたので、全てのハウジングを新品使用。
現在サイドハウジングは長期欠品中なので、失敗できない…
ポート加工前に全ハウジングとインマニを仮組みして罫書きます。
今回も失敗せずにサイドポート拡大加工出来ました。
ローターメタルクリアランス調整に、
メインメタルのクリアランス調整。
2点測定・3点測定ともに気に入った数値になるようにあわせるのには結構な労力と根気が必要です笑
今回から初導入の、定圧測定デジタルマイクロメーター!
コーナーシール外径測定にのみ使用するのにはかなり高額な測定器でしたが、これもこだわりなので笑
一定に安定して素早く測れる様になりました。最高!
調整したガスシール(アペックスシール・コーナーシール・サイドシール)は全てシール溝位置をマーキングして専用ケースに収納してます。
ちなみに、シールやハウジング、メタルなどのクリアランス調整時は、ずっと室温を20℃にして行っているので、作業中は長袖、インナーにヒートテック着用です。
シール類・スプリング類は全て新品交換。
この状態からちゃんとパワーが出ますようにとお祈りしながらリアサイドハウジングを載せます。
エキセン内に入るサーモペレットは、整備書どおりに点検するとロッドの伸びる長さは基準値以上に伸びるので問題なしの場合が多いです。
がしかし、新品と並べて温めるとロッドの伸びる速さ・レスポンスがぜんぜん違うので、うちでは必ず新品交換します。
こいつの作動で油圧が変わります。
自分が作ったエンジンの印は、このオレンジマーキング。
20年変わらない印です。
リアルテックの美しすぎるエキマニも取付。これが在庫ラスト。
次の製作時期は未定です。
エンジン載せる前にエンジンルーム内を洗浄して、手の入るところはコーティングも掛けました。
ここからアイドリングで初期慣らししながら、オイル漏れ・水漏れなど不具合がでないか確認していきます。
そして、問題なければ、タワーバー取り付け・配線まとめたりなど細かいところの仕上げと車検を通せば完成です。