RX-8も発売から19年ほど経ち、うちに入庫する車両の走行距離も10万・15万kmオーバー、多い人だと20万kmオーバーと、みなさんのエイトも距離が進んできました。
もう一桁万kmのエイトはまあまあ少ない。
エイトは、良く走る良いクルマだ。笑

クルマも機械ですから、距離が進めばそれなりに壊れたり調子が悪くなってきたりするところが出てくるもの。
そりゃ仕方有りません。

ここ最近、リアルテックで流行り(?)なのは、RX-8のスロットルボディ交換。
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モーターでスロットルバルブを開閉する電子スロットルなので、冷間時のアイドルアップ、通常アイドリングから全開走行、DSCのトラクション制御、スピードリミッターなど走行状態にあわせてエンジンに送る吸入空気量の制御を担っているのがこのスロットルボディです。
レネシスのエンジン制御において重要なパーツのひとつ。

距離が進んだエイトでよく起こるトラブル、
例えばバッテリーリセットやコンピュータ書換えしてスロットルポジションの学習がリセットされた時に、正常にアイドリングせずにエンストしてしまう時は、スロットルの内壁の掃除やシャフト部分の潤滑でエンスト解消ってのがほとんどです。
しかし、それでもアイドリングがピシッと安定しないのも有りました。

スロットルボディ内に入ってるスロットルポジションセンサーやアクチュエータ(モーター)が壊れエラーが出るってことはこれまでほぼなかったんで、スロットルボディを交換することは少なかったんですが、
エンジン圧縮圧力に問題ないのに微妙にアイドリング回転の安定感が掛けるとかの場合は、交換すると結構安定感が増したりします。
それだけでなく、始動性が良くなったり、アクセルのツキがよくなった車両も有りました。

じゃあ、スロットルボディは何万キロでダメになりますか?って聞かれると、それぞれでまちまちなんで答えられませんが、走行距離が10万キロを超えて気になるって場合は、作業も簡単なので思い切って交換してもいいかなと思います。