ロータリーエンジン研究所・REAL-TECHのRE的ブログ

茨城県下妻市にあるロータリーエンジン専門店『REAL-TECH』(リアルテック)のロータリーエンジンに特化したRE的ブログです。 RX-7・RX-8など、マツダ・ロータリーエンジン搭載車のメンテナンスやチューニング、セッティングが本業ですが、代表のハマグチは、『ロータリーエンジン研究家』としても活動しており、ロータリーエンジンの過去・現在・未来について日々研究しており、各媒体にRE関連記事の寄稿もしています。 また、RX-7やRX-8のデモカーを用いてロータリーエンジンの高効率の追求も行っており、REのパフォーマンスを高めるためのパーツ・専用オイルなども製作しています。 このブログでは、日々のリアルテックでの作業や、ロータリーエンジンやRX-7・RX-8などのRE車のウンチクも書いてます。

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よく聞かれる おすすめのRTオイル
http://realtech.livedoor.blog/archives/6537489.html

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よろしくお願いします。

リアルテック 浜口

11月も多くのオイル注文や作業で、忙しく過ごしています。

10月から予約休止しているリアルチェックも、9月末までの予約分がようやくあと数件になってるので、これからはお預かりの車両にしっかり取り掛かれるかなって状況です。


さて話は変わって。
RX-8が発売されて18年以上経ってますが、ある専用ツールをこの度いよいよ(やっと?)導入しました。


それがこれ!↓↓↓
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ただのボルトじゃん!
って思うなかれ。

このボルト…、もとい専用ツールはここに使います。↓↓↓
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トランスミッションとデフを繋ぐ、パワープラントフレーム(PPF)の高さ調整用専用ツールです。

整備書に記載されているPPFの取り付け方法は、
その1.ミッションをミッションジャッキで上げて、クロスメンバーとPPFの距離を55-57mmにして保持して、ナットをしめ取り付ける。
その2.首下55mmのボルトをトンネルクロスメンバーのネジ穴に締めきってPPFを支えて、取り付けナットを締め付ける。
のどちらかでやるようになってます。

ボルト自体は専用じゃなくてもいいんですが、この専用ボルトのいいところは、先端が球状になっているためPPFに傷がつきづらくなっているところ。
普通のボルトだと12mmくらいの円傷ができちゃうからね。
さすが純正専用品!

で、うまいことできてるなあと思ったのは、このボルトで支えると、エンジンマウントも伸びてエンジンが持ち上がっちゃって、なんかPPFちょっと高すぎない?って思うんですが、
いざボルトを外すと、エンジンマウントが落ちてちょうど良い高さになるんですよね。
さすが純正専用品!
(ちなみに支えを外した後のクロスメンバーとPPFの距離は48mm~56mmが基準値。)


正直な話、これまで多数のRX-8をみてきた中で、クラッチ交換などでPPFを脱着した履歴のあるRX-8の場合、半数くらいは正しい高さでPPFが取り付けられてません。
低くなってることが多いかな。
PPFを採用しているほかの車種、ロードスターは触れないのでわからないけど、
FDの場合は下から支えなくても取り付けナットを締めれば正しい高さになりますが、RX-8はそうはいきません。
(そのかわりFDは左右の位置を調整する必要が有りますがね)

低く取り付けられている場合はクロスメンバーと干渉してガタガタ異音がしてたり、シフトレバーの位置が異様に低かったり。
それでも走行には直接関係ないからそのままでも走れますが、無駄にガタガタいってたらかっこよくはないからね。

うちは今までクロスメンバーとPPFの高さを測って合わせていたので、このボルトがなくても正しい位置で取り付けられてましたから、専用ボルトが必要ないっちゃないけど、
もう純正工具もだいたい揃っちゃって買う工具も少なくなってしまったし、純正工具マニアなのでちゃんと揃えておかないとね。
たまたま整備書見てたらちょっと気になったので今更ながら買ってみたって感じです。

純正ではこんな専用品があって、こういう風に付けるんだよ~的なネタとして受け取ってください笑

前にも書いたかも知れませんが、ここ最近多い事例なので啓蒙も兼ねてまた書きます。


リアルテックでは、熱心にサーキットを走るRX-8のメンテナンスを数多く行なっておりますが、
サーキット走行の数が多い車両でここ何年かで頻発しているのが、

ノーマルスパークプラグ(リーディング側)の外側電極飛び。
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画像の赤丸のようにリーディング側の外側電極が取れてます。
非常に小さい欠片なので、飛んでいってもエンジンが壊れるや、圧縮圧力が下がるということは幸いなことに今のところありません。

正常なもの右 と 外側電極飛んでるもの 左 の比較
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ウチの場合は、使い方などいろいろなことを考慮して、サーキットでもノーマルプラグを使うことがほとんどです。
昔はノーマルプラグでサーキットを走りまくってもこんなことはまったくなかったんですが、令和になってからこの事例が多くなっているように感じます。
外側電極が飛んじゃうと、中心電極との火花ギャップが広くなってしまうので、失火の原因になってしまいます。
失火すると、パワーが出なくなるわ、最悪エンジン破損にも繋がりかねません。

ただ厄介なことに、オーナーさん全員、プラグがこうなっててもまったく気付きません。
すべてが点検かプラグ交換の際に発見する感じです。

ただ、数多くのRX-8を診ている自分からすると、微妙にアイドリングがおかしいし、点火のテスターを当てると、微妙に2次電圧が正常と違いますので、『ちょっとこのプラグ、怪しいな』とは感じます。

以前は、サーキット走る頻度が多い場合は、1万kmくらいでプラグを交換してくださいといってました。
しかし、こうも電極飛び連発すると、そうも言っていられません。

スパークプラグの使用距離は関係なく、サーキットを年間10回以上走る人、かつ一回サーキットに行くと、合計1時間くらいは走っちゃうって人は、年1回は交換したほうがいいかもしれません。
しかし、データ数が揃ってないので、この目安もウチ的に暫定です。

なので、ここで絶対にタイムを出したいという時の前には交換、もしくは外して外側電極の有無・ギャップの広さの点検を強くお勧めします。
外側電極飛びは外れかかっているプラグを見た感じだと、内側(中心電極側)からめくれるように外れるのでギャップが広がっているイコール外側電極が外れかかっているとみていいと思います。


ちなみに、RX-8のノーマルスパークプラグは十字スリットがある以外、レーシングプラグと同じ外側電極形状です。
最初はノーマル・レーシング同形状だし、ノーマルにしても7番でも8番でも電極飛ぶのは変わらないから、レーシングプラグを使っても電極飛びの面では対策にならないかなと思ったんですが、
改めてふたつをよく見比べてみると、

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20211008_175439
20211008_175449

アップで見るとよく分かると思いますが、レーシングプラグのほうが強固に外側電極が取り付けられています。
これならば、外側電極飛びには強いと思います。

もし、外側電極飛びが絶対に嫌だって人は、レーシングプラグを選択してください。

ただし、レーシングプラグは熱価が9番と10番しかなく(ノーマルは6~8番)、
ストリートでは、高熱価と十字スリットがない分、くすぶりやすくカーボンもたまりやすいので、そのあたりも考慮して自分の使い方にあったプラグを選択をしてください。

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